こんにちは、moneです
今回は東峯婦人クリニックでの分娩についてご紹介します。
妊娠が判明してから、SNSなどインターネットで情報をたくさん収集し、参考になり非常に有難かったので執筆に至りました。
「お産は一人一人全く異なる」とも言われるように、これから出産予定の方、お子様を計画されている方はあくまで一つの経験談としてご覧いただければ幸いです
記事の内容は、個人の見解や経験を述べたものです。自己責任でご参考にしていただけますと幸いです。
当初のスケジュール
おおよそ34週前後での妊婦健診にて、医者と入院日程の相談を行います。
東峯婦人クリニックでの経産婦の無痛分娩は予め日にちを決めての入院、分娩を行う「計画無痛分娩」。
陣痛が来る前の平日日勤帯が(人員が多く不測の事態に対応が出来、麻酔科も居るため)選択可能な入院の日にちの候補日です。
私は陣痛が来る前として想定される38週0日目ちょうどでの入院を医者にすすめられました。
私用や家族の予定の調整、土日を避けるなど結果としては38週5日目での入院予定で確定となりました。
入院日当日
当日は朝8時に朝食を済ませた状態で訪院。
大まかなタイムライン
入院、着替え
モニター
内診
バルーン
点滴
麻酔チューブ挿入
分娩
着替え
朝8時に病院につくと助産師の方がご案内下さり、入院着に着替えます。
出産セットをプレゼントいただき、同梱の前開きのワンピース(入院着)と下着に着替え履物もスリッパに。
モニター装着
赤ちゃんの状態を知るために腹部にセンサーを付けます。胎児の心拍音がわかり、お腹の貼りや陣痛をグラフで見ることが出来るもので胎児心拍数モニタリングと呼ばれています。
分娩が終わるまでつけ続けました
内診
子宮口が何センチ開いているか、赤ちゃんの頭が下がってきているかなどを確認するために日中何度か内診があるのですが初回は朝病院についたとき。
この時筆者は1cmも子宮口が開いておらず赤ちゃんも全く下がっていない状態でした。
バルーン挿入
人によってかと思いますが、筆者のように子宮口が開いていない場合には、陣痛が仮に始まったとしても赤ちゃんが下りてくる出口が狭すぎて出ることが出来ない、赤ちゃんの呼吸がくるしくなるなどがあるため子宮口を広げるためにバルーンを挿入します。
点滴
腕に点滴をつけ、陣痛促進剤を流します。
早いひとはすぐに陣痛が来るそうで、逆に陣痛が終日来ない場合には夕方ごろに翌日付で再度同じ工程を繰り返す判断をするそう。
麻酔チューブ挿入
10時半ごろには背中に硬膜外麻酔を打つチューブを挿入しました。
背中に麻酔を挿入するにあたっては横向きで海老のように丸まったポーズで局所麻酔とチューブ挿入をしていただくのですが、陣痛が始まってしまうと陣痛の痛みに耐えながら背中に無痛分娩の麻酔チューブを挿入することになり苦痛であるため事前に行うんだそう。
分娩
陣痛が来るまでは廊下を歩いたり薬膳茶を飲むなどして過ごします。
陣痛が来て痛みの間隔が強くなってきたら分娩台にて分娩に進みます。
筆者のタイムライン
8時ごろ 着替え
9時ごろ バルーン(メトロ)挿入
9時半ごろ 点滴
10時ごろ 麻酔チューブ挿入
11時ごろ 歩行
13時ごろ 破膜
16時ごろ 分娩
11時から合計2時間ほど長さ12mほどの廊下行き来し歩くことで陣痛促進剤をいきわたらせ赤ちゃんが下りてくることを促しました。はじめてのことになかなか終わりが見えないことと廊下を折り返し行き来するという景色の変わらない動作に少し気分が落ち込む。
自重で足の裏が痛いので個人的には結構大変さを感じた時間でした。
その後13時前頃にはバルーン(メトロ)が取れて、子宮口は4cmほどとなりました。
時は過ぎ13時半ごろには子宮口5cmほどに。
しかし進みが遅く、内診、モニターやエコーなどで赤ちゃんが健康であることを確認したのちに、医療用鋏で人工破膜となりました。その後はお湯がちょろちょろと流れ続けるような感覚となり、お産の進みに大きな影響を与えたと思います。
