「30代、“憧れ”が似合う私に――」。そう願う佐藤晴美の胸の内をひもとく連載。第7回は「ルイ・ヴィトン」のスピーディにフォーカス。ひと目で記憶に残り、いつまでも変わらない価値を保ち続けるルイ・ヴィトンの“モノグラム”。今回は、ベーシックを愛する晴美がリアルバイしたあの名品バッグのお話。
LOUIS VUITTON(ルイ・ヴィトン)のスピーディでつくる佐藤晴美の最新2ルック
誕生から約95年。時代に合わせてリニューアルされ、あらゆる世代から愛され続ける「スピーディ」。定番のブラウンはもちろん、メンズ発祥のカラフルな“モノグラム”も登場し、今なお輝きを増している。進化するアイコンに恋した晴美の赤裸々な思いとは。

「手のひらサイズのナノは、アクセ感覚で楽しみたい。キーホルダー含め、ゴールドを所々にきかせたグラマラスな雰囲気がY2Kを彷彿とさせ、今また新鮮です。実はワイドデニムを合わせているのですが、その抜け感もモダンさのカギに」。
バッグ「ナノ・スピーディ」(10×16×7.5)¥288200・キーホルダー¥62700・トップス¥535700・リング(人さし指)¥73700・(薬指)¥73700/ルイ・ヴィトン クライアントサービス(ルイ・ヴィトン)
キレよくストリートに遊ぶ「スピーディ」の魅力に開眼

「スピーディ・バンドリエール 25とスポーツテイストのMIXは、私の定番スタイルそのもの。ラガーワンピのピンクと象チャームのピンクをリンクさせたさりげない甘さも絶妙です」。
バッグ「スピーディ・バンドリエール 25」(19×25×15)¥288200・バッグチャーム¥91300・ワンピース¥386100・ブルゾン¥715000・靴¥147400/ルイ・ヴィトン クライアントサービス(ルイ・ヴィトン)
佐藤晴美×「LOUIS VUITTON」スピーディ Q&A
Q 晴美が思うルイ・ヴィトンの魅力は?
「学生時代に初めて憧れを抱いたハイブランドのアイテムが、ほかでもないルイ・ヴィトンの“モノグラム”のバッグでした。村上隆さんや草間彌生さんなど日本人アーティストとのコラボ、シュプリームやNIGOさんとのストリートな融合にも興味をそそられます。どんなカルチャーにもオープンで、時代とともに柔軟に変化していく姿勢に惹かれるんだと思います」
Q リアルバイするほど「スピーディ」に恋した理由は?
「2023年にファレル・ウィリアムスがメンズのクリエイティブ・ディレクターに就任し、カラフルなスピーディが登場したときは胸が躍りました。特にストリートスタイルに合わせているのが新鮮で、クラシックなだけではないスピーディの新しい魅力に気づかされたんです。90年以上もの歴史があり、タイムレスであり続けていることも、手にしたいと思った理由のひとつです」
Q 実際に「スピーディ」を手に入れてみてどう?
「デイリーに大活躍しています。年齢とともにスタイリングがシンプルにそぎ落とされてきた私にとって、この存在感がいいアクセントになるんです。さらに、持つほどに自分になじんでいく感覚があり、10年後はどうなっているんだろう、と想像がふくらみます。ボディはくたっとして、ハンドルやコバはあめ色になって……。一緒に時を重ねていくのが楽しみで仕方ありません」
Q 25サイズを選んだ理由を教えて
「実際に店頭で試してみて、私的にいちばん品よく見えたのがこのサイズでした。自分の体型にもフィットしていて、シンプルな服ともちょうどいいバランス。意外と収納力があるのに重くなりすぎないのもポイントでしたね。カラフルなタイプと迷いに迷って、合わせやすいブラウンを選びました。一緒に購入したカニのチャームで、自分らしくアレンジしています」
Q 晴美流のスタイリングポイントは?
「スリムなスタイリングに合わせると、今っぽさに欠ける気がして。どこかにゆるっとしたメンズライクな要素を入れるのが定番です。柄×柄で組み合わせても可愛いし、何にでも合う懐の深さもスピーディならでは。クラシックなバッグだからと固定観念にしばられず、自由に楽しんでいます!」
撮影/JunghyunKim〈TRON〉 ヘア&メイク/笹本恭平〈ilumini.〉 スタイリスト/加藤かすみ モデル/佐藤晴美 取材・原文/榎本洋子〈TENT〉 ※( )内の数字は編集部で計測した(高さ×幅×マチ)で単位は㎝です ※BAILA2025年10月号掲載

























Baila Channel




















