約8年続いた河北裕介さん×百々千晴さんの連載も今回で最後。だからこそ、二人をもっと深掘り! 20年以上、第一線で活躍し続ける二人のプライベートやマインドに迫ります。今回は、二人にとって思い出深い撮影やお互いの関係性について。

「もう20年以上のつきあいだけどブレないセンスのよさはさすが!」河北裕介さん
「何事にも興味を持って追求し続ける姿にリスペクト!」百々千晴さん
二人にとって思い出深い撮影は?
百々:良くも悪くも家族みたいな存在だし、毎回お互いに全力だから、思い出の撮影はないかも。
河北:この連載に関しても、誰が特別っていうのはないよね。何より毎回、その人をきれいに見せることに対しては誠実に向き合ったと思う。
百々:お互いにせっかちだから、いかにスムーズに、段取りよく撮影を進めるか考えてる(笑)。
河北:俺たちの仕事は、一歩先を読むことが大事だからね。
お互いのことをどう思っていますか?
百々:生粋のアニキ肌だよね。というか、世話焼きおばちゃん的な? ものすごーくお世話になっていて、そこに甘えていますね。
河北:何も世話はしてないけど、百々のことは信頼しているし、リスペクトしてる! 服のセンスはもちろん、現場を明るくしてくれる百々にしかない雰囲気がある。
百々:え、ありがとう! 私も同じくリスペクトしていますよ。ただ独り身だから、老後は心配かな(笑)。
連載スタートから約8年で河北さんがさらに小顔になったとの噂!その真相は?
百々:この8年前の写真も、もうメンテ入り始めている頃じゃない?
河北:そうそう。太りすぎて腰痛めたのをきっかけにダイエットをして、20kg近く痩せたあとね。肩まわりが痩せて、かえって顔のデカさが目立つようになったんだよ。そこから、肩をつくる筋トレやマッサージを研究して今になったって感じ。
百々:本当にストイックの極み! 興味をもつことと努力を続けることって大事だなって河北さん見てて思うよ。

2017年8月号の二人
河北さんが百々さんをメイクするならどんな雰囲気に仕上げますか?

河北:百々はね〜、結構そのままでもムードがあってカッコいいんだよね。
百々:もう何度も仕事でメイクしてもらってるから、あまり新鮮みがないよね。
河北:そうなのよ。まぁいつもどおり、ファッションからメイクを組み立てていこう。今回はグレーのニット×ピンクのパンツから考えて、大人のピンクメイクに。
百々:ピンクは新鮮。
河北:とはいえ、大人にピンクを使うとなると、トゥーマッチにならないよう、ピンクにベージュを混ぜるのがコツ。アイシャドウやリップも、薄っすらピンクの気配的な。
百々:なるほど〜。

バイラ世代のときに「しておいてよかった」と思うことはありますか?
百々:よくジュエリーやハイブラのバッグとかを、“●歳になったら買おう”と思っている人も多いと思うけど、先延ばしにせず、欲しいなら今買ったほうがいいと思う。憧れのままにするのではなく、自分をそこのステージに早々に持っていっちゃう。資産価値が上がった今、ゴールドとか買っといてよかったって思うもん。
河北:何事も、即行動したほうがいいよね。そういった意味では、運動はしといた者勝ち。まったく運動していない人が筋肉を呼び覚ますのって数年かかるのよ。人生100年時代の今、老後も健康に過ごしたいのであれば、体が資本だからね。
百々さんのスタイリングに“欠かせないもの”といえば?
百々:服はあくまでも要素の一部でしかないから、出しゃばらず、その人自身が輝くことを大事にしているかな。
河北:それって、昔も今も変わらないよね。そこがブレないのがいいなって思うもん。
百々:トレンドも“流行っているから着る”って感じにしてほしくないんだよね。常にアンテナを張っておくことは大事だけど、そこに振り回されないように。自分の“ときめき”や“好き”と思う感覚を大切に!
“河北メイク”で大事にしていることをあらためて教えてください!
河北:百々のスタイリングの話に通じるんだけど、メイクが前に出るのではなく、その人“らしさ”を引き出すことかな。
百々:わかる。河北さんのメイクって、言葉では言い表せないムードが出るんだよね。多分、その人にフィットしているからこそだと思う。
河北:そのためには、自分の顔の特徴や骨格をきちんと知ること。生かす場所、引き算する場所を把握するだけで、あか抜けると思うよ。
撮影/岡本 俊 ヘア&メイク/河北裕介 スタイリスト/百々千晴 取材・原文/谷口絵美 ※BAILA2025年4月号掲載

























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