しばらくして薬膳茶などを飲みつつ、再び廊下を歩くこととなりました。歩き続けたのちに15:30ごろから耐えがたい強い腰の痛みがしはじめました。
麻酔を追加し痛みを緩和しつつしばらくお産の進みの様子を見ました。
16時ごろからは本格的にお産が進み分娩台で寝て待機。その後1時間以内には出産となりました。
他院と比較した際に落ち着かなかった点
個室での分娩ではない点
筆者は第一子をLDRの個室で出産したこともあり、今回東峯婦人クリニックでの分娩は、大きな空間をカーテンで仕切った場所で行ったことが落ち着かなかったと感じました。
隠してくださるのですが同日出産のほかの方がカーテンの隙間から若干見えたり、助産師さんと妊婦さんの相談の声なども聞こえるため気になってしまう点ではありました。
分娩台や促進剤打つ部屋が大部屋でカーテンで仕切られているだけなのでタイミングによっては分娩中の方の声などが聞こえてきてしまうことや、
耳をすませば帝王切開(カイザー)に入られる医者と手術直前の妊婦の話し声、産後の産声などが隣室にある手術室から聞こえるため恐怖感や緊張感が高まりました。
また、入院着(ほぼ裸に布)とノーメイクなどの状態で
同日計画出産予定の妊婦さんやその付き添いのパートナー、産後の他人のご家族と廊下で歩行している最中にすれ違ったりする点には多少不快感を抱きました。
他院と比較し良かった点
経産婦にやさしい
別記事でも執筆した、産院を選んだ大きな理由の一つでもある「上の子」が立ちあうことができるというのが非常に良い点だと感じました。
新しい家族の誕生を家族全員で迎えることが出来るということも大きく、そもそもお産は何が起こるかわからず時間も読みづらいため保育園や学校などに行っている「上の子」が終業し時間帯でも夫が子供のお迎えをしたのちに一緒に立ち会えることは何をも覆すおおきなメリットだったと思います。
助産師さんがすぐそばにいる空間であるため安心度が高い
空間が個室ではなくまたひらけている(?)ため、勤務中の助産師の方々が日中そばを通ったり、書類業務や新生児のお世話などほかの業務も行っていらっしゃるため自身に全注目しているわけではない日常感が心地よく、また、前を通られる際や気づいたときなどまんべんなくかつ積極的に声かけを頂けます。
更に助産師の方だけでなく産婦人科医も外来患者をみつつかなり定期的にいらして下さるため、安心度が非常に高いのが良かったです。
バースプランの読み込みがすごい
バースプランを全員読んでくださっている感じがあるのがとてもうれしかったです。
筆者はバースプランに結構沢山文章で記入をしており、初見でパッと見て情報を読み込めるような分量ではなかったのですがお産にかかわってくださった助産師さんと、助産師さんだけでなく産婦人科医の方までもバースプランについて当日触れてくださいました。
また、常に主観ではなくあくまで妊婦の意向に寄り添ってくださる感じがあり、精神的に不安定なこともある産前産後にスタッフの方々が全肯定してくださるモードなのは非常に有難かったです。
分娩時の圧迫感が少ない
前述したことに重複するのですが、最初から一番最後(分娩)まで同じ空間や廊下にいらっしゃる3、4人の助産師さんとともにお産をすすめていきました。
他院では分娩の最初の方は2人ほど、最後になると急に10人強の人員となるなど「ただ事じゃない感」がありお産の最後が非常に緊迫していたのですが、
東峯婦人クリニックでは最後まで3,4人の助産師さんと産婦人科医でお産が完結した為、急激に知らない人が増えたりしないため圧迫感なく朝から見慣れた顔の方と最後までお産を進めることが出来非常に安心できました。
以上、筆者の分娩までのレポートでした!
※当該記事は個人の体験記です。専門家による情報提供ではないことを予めご了承下さい