最近の美容業界で話題の、肌の菌活。菌リッチな肌をつくるためには、外側からのケアだけでは不十分。食事や睡眠などの生活スタイルを見直すことだって大切な菌活のうちです。インナーケアを徹底して、善悪ともに住みやすい「美肌キン(菌)グダム」を手に入れよう!
Ⓒ原泰久/集英社
汗に含まれる乳酸は、美肌菌の大好物。食べたことで生まれる代謝物が天然の肌の潤いとなり、バリア機能がアップする。汗がイヤだからとエアコンの効いた室内ばかりで過ごすと、菌たちの食料が枯渇。夏の「隠れ乾燥肌」に陥ってしまう。運動は、菌たちのもうひとつの好物、皮脂も同時にもたらし、極上レストランを提供。心地よい汗を流そう!
Ⓒ原泰久/集英社
肌が最も菌リッチな状態になるのは朝。良質な睡眠によって美肌菌がすくすくと育ち、理想的な菌社会が形成される。ゲームやSNSで夜更かしすると、菌社会が脆弱に。翌日の日中、紫外線やエアコン乾燥、大気汚染物質などから肌を守りきれないばかりか、悪玉菌が「暗躍」して、大人ニキビなど肌トラブルをまねいてしまう。
Ⓒ原泰久/集英社
腸内環境と肌環境には、相関関係あり! 腸内フローラが整っていれば、美肌菌のフローラも整いやすい。特にとりたいのが、植物性の乳酸菌。すぐき、しば漬けなどの酸っぱい漬物に含まれ、過酷な環境に強いことから「勝者の菌」と呼ばれる。豆乳、納豆、みそなどの大豆製品、発酵食品を食べることも、美肌菌社会に貢献する。
飲んでいるだけで肌が潤い、丈夫になると話題のサプリ。美肌菌たちが、よい菌社会を築ける。ディフェンセラ 1.5g×30包 ¥3200/オルビス
腸内環境を整えるビフィズス菌BB536配合。N.O.U サプリ フローライザー 1.5g×30包¥4000(編集部調べ)/資生堂
©原泰久/集英社 医学監修/工藤清加〈わかばクリニック〉 取材協力/TAK-Circulato(株) 撮影/山口恵史 取材・原文/小田ユイコ ※BAILA2019年7月号掲載