こんにちは!
スーパーバイラーズの渡邊りりあです。
エンタメは好き嫌いせず幅広く楽しむ!がモットーなのですが、最近特に漫画を読む時間が増えました。その中でも、特に"キュンとする漫画"にハマっています。
漫画からしか得られないトキメキって、ありますよね。
さて、今月のマンガ部のお題は「次巻が待ち遠しい漫画」。ということで、特に気になっている作品をご紹介したいと思います。
「きみの横顔を見ていた」
今回ご紹介するのは、いちのへ瑠美さん作の「きみの横顔を見ていた」。別冊フレンドで連載されており、現在4巻まで発売されています。
読み始めたきっかけは、絵が繊細でとても綺麗だったこと。(表紙のタッチもとても素敵)
読み始めたらあっという間ハマり、すぐに最新巻に追いついてしまいました。
物語は、高校生4人の日常を中心に描かれています。それぞれが主人公として進んでいくストーリーが面白く、1つのシーンをそれぞれの立場になって考えてしまうくらい、感情移入してしまいます。
1巻の表紙の女の子は、森光。吹奏楽部に所属しホルンを担当している、平凡な女子高生。といっても、平凡だと思っているのはきっと本人だけ。ひたむきに努力する姿がカッコいい女の子です。
先輩や後輩、クラスメイトや先生とも素直なコミュニケーションがとれるところも彼女の魅力のひとつ。一見サバサバした女の子ですが、恋はちょっと不器用。きっと今後どう進んでも、彼女ならカッコよく乗り越えて行けるんだろうなぁと思うけれど、光ちゃんは絶対に幸せになってほしい。
彼女の恋の行方が気になって、次巻が待ち遠しくなってしまいます。
2巻の表紙は、大谷慎太郎。クラスのムードメーカー的存在で、野球部に所属しています。
人気者な彼の周りにはいつも人が集まり、見ているだけで元気が湧いてくる。クラスにいたら絶対好きになっちゃうような男の子です。
そんな彼は、光の親友である麻里に片想いをしているのですが、控えめで純粋な姿は、つい頑張れ!と応援したくなってしまいます。
話が進むごとに少しずつ悩みが増えていくように見えますが、自分だけでなく周りの気持ちを考えて行動できる優しい性格の彼がどんな道を選ぶのか、注目したいです。
3巻の表紙は、高橋麻里。光の親友で、人見知りな女の子です。
麻里は、廊下を歩くだけで人が振り向くほどの美少女である一方、自分に自信がなくうまくコミュニケーションが取れないことに悩んでいます。
4巻までのストーリーで、一番大きな変化があったのは彼女のはず。それは光など周りの人の手助けがあったからだけでなく、麻里自身が変わろうと勇気を出せたからだと思います。変わろうと思うきっかけを与えてくれたのが、国語担当教師の松平先生。麻里と松平先生の会話シーンは、特に心がギュッとなるんですよね…。
物語が進むにつれ、更に彼女にも変化があるんだろうなと思うと、楽しみです。
4巻の表紙は、朝霧ひかる。光いわく、学年で一番モテている男の子。かっこいいのに、どこか影がある彼のストーリーがどんな風に進んでいくのか楽しみにしていました。4巻は、彼の物語がグッと進みます。
一見チャラそうに見えて、すごく色々なことを考えている朝霧。昔熱心に取り込んでいた飛込競技をやめたこと、離婚した母のこと。本当の想いを心の奥にしまい込んで生きてきた彼ですが、光が努力する姿を見て、自分の本当の思いと向き合うことになります。
心の内がわかるほど良さが引き出されていくところが、とっても魅力的。これから、彼の本気な姿がもっと見られると良いなと思っています。
ディテールまでリアリティのある美しい絵
4人の表情はもちろん、背景や小物まで繊細に描かれている美しい作品ですが、個人的に気になったのは、大宮駅やさいたま新都心駅が出てくるシーン。
私が高校時代、まさにこの2駅と深い関わりがあったので、個人的にグッとくるポイントでもあります。
映画館や駅のエスカレーター、コーヒーショップのディティールまで、そうそう…!と頷きながら自分の青春を重ねてしまいました。
細かいところまで拘って描かれているからこそ、リアリティがあるのだと思います。
それぞれの視線の先には
「きみの横顔を見ていた」もし両思いだったら、きっとお互い見つめ合っているはずなんですよね。
この表紙も、誰かの横顔を見つめているのかもしれませんし、逆に誰かは表紙の子の横顔を見つめているのだと思います。
お話を読んでからこの表紙を並べてみると、心がギュッと締めつけられます。
これからこの4人がどんな景色を見るのか、視線の先には誰がいるのか。今後の展開から目が離せません。
全員主人公の美しいストーリー
ただの甘い恋愛物語ではない、等身大の彼ら彼女らが、人生の主人公としてひたむきに前に進んでいく姿に、そっと背中を押してもらえるおはなしです。
5巻では、4人とも関わりの深い松平先生のストーリーが描かれるのだとか。
4人の甘酸っぱくて心がギュッとなる展開も見どころですが、1番ミステリアスな存在である松平先生の物語がどう展開していくのか……想像できずすごく楽しみです。
最近キュンとしていないという方や、この記事を読んで気になると思ってくださった方は、ぜひ一度お手に取ってみてください。
今回ご紹介した作品
「きみの横顔を見ていた」/いちのへ瑠美
講談社/既刊全4巻
528円(税込)
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ここまでお読み頂き、ありがとうございました。
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