春は希望と不安の入り混じる季節

ご覧頂きありがとうございます!スーパーバイラーズの鈴木日菜子です。
新年度、希望とこの先への不安が入り混じる季節かと思います。バイラーズも2年目、今回はちょっと趣を変えて私が大切にしている考え方についてシェアしてみようと思います。
「人生うまくいかないな」とか、「なんで自分ばっかりこんな目に」とか、世の中自分のコントロールできないことに人生を左右されて、なんだか納得いかない方に。意図せぬ出来事で自分の人生設計を崩され、自暴自棄になりそうな方に。読んでいただけたら、少しだけでも何かの救いになるかなと思います。
紹介する「計画的偶発性理論」はキャリア心理学の理論ですが、私は自分の人生にも応用しています。そしてこの考え方を知っていたからこそ、何かあっても狼狽えないでいられるのかなと思っています。誰かの力になれたら嬉しいです^^
クランボルツ教授の「計画的偶発性理論」
「計画的偶発性理論」とは、アメリカのキャリア心理学者であるクランボルツ教授が唱えたキャリア理論。名前だけ聞くと難しそうですが、簡単に言えば「偶然の出来事がキャリアを形作るとし、好奇心や柔軟性を持って行動することでチャンスを引き寄せる」考え方です。
キャリアの約8割は偶然によって決まる

考えればそんなの当たり前ですが、キャリアの選択や進路は必ずしも計画通りには進みません。
社会の変化や出会う人々、自分の価値観の変化など、外的・内的な変化が常に自分に影響を与えます。クランボルツ教授は「人のキャリアの8割は予期せぬ偶然の出来事によって決まる」と講演で話しています。
私も大学卒業後入社した会社でコロナ渦を経験して、想定していた働き方から大きく変わりました。新卒での配属は願っていた職種ではなく、給料も思ったより頂けず(笑)。苦手な仕事にやっと慣れてきたと思ったら、先輩が産休に入って新しい仕事に急遽着任したり…。
短い社会人人生ですが、変化のない時などほとんどなく、常に外的・内的要因によってキャリアは変化してきたと思います。「こうありたい」と計画していたことはほぼうまくいってません。みなさんもそうではないでしょうか?
「計画通りにいかない=うまくいかない」ではない

はじめは入社を望んでいなかった会社では
生涯財産となるような仲間とも出会い
大泣きで退職しました(笑)
この理論で言う「計画通りにいかない」は「うまくいかない」のではなく、「計画していない予期せぬ出来事が、結果的にキャリアに大きな影響を与える」という意味です。
この理論は私が大学時代、副専攻の一つでキャリアデザイン学を履修していて、それはそれは立派で綿密なキャリア計画を教授に見せた時に教えてもらったものです。「うまくいかない」ことを悲観的に捉えるのではなく、「計画外のことにも価値がある」と思い、「偶然を活かす力が重要である」という前向きなメッセージなんだと知りました。
新卒で着任した仕事は入社前に「絶対にやりたくない仕事No.3」に入るような仕事でしたが、今ではその仕事が好きで、当時の知識を応用させて転職先でも同じ仕事をしています。
新卒のあの時、「やりたくない仕事に就いてしまった」と狼狽えていたら今の自分はないだろうなと振り返って思います。計画的偶発性理論を知っていたからこそのキャリアです。
コントロールできないものに固執・期待しない

コントロールできないものに「やられた~」と思ったら、
甘いものでも食べて腹を括るしかないと思っています
では夢を持ってはいけないのか、というと決してそうではなくて、私は今でも大学時代からの夢を持ち続けています。
「夢にこだわりすぎて動けない」よりも「今あるチャンスを活かせる人」の方が結果的に満足度の高いキャリアを築ける、というのがこの理論の本質だと思っています。
夢や目標がないと毎日進む方向が定まりませんが、外的・内的な要素は自分のコントロールできないところで変化し続けます。私自身も、頑張っているとどうしても運に期待してしまうことは度々ありますが、毎度この理論を思い出して、「期待しない」かつ「今を活かす」ことを自分に叩き込んで生きています。(笑)
キャリアだけでなく、人生のヒントにもなる考え方

両親からのお守りを握りしめて「なんで私がこんな目に」と
病室で毎日泣いていました
私はこの理論を自分の人生にも当てはめ、座右の銘の一つにもなっています。
キャリアだけでなく、人生そのもの、うまくいかないことの方が多いと思っています。
私は幼い頃からたくさんの習い事をしてきたのですが、全て心血を注いで頑張ってきたのに、1番ではなく2番ばかりのこども時代でした。大学受験は失敗して浪人をしているし、行きたかった会社には新卒で入社できませんでした。社会人になってからも、過去描いたキャリアとはかけ離れた場所にいますし、脳卒中で倒れて生死を彷徨ったりしています。本当につくづく計画外の人生だなと思っています(笑)
それでも私はこの「計画的偶発性理論」を大事にしていて、「計画外のことにこそ価値がある」と思いながら生きてきました。それゆえに、今のキャリアにも大方満足しているし、バイラーズとして活動できていることも、プライベートの日々も幸せだなと思って生きています。
「うまくいかない」を楽しめる人生

バイラーズになって出会えた素敵な女性たちは
私の世界を広げてくれました
今回このブログを書いたのは、「私の人生何もうまくいかない」と嘆いていた友人がいたからです。(笑) 彼女だけでなく、私だって、誰だって上手くいっていないよということが少しでも誰かの救いになるといいなと思い書いてみました。
偉そうにキャリアのことを語っていますが、まだまだ私の社会人人生は短いもので、先行く先輩たちから見たら子どもだと思っています。それでも子どもなりに、人生の想定外で溢れた荒波を超えていく知恵としてこんなものを持っているよ、という紹介でした。
ちなみに私の好きなことばの一つに、フランス女優 ブリジットバルドーの名言があります。
The important thing is how you live on the life which you chose, not which life you choose.
- Brigitte Bardot
「大事なことは、正解の道を選ぶのではなく、選んだ道を正解にすること」
この言葉も計画的偶発性理論に似通った意味があると思います。
私はこれからも、予測不能で波乱万丈な自分の人生を肯定しながら、荒波を乗りこなしていきたいと思います。この春から、新しい仕事にも挑戦中です!(もちろん計画外です笑)
このブログが誰かの救いになりますように!
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