美容のいちばんの要は、スキンケアや運動よりも、まずは腸の活動を健やかに保つ毎日の食事。とるべき食材の最適な食べ方と最適な選び方を知っておけば、キレイのリミッターはぐんぐんUP! 話題の美賢者Atsushiさんに、30代の美をつくる食習慣について教えてもらいました。
教えてくれたのは
Atsushi
あつし●ディーゼル、D&G、ヴェルサーチのPRを経て、フリーランスに。現在はファッション&ライフスタイルプロデューサーとして活躍中。主な著書は『#モデルがこっそり飲んでいる3日で2㎏やせる魔法のスープ』『#モデルがこっそり食べている3日で2㎏やせるごちそうサラダ』『モデルがみんな知りたがる美しくなる食べ方の全知識101』(すべて宝島社)。
噂の野菜ソムリエプロが教える、美をつくる食習慣!
糖質は悪者じゃない。血糖値を上げにくい食べ方を
ダイエットの敵にされがちな糖質も、脳や体を動かすのに必要なエネルギー源。血糖値の急上昇が肥満の原因なので「上がりにくい」食べ方を覚えて。たとえば食物繊維を多く含む野菜などを先に食べると血糖値が上がりにくく、そのあとに食べる炭水化物の吸収もゆるやかに
朝は1杯のレモンウォーターを
毎朝のレモンウォーターは美をつくる魔法の水。胃腸の運動を活発にし便秘も解消してくれます。スライスしたレモンをミネラルウォーターに入れて、夜冷蔵庫に入れておくだけでOK。皮のほうがビタミンCが豊富なので僕は無農薬レモンを皮ごと使っています。美肌効果も抜群!
朝食はフルーツ。排泄のゴールデンタイムを逃さない!
朝5時から昼12時までは、体の機能が排泄に使われる大切な時間。しっかり朝食をとってしまうと、消化に酵素が使われて便秘の原因にも。肌もくすんでしまいます。朝は20〜30分で消化して素早くエネルギーになる、フルーツをとるのがおすすめ。食物繊維や水分、ビタミンやミネラルも豊富なので、むくみや便秘も解消できます!
細胞を壊す活性酸素を、生野菜&フルーツの酵素で撃退!
紫外線やストレス、飲酒などによって過剰に発生すると、細胞を傷つける活性酸素。生野菜やフルーツにたっぷり含まれる酵素にはそれを抑える働きが。特に皮部分には抗酸化成分がより豊富に含まれているので、毎日の食事に意識的に取り入れることがポイント。体内の活性酸素を除去して高いエイジングケア効果を発揮してくれます
忘れがちな「ミネラル」は体の潤滑剤
ビタミンなどに比べて地味な存在のミネラルですが、カリウムやマグネシウム、亜鉛など、肌だけでなく体全体のバランスを整える潤滑剤になってくれる欠かせない栄養素。普段のお水をミネラルウォーターにするだけで補給できます。できれば硬水がおすすめですが、苦手であれば軟水でもOK
納豆菌&乳酸菌から菌活を始めよう
美腸に欠かせないのは、便秘の改善や免疫力をアップしてくれる、“善玉菌”と呼ばれる腸内細菌。キムチやヨーグルトに含まれる乳酸菌は善玉菌を増やし腸内環境を整え、納豆に含まれる納豆菌は有害物質をつくる“悪玉菌”を抑制してくれます。さらに発酵食品には抗酸化作用も美肌効果も。菌のパワーを上手に取り入れて!
70%は頑張って、30%はズボラで
僕は毎日白ワインを1本空けるほど大酒飲みだし、食べることも大好き。我慢しすぎると続かないので、外食するときは好きなものを好きなだけ食べちゃいます。その代わり、翌日にしっかり調整すればいいだけ。70%頑張って30%ズボラのバランスが、長く続けられる秘訣だと思います
撮影/中垣美沙、富田 恵( 物) ヘア&メイク/今関梨華〈Linx〉 フードコーディネート/田村つぼみ 取材・原文/松山 梢 構成/斉藤壮一郎〈BAILA〉 ※BAILA2020年2月号掲載