こんにちは!スーパーバイラーズの岡田りさです。
今回は「生き方のヒントになった本」をテーマに、私の体験談を綴ります。
最後まで読んでもらえたら、嬉しいです。
がんばってるのに、なぜか満たされなかった日々
20代後半、仕事もプライベートもそれなりに忙しく、毎日があっという間に過ぎていきました。
日中は仕事、帰ってからは家事。気づけば自分の時間がない。
時間にも気持ちにも余裕がなく、やりたいことや取りたい資格があっても後回しになっていました。
そんな中、周りの友達は次々と結婚して、少しずつ次のステージに進んでいるように見えて、なぜか焦燥感がありました。
「このままの生活を、私は本当に望んでいるのかな?」と立ち止まって考えてみることに。
『嫌われる勇気』との出会いがくれた気づき

そんな時、なんとなく手に取ったのが『嫌われる勇気』。
正直、ベストセラーすぎて避けていたのですが、読み進めるうちに「自分の人生を生きているつもりで、実は誰かの期待や評価に縛られていたのかもしれない」と気づかされました。
この本に出てくる“アドラー流”の考え方は、「他人にどう思われるか」ではなく、「自分がどう生きたいか」に目を向けるというもの。
それは簡単なようでいて、実はとても勇気のいることでした。
誰かの期待じゃなく、自分の気持ちを基準にする
『嫌われる勇気』を読んで、一番心に残ったのが「課題の分離」という考え方でした。
“これは誰の問題なのか?”を見つめることで、必要以上に背負わなくていいものが見えてくる。
自分の力では変えられない相手の気持ちや行動を、無理に操作しようとしない。
また、他人を変えようと自分を変えることは間違っていること。
自分が変わったところで変わるのは自分だけ。
いつも何かに迷った時には、この考え方を必ず頭に思い浮かべるようになりました。
さらに、私が最も衝撃を受けたのが、アドラーの「過去は存在しない」という教えです。
私たちは過去の失敗や辛い経験を、今の自分の選択の言い訳にするためにわざわざ思い出しているというのです。
たとえば、過去に失敗したから挑戦する勇気が出ないのではなく、今挑戦しないことにも“何かの意味”や“目的”があると捉えます。今の“目的”に合う経験を探し出し、言い訳にしているということです。
一見、飛躍しているように感じますが、よく考えると「そうかも」と思う瞬間がありませんか?
私の人生の主人公は私でしかない。何があったかではなく、それを私はどう解釈し、どう意味付けしていくか。自分に決定権を持たせるというある意味、当然の考え方を改めて学びました。

強烈な“批判者”がいるから、考えさせられる
『嫌われる勇気』の面白いところは、哲人と若者の対話形式で話が進むところ。
しかも、その若者がなかなか手ごわい。
「そんなのキレイごとだ」「現実は違う」と、次々に鋭く突っかかってきます。
哲人のことを悪魔!サディスト!とかなり強い言葉で罵ります(笑)
でも、そのやりとりがあるからこそ、読者も一緒に「本当にそうだろうか?」「自分だったらどう考える?」と考えながら読み進められます。
まるで自分自身と対話しているような感覚で、納得できるまで考えられるのが、この本のすごさだと思います。
最後に:誰かの期待より、自分の気持ちを大切にしたいあなたへ
誰かの期待を気にして、ただ忙しさに流されていたあの頃。
「このままでいいのかな」と思いながらも、なかなか踏み出す勇気が持てませんでした。
『嫌われる勇気』を読んで、自分の人生をどう生きるかを
「自分で決めるんだ」と改めて実感したとき、やっと自分の人生に責任を持てた気がします。
まだ迷うことも、ぶれることもありますが、そんなときはまた『嫌われる勇気』を手に取り、
自分を見つめ直す時間を持とうと思っています。
私たちは、今この瞬間から自分の人生をどう生きるか、誰でも自由に選ぶことができます。
この本を通して、自分らしい人生の歩み方を考えるきっかけになれば嬉しいです。
あなたは、どんな人生を選んでいきますか?


























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