「太った?」
私がこわい言葉。
どうしてそんな酷いこと言うの?
そんなに他人の体型を気にする必要あるのかな。
ああ、太っている自分が恥ずかしい。
…色んな気持ちが錯綜してその場から消えたくなってしまう。
ずっとずっと「見た目」との闘いに苦しんできた
私の体験と共にお話ししたいと思います。
#BODY POSITIVE(ボディポジティブ)とは
外見をはじめとした身体能力、サイズ、性別、人種に関係なく
「ありのまま」の自分を愛し受け入れよう!
という運動です。
海外SNSでのハッシュタグ投稿が目立つこの運動ですが、
日本では雑誌MAQUIAでも特集されるように。
痩せた人への憧れ
学校でかわいいと言われるのはみんな細い子。
モテるタイプは守ってあげたいような細い子。
一方、私は健康優良児体型。
大切な「細さ」が欠落している私に魅力なんてあるはずがない。
学生の頃からコンプレックスを抱き続けました。
元モデル母へのコンプレックス
身長170cm、細く華奢な母。
一方、私は155cmでまんまる。
「お母さんは美人なのにね」
父母参観でいつも比べられて悲しかった。
でも泣ける場所も言い返せる強さも無かったから、
ひたすら笑顔でそうだよね、と同調して心の中で泣いた。
身長・人種にも嫌気がさした
「お前が身長高かったら良いのにな」
「アジア人だから笑われただけじゃない?」
航空会社でCA受験するにも、身長のコンプレックスはつきまとう。
受験資格に保安要員としての身長制限があるから。
受験当日の朝にカイロプラクティックに走り、
ちょっとでも身長が伸びた身体で…と抗ったり。
友人との散歩中にふと映ったショーウィンドウ。
綺麗な髪・瞳と肌の色をした友人の隣にいる、このちんちくりんは誰?
寮に帰ったあと、鏡に向かって泣いたっけ。
偶然手に入れた「痩せた体」
CA退職後は一般企業に転職。
仕事に没頭していくにつれて、
忙しさのあまり食事を取らなくなりました。
次第に食事を受け付けなくなっていくように。
気づいたら今まで見たことのない「痩せた自分」が!
体重は30kg半ば、体脂肪率は10%に。
(写真はその時の私)
痩せている=美の基準に目眩み
初めて見る細い自分がすごく嬉しかった!
なんとしてでも痩せ続けたいと過活動もするように。
細いジーンズも着こなせる!
着られる服の幅が増えた!
なにより「かわいい」を手に入れた!
そんな自分に待ち受けていたのは
両親・友人・恋人からの心配でした。
私は痩せてかわいくなったのにどうして心配をされるのだろう?
自信を持ち始めた矢先、悲鳴を上げ始めた自分の身体。
でも体型を戻したら、嫌いな自分にも逆戻りしてしまう。
何度も何度も自分とせめぎ合う毎日。
…これは本当に私の手に入れたかった幸せ?
痩せていることだけが私の幸せだったのかしら。
自分を受け入れることで始まる
私は今でも自分に自信がないし、
体調回復と共に一気に太ってしまった自分も嫌で仕方ない。
身長だって今から伸びてくれるなら170cmになりたいし
差別されない人種になりたい。
なんなら、朝起きたらエマ・ワトソンになっていたい。
自尊心の低さと欲の塊でしかない。
でも#BODY POSITIVE運動と色々な投稿も見て
「もう少し自分を受け入れてあげようかな」と思えました。
痩せているが美、太いが美、ではない
この運動が一番伝えたいのは「ありのまま」を受容すること。
美しさの多様性が尊重されている、ということ。
美の基準は人それぞれで、人にジャッジされるものではない。
人の持っている美しさは多種多様で、
自分に持っていないものを他人は持っていて
他人に持っていないものを自分は持っている。
他人との違いは最大の美しさで、
前を向く一人一人がみんな輝いているってこと!
自分に・周りに優しい生きかた
#BODY POSITIVEの考えかたも、サスティナブルの1つだと思います。
人に向ける優しい気持ちを自分にも向けて、
「ありのまま」の自分を受け入れる練習を一緒に始めませんか?
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ブルベ/オータム・ウィンターです。
155cmファッションをメインに、メイク情報も更新!
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