トレンドを取り入れつつ大人の魅力がにじみ出ていて、そして何よりメイクを楽しんでいる! 神崎恵さんの方法論を知れば、今とこれから先のメイクの指針が見えてくる。
若いコの真似はやめて!お手本にすべきは同世代&年上
「SNSなどに上がるトレンドのメイクを真似している人はきっと多いはず。でも、バイラ世代と若いアイドルとでは肌の質感も顔立ちも違うから、下の世代の流行メイクをそのまま取り入れると、バランスが悪く見えてしまうことも」(神崎恵さん、以下同)。
自分と同世代か少し年上で素敵だなと思う人を見つけて倣うことが、年齢を重ねても、違和感なくメイクをアップデートしていくコツ。

カラーレスメイクと美肌で大人の顔は決まります!
メイク、ヘア…海外ドラマは発想の宝庫
「海外ドラマが好きで、メイクやヘアもチェックしています」。特に観察しているのが肌づくりで、韓国や台湾の俳優のベースメイクはいいヒントに。
「リアルでは、同じ業界の先輩たちのこともひそかに見ています。メイクや肌の抑えるところとアクセルを踏むところのバランスのとり方、雰囲気のつくり方などを参考にしています」

(左)Mydaily/アフロ (右)Abaca/アフロ
注目しているのは韓国俳優、イ・ヨンエ(左)のムチッとした肌、ソン・ヘギョ(右)のハンサムなメイクバランス
大人の顔に寄り添うのは薄づき肌とヌードメイク
「メイクでいちばん大事なのは、キャンバスである肌。また、私が参考にしている人たちを見ていると、顔の上の色が、ヌーディ。そういう引き算のメイクを知っておくのもセンスだと思います」。
年齢による変化とつきあいながら、ずっとメイクを楽しみたいなら、今こそ肌づくりとヌードメイクをマスターしたい。
ビスチェ¥49500/ユナイテッドアローズ 原宿本店(インク) シャツ¥28600・パンツ¥33000(ロエフ)/エイチ ビューティー&ユース 靴¥84700/ラディモ・インク(ジアボルギーニ)
モデル・メイク/神崎 恵 撮影/三瓶康友 ヘア/工藤由佳〈Un ami〉 スタイリスト/石関靖子 取材・原文/入江信子 構成/中島 彩 ※BAILA2024年7月号掲載