経営者・美容研究家 大野真理子さんが、インスタライブで話題のトークをバイラでも! ビジネスで培った人生哲学をもとに、読者の仕事&人間関係悩みにアドバイス。ここでも真理子節が炸裂!
経営者・美容研究家
大野真理子
おおの まりこ●1979年生まれ、二児の母。ファッションブランド「tocco closet」、「&.NOSTALGIA」を運営する株式会社PETTERS、自身のこだわりが詰まった健康食品を販売する株式会社サウルスを経営。趣味は皮膚管理。自身の美肌に加え、スキンケアや美容医療に関する豊富な知識から「皮膚の変態」という異名を持つ。
Instagram(@skinholictokyo)で毎週水曜日21時から行うインスタライブ「真理子会議」には美容以外にも恋愛・結婚・夫婦仲・仕事などの相談も寄せられ、多くの女性に寄り添う。
Q.将来会社を辞め、独立したいと考えています。社長という立場から見て、独立や起業していく人たちに必要な価値観や能力、経験はありますか。(28歳・設計)
Mariko's Answer
明確な目標を立て、地道な努力ができるかどうか
「周りの成功している方々を見て共通しているのは、かっこ悪く見えることを怖がらない、お金に対して堅実である、の2点。そして何よりも大切なのが、長期目標を明確に描けて、それに対し永続的に努力できること。やっぱり結果ってすぐ出るものではないし、飽きてしまったら続けられない。だからコツコツ頑張る人が多いかな」
Q.モチベーションが下がっていてやる気のない20代の後輩がいます。私は彼女に期待していて、頑張ってほしいと思っているのですが、何と声をかけるべき?(36歳・メーカー企画)
Mariko's Answer
働き方は人それぞれ!価値観を押しつけないように
「フルスロットルで頑張れる子もいれば、省エネモードな子もいるし、働き方は人それぞれ。みんなが頑張る子だとぶつかっちゃうし、バランス的にはそういう子がいてもいいと思う。私だったらプレッシャーにならないぐらいに、期待しているよって声をかけて、そっと見守ります」
Q.ずっと仲がよかった親友と、段々と価値観が合わなくなり、ケンカまでしてしまいました。親友だから仲直りしたほうがいいと思う一方でこの距離感がいいなと思う自分もいます。(33歳・採用)
Mariko's Answer
親友という言葉で自分をしばらないように
「“私たちは親友である”とカテゴライズしてしまったことによって、逃げられず苦しいんじゃないでしょうか。“価値観が合わない”“この距離感がちょうどいい”。ここに答えが出ていますよね。モヤモヤするってことは距離が近すぎる場合もあるので、“またタイミングが合えば戻ってもいい”。そんな距離感のほうがお互い楽になれると思うよ」
Q.飽き性で、仕事も趣味もひとつのことを頑張り続けられません。熱中できるものはどうやったら見つかるの?(32歳・アパレル)
Mariko's Answer
熱中できなくてもOK! もっと自由でいいよ
「仕事は自分の生活を支えるものなので、好きな仕事じゃない・長年勤められない場合でも、生活できればいいと思うんです。そして趣味も長く続けること=美しいわけではありません。色々手をつけるミーハー精神も面白いじゃないですか。雑食で得た情報が、将来何かの役に立つかもしれない。ひとつのことで“何者”かになろうとする必要はないんじゃないかな」
撮影/峠 雄三 ヘア&メイク/小澤 桜〈MAKEUPBOX〉 取材・原文/谷口絵美 ※BAILA2024年11月号掲載