迷える読者のリアルな悩みに、スタイリスト加藤かすみさん&エディター伊藤真知さんがアンサー。「コーデがマンネリ気味」という人は、今年っぽい着方を覚えて印象チェンジをしてみて。
《お悩み》なぜか「買えない」症候群です
すっかり“買い控え”に慣れてしまい、買い物意欲がわかないのも現実。出歩きにくい状況で、わざわざお店に行くのが面倒…にも納得!
《MACHI's Comment》
高感度なのに、低価格。「スタイルミキサー」でワンピに目覚めました!
「流行りものはもちろん、たとえベーシックでも自分が苦手な分野に挑戦したいときに、プチプラ服は頼りになります。特にECに強いブランドはそのスピード感も魅力的! 時間を気にせずじっくり選べて、すぐに着られるのも、慌ただしい毎日にはありがたい限り」
ブランドの得意を見極めて賢く、価値あるショッピングを
「たとえばスタイルミキサーなら、小柄な私でも着やすいSサイズがそろうワンピース。ザラだったらトレンドが早く、アクセントに効きそうな小物というように、プチプラの先にある持ち味を知って、効率よく買うのもポイント」(伊藤さん)。ワンピース¥8250・オールインワン¥8250/バロックジャパンリミテッド(スタイルミキサー)
《KASUMI's Comment》
今あるだけでも6足!トレンド上手で大好きな「ザラ」はサイズ感もわかって、買いやすい“靴”が特にお気に入り
「トレンドの取り入れ方が絶妙だし、プライス的にも気軽に使える素材だったり、欲しいと思っていたものがいいタイミングで見つかるザラ。私はよくネットを利用していますが、サイズやパターンがわかっているものや、色の差が出にくい黒など、アイテムをしぼってうまく活用するのがコツです」
「ネット購入の場合はある程度、信頼しているブランドで探すのも手。どんなに細かくチェックしても届いて違うということもあるので、少し丈が長ければお直しするとか、より素敵に着るための“+α”も必要です」(加藤さん)。ジャケット¥10990・靴(上)¥9990・(下)¥5990/ザラ(ザラ)
《お悩み》コーディネートがマンネリ化
オン&オフの境目があいまいになったことで、似たような服ばかり買ってしまうというお悩みも多数。いつも同じ印象を避けるには?
《KASUMI's Comment》
“着方”を変えれば、着慣れたアイテムでも新鮮に!
「最近はシーズンごとに流行がガラリと変わるというより、少しずつ進化しているイメージ。となると大事なのは“今年はどう着るか?”。定番のスウェットもブラウスと重ねてみるなど、コーディネートで工夫して印象をチェンジ!」
《MACHI's Comment》
色違いやサイズ違いは“別もの”。
「もう持っているから」とスルーせず、今年ならではの変化を楽しんで。
「新しい着こなしを楽しむ上でも、軸となる服は信頼できるものがいい。でも色やサイズ感が昔のままだと古くさく映ってしまうこともあるので、大好きな服こそ“似ているけど違う”一枚へアップデートするようにしています」
ニットの代わりにスウェットを。今年は“重ねて”より新しく
カジュアルが定着し、スウェットのバリエも格段に増えた今だからこそ、ニット感覚でもっと気楽に取り入れても。「意外ときれいめにもいけるし、ますます定番化しそうな予感。やっぱりビッグシルエットが万能ですが、今年なら襟のあるものと重ねたり、流行のスカート+ブーツと合わせたり、新鮮味を添えて」(加藤さん)。スウェット¥23100/サードマガジン ブラウス¥37400・スカート¥100200/マディソンブルー ピアス¥13200・リング¥9790/アマン(アンセム フォー ザ センセズ)
スタイリスト
加藤かすみさん
本誌をはじめ多くの表紙や特集、広告を手がける人気スタイリスト。仕事柄いち早くトレンドを把握しつつも、最近はECブランドにも注目。
エディター
伊藤真知さん
本誌のほか、世代を問わず幅広い女性誌で活躍するエディター。最近ブログを始めたこともあり、大人のプチプラを探しまくりの日々。
撮影/倉本ゴリ〈Pygmy Company〉 ヘア&メイク/笹本恭平〈ilumini.〉 スタイリスト/加藤かすみ モデル/桐谷美玲 取材・原文/伊藤真知 構成/内海七恵〈BAILA〉 撮影協力/タイトルズ ※BAILA2021年9月号掲載