年末年始の休暇に北京・上海へ行ってきました。今回の旅で絶対にチェックしたい!と思っていたのが中国発のフレグランスブランド「观夏 to summer」。「你的东方植物调(あなたの東洋エッセンスを)」をコンセプトに、中国茶をはじめ竹や墨など東洋ならではの香りをメインに展開。中国国内で最も勢いのあるフレグランスブランドとして注目されており、北京の三里屯や上海の湖南路など、お洒落なショップが集合するエリアにいくつも店舗を構えています。
定番の「薔」の香水と、新年限定の「浮春」の蝋燭を購入
期間限定なども含めると何十種類もの香りがあり、香水をはじめ、ハンドソープ・クリーム、さらには車内用フレグランスまで幅広い商品展開でした。どの香り・商品も魅力的過ぎて、1回では決めきれず……! 真剣に悩んだ後、別日に再度訪れて香水と蝋燭を購入しました。
月夜に咲き誇るオリエンタルローズをイメージした「踏云蔷薇」
30ml 498元。購入時の為替で計算すると11000円ほど。
いくつもある香りの中から選んだのは「踏云蔷薇 RAMBLER ROSE」。トップはベルガモットとパッションフルーツの爽やかなムードで、ミドルにバラや緑茶、牡丹など東洋のエッセンスが加わり濃厚な甘い香りに。ラストにムスクや金木犀でよりロマンティックな後味を残してくれます。
購入時に店員さんが説明してくださったのですが、月のきれいな夜に咲き誇るオリエンタルローズをイメージした香りとのこと。夏目漱石の有名な翻訳「月がきれいですね」から着想を得ているとのことで、東洋文学を元にしたロマンティックな解釈により惹かれて購入しました。
新春限定の杯をモチーフにした蝋燭のシリーズから「浮春」をチョイス
120g 298元。購入時の為替では6600円ほど。
また、お店には新年限定のシリーズも並んでいました。せっかくの機会なので、その中から「浮春 Cheerful Spring」という香りの蝋燭を購入。新年や人生の重要なタイミングでは必ず杯を交わす中国の文化を元に、赤い杯のデザインとなっています。ウッディなワインをイメージした香りとのことで、ちょっぴり辛さがありながらもお酒を飲んだ時のようなあたたかさを感じる雰囲気がお気に入りです。
漢字1文字の潔いパッケージや、モダンな店内の空間も素敵
香りを一文字で表したミニマルなパッケージや、白を基調としたモダンな店内も人気の秘訣。心地よい空間でいろいろな香りを試せるので、ついつい長居してしまいました(笑)。
残念ながらまだ日本で購入することはできないのですが、もし中国へ旅行する機会があれば、是非訪れてみていただきたいブランドです。また公式Instagramの世界観も素敵なので、気になった方は覗いてみてください!