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【大人ニキビ】治療は早めに!ニキビの疑問に医師が回答!

疲れやホルモンバランスなどで出現する大人ニキビ。バイラ世代の30代はなんと40%も悩んでいるそう。ニキビ体質は遺伝するの?自力で治せるの?ニキビに関する読者の疑問あれこれに医師が答えてくれました。

銀座ケイスキンクリニック 慶田朋子院長

銀座ケイスキンクリニック 慶田朋子院長


最新の美容医療に精通し、「キレイのQOLを高める」がポリシー。自身もニキビやアトピーを克服したという先生の患者目線の診療は業界関係者からも大人気。

しつこいニキビ=病気。 深いあとにならないよう 早め治療がポイントに

遺伝子検査を受けて肌タイプを知っておく

実は、慶田先生によれば30代のニキビ悩みは珍しくないそう。「1〜2日睡眠不足になるだけでも、てきめんにニキビは出るもの。食事やホルモンバランス、それにメンタルもかかわってくるので大人のニキビ悩みは珍しくありません」ときっぱり。また、治療によっては保険も適用されるので、「ニキビ=肌の病気」ととらえて、早めにドクターの力を借りるのがよさそう。
 

「日ごろのスキンケアも大切ですが、炎症を起こしてしまったら抗生剤で鎮めるのがいちばん。毛穴は表からは一部しか見えませんが、真皮の深いところにあるので、炎症を放置するとクレーターやしこりに。そうなると治療しても成果が出にくいので、ニキビは早めの治療がカギになります」

最新の研究によれば、ニキビのもととなる菌バランスや皮脂分泌量には個人差がありニキビのできやすさには遺伝がかかわる部分も大きいそう。
 

「忙しいバイラ世代であれば、すぐ受診が難しいこともありますよね。あらかじめ遺伝子検査を受けて肌タイプを知っておく、皮脂が詰まりにくくなるケミカルピーリングやニキビ菌を殺菌する作用のある光治療を定期的に受けるといった“転ばぬ先の杖”を取り入れて、ニキビと無縁の肌を育てて」

【ニキビQ&A】読者からの疑問にドクターがアンサー!

Q1 ニキビ体質は遺伝しますか?

A 皮脂や菌の量は遺伝で決まります

誰の肌にもアクネ菌はいますが本来は善玉菌。菌叢のバランスがよく角層が整い、皮脂量が適切ならば悪さはしません。それらの要因は遺伝の影響が大きいと判明。

Q2 自力のスキンケアだけで完治できるもの?

A ニキビは皮膚病のひとつ。クリニックの力を借りて!

スキンケアは予防的なもの。特に炎症のある赤ニキビはクリニックで抗生剤の内服処方を受けるのが近道! 最近、毛穴詰まりを改善する外用薬も保険適応に。

Q3 食生活も関係ありますか?

A 大いにあり。悪化させる食材は避けて

カップ麺などのジャンクフードや甘いお菓子、菓子パンなどはNG! 野菜とタンパク質、それに良質な油や発酵食品をバランスよくとると効果てきめん。

Q4 アクネ菌をなくせばニキビはできない?

A アクネ菌が全部悪なわけではありません

アクネ菌は、皮脂を保湿バリアに作り変える大事な存在。あるのは当たり前で、問題は菌バランスと角層の状態のよし悪し、毛穴詰まりの有無なのです。

撮影/細谷悠美 イラスト/黒猫まな子 取材・原文/高見沢里子 構成/田畑紫陽子〈BAILA〉 ※BAILA2020年3月号掲載

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