30代、ファッションを楽しむコツって? 創刊20周年を記念して、バイラのファッションページを担う賢者たちがアドバイス。スタイリスト加藤かすみさんが長年飽きることなく愛用している時計とは…?
しっくりこない服は躊躇せずに手放すことを繰り返す。残った服が自分が本当に似合う服
「30代の頃は流行を追ったりもしたけれど、結局いくつになっても好きなものは変わらないことに気づいたので、今の私のワードローブは似たような洋服ばかり(笑)。そこにたどり着くために私がしたのは、クローゼットをこまめに整理することでした。何度も繰り返していくうちに、どんな服が好きなのかが明確にわかっていくのですごく楽しい。しっくりこない服は躊躇せずに手放すことが、自分に似合うものを見つけるプロセスにおいて最も重要なのかもしれません」
《30歳の頃》
「ずっと欲しいと思っていて30歳で購入したカルティエの時計。シンプルな形とヴィンテージのようなたたずまいは飽きることがありません」
スタイリスト
加藤かすみさん
洋品店を営んでいた祖母の影響でスタイリストを志す。小学生の頃から世界のコレクションを放送するTV番組「ファッション通信」をよく見ていたそう。
取材・原文/菊池美里 構成/岩鼻早苗〈BAILA〉 ※BAILA2021年6月号掲載