シワができるメカニズムやできやすい人の傾向、そして効果的なケア方法まで、シワにまつわるあれこれをクイズ形式でお届け。今回は「植物成分でもシワ改善効果は望める?」「シワ改善として成分とその効果は?」などを出題。知識を覚えたら最新のシワ対策コスメの実力を実感できるはず。
Q.以下の文章の( )に入る言葉を下記の選択肢から選びなさい。
浅いシワ、面ジワは( ① )の乾燥が主な原因であり、深いシワ、線ジワは( ② )のコーラゲンや( ③ )の減少や劣化が原因です。
a.真皮 b.表皮 c.角層 d.脂肪 e.エラスチン f.筋肉
A. ①-c ②-a ③-e
浅いシワ「面ジワ」は、表情などの微弱振動の繰り返しで角層が折れることで生じる。一方、深く刻まれる「線ジワ」はコラーゲンの破壊による真皮エリアのへこみが原因。これは加齢だけでなく、バリア機能の低下した敏感肌の肌内部で微弱炎症が繰り返されることでも起きる。敏感肌専用のシワケアを試して。
面ジワ・線ジワは高浸透オイルによる全顔ケアを
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Q.植物成分でもシワ改善効果は望める?
a.YES b.NO
A. a.YES
シャネルのル リフト配合のアルファルファ濃縮エキスは、表皮と真皮レベルの両方でレチノールに匹敵する作用あり。ケラチノサイト(表皮細胞)の分化と増殖に働きかけ、表皮の厚みが13%増加するという実験データも。
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Q.シワ対策として期待される下記の成分とその効果を正しいペアにしなさい。
a.タンパク質 b.コラーゲン・ヒアルロン酸 c.ビタミンC
あ. ハリと潤いを保つ い. 紫外線ダメージを軽減 う. 細胞の代謝促進
A. aとう bとあ cとい
シワ対策にはすべて大切。中でも紫外線はシミをつくるだけでなく、活性酸素を発生させ、細胞にダメージを与え、真皮のハリを奪う。ビタミンCはメラニン生成の働きを抑えるだけでなく、高い抗酸化力で活性酸素を除去。真皮の構成成分、コラーゲンを守る。
紫外線が発生させる活性酸素から肌を守る
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撮影/さとうしんすけ イラスト/green_K 取材・原文/平 輝乃 ※BAILA2021年12月号掲載