【赤坂見附】『野菜と酒 sprout』メニューはたった一品。野菜メインの洋食店のランチ限定ラーメンは優しい味。#ラーメン部

赤坂見附の繁華街を少し裏手に入った飲食街にある『野菜と酒sprout』さん。
夕方からオープンのこちらのお店は、野菜づくりと食のプロが、旬野菜を使った料理を看板提供する小料理店になります。

小ぢんまりとした可愛らしいお店なのですが、実はランチタイムも「塩麹と野菜のらーめん」の一品だけを数量限定で提供中。

あまり多くの方に知られていないのですが、こちらがびっくりするくらいの美味しさなんです。

赤坂見附の飲食街のなかにあり分かり辛いのですが、白く大きなタペストリーが目印。
こちらはランチタイム限定で掲げられており、『野菜と麺』と店名をセルフパロディーしているところが印象的です。
タペストリーに記載の通り、メニューは『塩麹と野菜のらーめん』の一品だけ。もともと夜に展開している人気のスープをラーメンに仕立てたもののようです。
小ぢんまりとした店内にはドライフラワーがいっぱい。女性一人でも気軽に入りやすい空間です。
ランチタイムはご店主さんがワンオペレーションのため、食券機でもレジでもなく、入り口左手の壺に1000円を入れて席に着くちょっと変わったシステムもまた魅力的。

『塩麹と野菜のらーめん』(1,000円)は、忙しい日々を過ごしているとどうしても不足しがちな様々な野菜を一気に食べることが出来ることが特徴。そしてこちらの野菜は季節によって変化が贅沢な仕様。

この日はズッキーニ、ごぼう、ブロッコリー、キノコ類、ラディッシュ、タマネギなど盛りだくさん…来るたびに旬の野菜を楽しめるのは何とも趣が深いですよね。

スープは塩麹の甘味がじんわりと広がる優しい味わい。野菜の甘味や味わいが溶け込んでまたこれが五臓六腑に染みわたります。
すっきりして食べやすく、食欲がない日や少し体力が落ちていると感じている日でもペロリとスープまで飲み干すことが出来ます。

一緒に食べに行った職場の同僚も「毎日でも食べられる」と太鼓判を押すほど。野菜をペロリとたくさん食べられるなんてとっても贅沢。そして、1,000円ぴったりと言う良心的な価格。非の打ちどころがありません。

麺は細めの縮れ麺。のどごしが良くつるっとしているため、スープとの相性も抜群。
優しく甘くまろやかな味わいのスープの繊細さを損なわないバランス感覚が保たれています。少し縮れた麺のため、刻み玉ねぎやパプリカ、キノコ類とも一緒に食べやすいのがとっても嬉しいポイントです。

もちろんそのままでも美味しいのですが、とっても優しい味わいなのでもう少しパンチが欲しいという方は、卓上の柚子山椒を一匙溶かすのがおすすめ。
洋風の味わいも感じるお洒落な味付けのスープが一気に和風のスパイシーな味わいになるため、個人的に好きな食べ方です。

ラーメン屋さんのラーメン以外はあまり食べてこなかったのですが、ここに来て価値観を一新する体験をした一杯でした。本当にレベルが高く美味しいです。

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