4月に入り、新生活のスタートですね。
私は3月に社会人大学院生を卒業しました。
30代も半ばで大学院生という不思議な3年間を送り、仕事との両立に追われながらも
振り返れば良いタイミングで踏み出したなと思っています。
「大学院ちょっと興味あるかも」とステップアップに学び直しを考えながらも、
「両立できるの?」と尻込みしてしまう方も多いかと思います。
それでも、33歳で早稲田大学大学院に入学し、コロナウイルスで完全オンライン授業、1年の休学の末ようやく修士を修了した、
リアルな体験談を何回かに渡り書き綴りたいと思います。
アナウンサーから学生に?「私の存在意義って何?」
新卒からアナウンサーとして伝える仕事をしてきた私。
話すというツールを得意としてきました。
誰かの思いを伝えたい。
10年以上続けてきて気付いたのは
「求められている情報を伝えてるだけなのかもしれない」ということ。
テレビという媒体の中で視聴率が最優先。
様々な問題に直接目が向いていないのではと思いながら、ニュースを読んでいました。
「私ができることってなんだろう」
私が現場でどうしても目が向いたのが、少数派の姿。
スポーツ現場が多かった中でも、エースよりそれを支える選手やマネージャーに目が向く。
それは私自身が、スポーツ選手でもなく、スポーツが苦手だったから。
視聴率やアクセス数には反映されないかもしれない。
それでも、同じように努力してきた姿を伝えるべきじゃないか。
当時担当していた番組では、勝手に企画をして
それは、私自身がど真ん中を歩けた人生ではなかったからかもしれない。
自分が見てきたものをテレビ局にいなくても「人」として伝えられるようになりたい。
そう思い始めました。
#2では、どのようにして大学院を決めたのかを書き綴ります。