10年ほど前に“一生もの”と心に決めて手に入れた、「ルイ・ヴィトン」のボストンバッグにつけるために、ショルダーストラップを購入しました。
“一生もの”を、今の自分にフィットさせてよりいっそう愛するためのお買い物の話にお付き合いくださいませ。
これひとつでも身に着けたいくらい!【ルイ・ヴィトンのショルダーストラップ】
春間近の銀座、並木通りのルイ・ヴィトンで購入したのは、こちらのショルダーストラップ。
幅約4cmのベルトはナイロン製で、ブラック×ブラックでさりげなくロゴが織り込まれています。
途中には、モノグラム・キャンバスの丸いパースつき。
軽くしなやかで、幅広で、肩にかけたときもノーストレスで、こういうのがほしいな~とイメージしていた通りのショルダーストラップを見つけることができました。
パースがかわいくて、ブラックのベルトにゴールドの金具がシックで、これだけでもお出かけしたいくらいだし、このストラップをつけるために新しいバッグがほしくなるくらいなのですが!
一生もののバッグをストラップで今の気分に
真新しいショルダーストラップには、予め決めていた役割がありました。
それは
10年ほど前の冬、新宿3丁目の交差点にできてまだ年数を経ていなかったルイ・ヴィトンの路面店で、まさに“一生もの”と心に決めて、ブラックレザーのボストンバッグを手にしました。
「“一生もの”だと思ったけれど、そうでもなかった」というような出会い(と別れ)もこれまでにいくつか経験しましたが、このバッグは私のなかでも別格。
今はもう作られていないモデルなのですが、社会人になったばかりのころから憧れ続け、30歳を過ぎ、当時の自分にとって過去最大の仕事が決まり、まさに”清水の舞台から飛び降りる”気持ちで手に入れた、思い返せば人生の節目といっても過言ではないバッグなのです。
40代に差し掛かった今、改めて格好良く持ちたい。そのためには、衰えた体力を補う身軽さがあるとよさそう? と考えた結果ショルダーストラップをつけることにしました。
もともとのバッグと同じブラック×ゴールドに、モノグラム・キャンバスやジャカード織のロゴがフレッシュなムードを添えてくれました。
このバッグを購入した当時から今までに「ルイ・ヴィトン」には数名のアーティスティック・ディレクターが携わっています。マーク・ジェイコブス(1997年から2014年春夏コレクション、ウィメンズ)、キム・ジョーンズ(2011年から2018年、メンズ)、そして現在のニコラ・ジェスキエール(ウィメンズ)、2018年から2021年に逝去するまでメンズコレクションを手掛けたヴァージル・アブロー。
自分自身も歳を重ねて変化しますが、ブランドから届けられる新作も時代をうつして変化しているからこそ、こうして新しい組み合わせに出会える。その楽しさをこのバッグで満喫しています。