抜け感重視の時代は今は昔。トレンドはきちんと感ある肌づくり! 近寄りがたさはなく余裕を感じさせる、最旬ベースメイクのポイントをお届けします。
今、あらためて。ベースメイクにきちんと手をかけるメリットってなんですか?

「大人が欲しい品格は 手をかけるからこそ手に入る」
「この秋冬は素肌感のあるライトな肌というよりも、やや重さのある肌が主流に。重さといっても厚ぼったいわけではなく、秋冬のお洋服の素材やトレンドのしっかりめのアイメイクとも相性のよい、きちんと整えられた肌のこと。アイテムの手数を増やしつつも、それぞれを薄く層のように重ねることで、この“きちんと”感を後押ししてくれます。肌はトレンドを反映し、その人自身を透けさせるもの。だからこそ、手を抜くのではなく、1プロセスごとに丁寧に手をかける。それが大人が欲しい品格につながります」(ヘア&メイクアップアーティスト 中山友恵さん)

ヘア&メイクアップアーティスト
中山友恵さん
トレンドを敏感にキャッチしつつ、その人の本来の美しさを引き出す。わかりやすいテクニックにも定評あり。
おすすめベースメイク

1.潤い下地
ツヤと明るさを宿す高保湿ベース。肌の水分と油分のバランスを整えてくれる。モイスチャーバランシング ベース SPF47・PA++ 30g ¥3740/ナチュラグラッセ
2.ピンク系下地
血色ローズがくすみを払い多幸感をプラス。ロージー グロウライザー + SPF15・PA++ 30ml ¥4950/コスメデコルテ
3.薄膜ファンデ
内側からにじみ出るようなツヤ肌へ。レアグロウ リキッドファンデーション SPF38・PA+++ 25ml 全3色 ¥6050/セルヴォーク
4.高フィットコンシーラー
ジェルベースで薄膜カバー。クリーミィ カバー コンシーラー 4.4g 全10色 ¥5500/SUQQU
5.軽やかプレストパウダー
毛穴などのノイズを自然にカモフラ。ディオールスキン フォーエヴァー ヌード ラディアント フィルター 00 ¥7810/パルファン・クリスチャン・ディオール
[読者に聞いた! ベースメイク事情]
2025年8月5日~8月19日、Instagram・メルマガにてアンケートを実施。100名が回答。
Q.毎日ファンデを使いますか?

毎日必ず使う人が69%、通勤のときだけ使う人はわずか4%という結果に。コロナ禍のwithマスク時代と比べると、ファンデーションを日常的に使用する人は増えた模様。
Q.「使う」と答えた方に質問 ファンデを塗る目的は? ※複数回答可
1位 肌悩みを隠すため…36人
2位 理想の肌質感(ツヤ肌/マット肌など)に仕上げるため …17人
3位 きちんとした印象に仕上げるため…16人
ファンデーションに求めているのは、カバー力や理想の肌質、きちんと感……。ベースメイクのトレンド傾向と同じく、素肌感よりもしっかりメイク感を求めている人が多数。
Q.「使わない」と答えた方に質問 ファンデを塗らない理由は? ※複数回答可
1位 くずれやすくなりそう…13人
2位 厚塗りに見えるのが嫌 …12人 肌への負担になる12人
4位 自分に合うアイテムが 分からない…9人
ファンデーションを「使わない」と答えた人たちは、厚ぼったく見えたりくずれたりしてしまう心配をしている様子。その懸念点を払拭してくれるのが、今季のベースメイクの特徴!
Q.ベースメイクについてのお悩みは?
「ファンデーションを塗るとのっぺり見えてしまう気がする」
「夕方になると乾燥小ジワが目立つのが悩み」
「赤みやシミなど隠したい悩みがありすぎて使うべきアイテムがわからない」
カバーしたいけれど、顔がのっぺり見えたり乾燥してしまうのが嫌!という声も多数。
ジレ¥16500/ラグナムーン ルミネ新宿(ラグナムーン)
撮影/榊原裕一(人)、久々江満(物) ヘア&メイク/中山友恵 スタイリスト/小林実可 モデル/上西星来 取材・原文/谷口絵美 ※BAILA2025年11月号掲載
























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