抜け感重視の時代は今は昔。トレンドはきちんと感ある肌づくり! 目指すのは、きちんと手をかけている感の伝わる丹精な仕上がり。整っているけれど、厚ぼったくならないポイントをレッスン!
《1》乾燥予防のためにパーツごとに塗っていく

潤い下地で乾燥防止
スキンケアの延長で潤い下地を全顔に仕込む。このひと手間が日中の乾燥を予防。顔全体に5点置きをすると塗り広げる前に乾いてしまうので、頰、額、鼻などのパーツごとに塗っていく。
使ったのはこれ!

潤い下地
モイスチャーバランシング ベース SPF47・PA++ 30g ¥3740/ナチュラグラッセ
《2》ピンク系下地は内側からグラデ塗りしてメリハリ顔に

ピンク系下地で多幸感をON
ピンク系下地を《1》の潤い下地同様、パーツごとに丁寧に塗っていく。それぞれ内側から外側にフェードアウトするようにのばしていくと、顔の中心に光をキャッチ。自然な立体感を演出できる。
使ったのはこれ!

ピンク系下地
ロージー グロウライザー + SPF15・PA++ 30ml ¥4950/コスメデコルテ
《3》毛穴が気になるパーツは少し圧をかけるように

細部は丁寧に塗り、くずれを予防
毛穴が気になる部分はクルクルとすり込むようにON。軽く圧をかけながらなじませるのがポイント。くすみやすい口角は流れで雑に塗らないよう注意して。薄く丁寧に仕込むのがコツ!
《4》下地をしっかり仕込んだ分、ファンデーションは少量でOK

3点置きで立体感をキープ
重ね塗りした下地で土台ができているので、ファンデーションは薄づきタイプを。少量を薄く重ねるだけでも充分カバー力を発揮。下地と同じくパーツごとに塗り分け、3点置き→のばすを繰り返す。
使ったのはこれ!

薄膜ファンデ
レアグロウ リキッドファンデーション SPF38・PA+++ 25ml 全3色 ¥6050/セルヴォーク
《5》下から上へスライドさせて優しく引き上げ塗り

引き上げ塗りでリフトアップ効果を狙う
頰→こめかみ、眉間→生え際と、引き上げるイメージでファンデーションをなじませる。このひと手間でキュッとリフトアップしたような印象に。鼻や口もとは下地と同じような塗り方でOK。
《6》クマや赤みが気になる場合はコンシーラーをプラス

涙袋の影を生かして厚塗り見えを回避
気になる部分はコンシーラーでカバーを。肌トーンに均一感が生まれ、一層“手をかけた”印象に。クマを隠す場合、カバーするのは涙袋の下まで。涙袋の影を生かすことでのっぺり感を回避できる。
使ったのはこれ!

高フィットコンシーラー
クリーミィ カバー コンシーラー 4.4g 全10色 ¥5500/SUQQU
《7》プレストタイプのパウダーを顔全体にうっすら広げる

薄膜フィルターで自然な均一感を演出
大きめのブラシにプレストタイプのパウダーを含ませ、まずは顔全体にパーッと広げる。ふんわりとした一枚のベールをかけるようなイメージ。プレストタイプなら厚ぼったくなりにくい。
使ったのはこれ!

軽やかプレストパウダー
ディオールスキン フォーエヴァー ヌード ラディアント フィルター 00 ¥7810/パルファン・クリスチャン・ディオール
《8》目の下やTゾーンなどはしっかり置くように重ねる

細部に重ねてきちんと感UP
さらにくずれやすい目の下やTゾーンなどは、パウダーを置くような手つきで重ね塗り。特にテカりやすいTゾーンは肌印象を左右するパーツなので、パウダーをたっぷりと含ませて多めにON。
さらにノイズレスな肌をつくる コンシーラーHOW TO
くずれやすい鼻まわりは手の甲で調整してからON

手の甲でワンクッション置くことで、コンシーラーのつけすぎを予防。トントンぼかすようになじませて。
シミやニキビあとはパウダーのあとにコンシーラー

チップはティッシュオフをしておくと質感がなじみやすい。

ならすように1、2回チョンチョンと指でなじませる。

ヘア&メイクアップアーティスト
中山友恵さん
トレンドを敏感にキャッチしつつ、その人の本来の美しさを引き出す。わかりやすいテクニックにも定評あり。
撮影/榊原裕一(人)、久々江満(物) ヘア&メイク/中山友恵 スタイリスト/小林実可 モデル/上西星来 取材・原文/谷口絵美 ※BAILA2025年11月号掲載
























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