おしゃれな大人のセンスはディテールにこそあらわれるもの。気持ちが上向くことで、周りにも“なんかいいね”って思われる。だからこそメイクで、日常に心高鳴る魔法をかけよう! 今回は「元気を出したい日のメイク」をヘア&メイクアップ アーティスト 林由香里さんが提案。
元気を出したい日のさりげなピンクラメ
「気分が上がらない日はやっぱりキラキラの力を借りるのがいちばん!」と林さん。「大粒ラメを上下まぶたに盛るんです。大人だけどいいのかな……なんて遠慮は無用。くすんだ淡いピンクをベースに選べば、肌に溶け込むようになじんで自然な輝きを楽しめるはずです。もちろん顔全体の足し引きは必要。目もとと頰に光をのせたら、唇はナチュラルに抑えて調整を」(林由香里さん)
使ったのはこれ!
《A》ソフトなくすみピンクトーン。Laka フォーエバー6アイパレット 03 ¥2970/アリエルトレーディング
《B》青みのあるラベンダーピンクの光を放つハイライター。キャンメイク グロウフルールチークス(ブレンドタイプ) B03 ¥880/井田ラボラトリーズ
《C》むっちりとしたツヤと膜感が生まれるモダンなベージュリップ。デューイーメルト リップカラー 01 ¥4180(セット価格)/RMK Division
メイクのプロセス
《1》Aのa+bをアイホールにのせcを重ねたら、下まぶたの目尻~3分の2にbを。dのラメを上まぶたの目尻側と黒目下にのせる。
《2》チークもラベンダーパールでツヤ感を底上げ。B全色をブラシで混ぜるようにとり、目頭の下の頰高めに小さくのせて。
《3》キラキラが効いている分、リップは落ち着きのあるヌードベージュに。Cで輪郭をきっちりとり、山はシャープに描いて。
カットソー¥27500/キャバン 丸の内店(キャバン) パンツ¥27500/ボウルズ(ハイク) イヤリング¥71500/ヴァンドーム青山本店(ヴァンドーム青山)
ヘア&メイクアップ アーティスト 林由香里さんが語る。大人が髪とメイクに“ひと手間かける”必要性
ヘア&メイクアップ アーティスト
林由香里
ファッションまで熟慮した上で生み出される、トレンドをほどよく取り入れたヘア&メイクを得意とするマルチプレイヤー。パッと見のクールな印象と実はお茶目なキャラのギャップも魅力。
「働くバイラ世代にとって、髪やメイクに頑張った感は必要ないけれど、きちんと感の中にポジティブさは欲しいもの。それには“ひと手間をかけること”が重要なんです。メイクなら定番メイクを持つことももちろん素敵ですが、それだけじゃつまらない。いつもと違うプラスワンが気持ちを上げてくれるアクセントになります。ぜひそんな“ひと手間”で毎日をもっとハッピーに楽しんでみてください」
撮影/大塚三鈴 ヘア&メイク/林由香里 スタイリスト/大谷玲奈 モデル/森絵梨佳 取材・原文/森山和子 ※BAILA2024年7月号掲載