お家時間が増えた今、みなさん何をして過ごしていますか?
映画を見たり、読書をしたり、お料理をしたり...室内で楽しめることって沢山あるものの、そろそろマンネリ化している方も多いのではないでしょうか。
私はもっぱらマンガを読んで過ごしています。
もともとマンガが大好きで、月によっては洋服よりもマンガを購入していることもしばしば。
マンガ好きが高じて、会社員の側らマンガサービスでライターとして活動しているのですが、今回はそんな私が大人女子にぜひ読んで欲しいおすすめのマンガをご紹介します。
久々にマンガを読む方もトライしやすいように1巻で完結する、オムニバス形式のマンガを集めたので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
今回ご紹介するのはこちらの3冊。
どのマンガも全く世界観が異なる作品たちですが、読んでいる間は時間が経つのも忘れるくらい読み進めてしまう名作だらけです。
早速1冊ずつご紹介していきます!
1.旅する缶コーヒー + |マキヒロチ先生
1.旅する缶コーヒー + |マキヒロチ先生
マキヒロチ先生と言えば、朝食女子を描いた『いつかティファニーで朝食を』をご存じの方も多いのでは?
大人女子が思わずあるある!と言いたくなってしまうほど等身大の主人公と共感するストーリーを描くマキヒロチ先生は数々の名作を生み出していますが、わたしがおすすめするのは『旅する缶コーヒー +』です。
○あらすじ
自販機で気軽に買える缶コーヒー。飲むたびに思い出すのは、学生時代の初恋の相手や、昔離れ離れになった父...。またある時は缶コーヒーをきっかけに友情を再確認したり、新たな恋が生まれたり?!
缶コーヒーをきっかけに繋がるオムニバスストーリーです。
ふとした瞬間に昔を思い出すことってありませんか?
例えば、香りだったり味だったり音だったり...。
『旅する缶コーヒー +』の登場人物たちは、缶コーヒーをきっかけに過去を思い出したり、現在を見つめ直すことで新たな自分を手に入れます。
お家時間が増えた今、あなたの過去の記憶をくすぐるような何かに出会ったら、本作の主人公みたいにぜひアクションを起こしてみてくださいね。
2.夢中さ、きみに。|和山やま先生
2.夢中さ、きみに。|和山やま先生
マンガのイメージを覆すほどの耽美な画力が魅力的な『夢中さ、きみに。』。
表紙だけ見ると恋愛モノなのか、はたまた青春モノ...?と思われるかもしれませんが、一度読むとクセになるシュールなギャグマンガなのです。
○あらすじ
掴めない行動や発言でみんなを混乱させるシュールな林くん。そして、実は超がつくほどの美男子なのに訳あって根暗に過ごす二階堂くん。
そんなちょっと普通じゃない男子高校生の林と二階堂を中心に彼ら周辺の人間関係を描いた作品です。
高校生の時「男子って何やってるんだろう...」と一度は達観して眺めていた思い出があるはず。
本作はまさにそんな感覚を呼び覚まします。
そこに和山先生が描く繊細で美しいキャラクターが登場することで、ギャップが生まれなんとも言えない笑いが込み上げてきます。ちょっぴり懐かしい気分にも浸れて笑えるマンガです。
3.ミノタウロスの皿|藤子・F・不二雄先生
3.ミノタウロスの皿|藤子・F・不二雄先生
みなさんご存じ、藤子・F・不二雄先生!
パーマンやオバQ、ドラえもんなど幼い頃に藤子・F・不二雄先生の作品を見て育った方も多いかと思います。私が最後におすすめするのは、そんな藤子・F・不二雄先生の異色短編集『ミノタウロスの皿』です。
○あらすじ
藤子・F・不二雄先生の作品の特徴である、S(すこし)F(不思議)なストーリー。その中でもよりSF要素を強くし、世相を交えながら痛烈に風刺した短編集です。
*異色短編集は全4巻ですがオムニバス形式なので1巻ずつでも楽しめます
「これ、本当にドラえもんの作者?!」と言いたくなるほど、世にも奇妙な物語ばりのストーリーが盛り沢山の本作。人口爆発して食糧難に陥った未来の話「間引き」や、突然未来の自分が次々と押しかけてくる「自分会議」などの短編で構成されているのですが、なんと言ってもメインはタイトルにもなっている「ミノタウロスの皿」。動物と人間の生態系が逆転した世界のお話で、倫理観や価値観の違いを描いた作品です。
ちょっぴりゾクゾクするS(すこし)F(不思議)なマンガですが、物事の見方、感じ方、考え方について考えさせれます。
子供の頃はドラえもんから努力や友情を学びましたが、大人になった今は異色短編集から考え方を学びましょう。
時には時間を忘れるほど熱中してしまうマンガ。
せっかくのお家時間、久々にマンガを読んで過ごすのはいかがですか?