やわらかさもハンサムさも手に入る！スカートのコンサバコーデ2選【BAILA世代のスキありコンサバ】

大人の好感度＝知性×社会性+少しの可愛げ。スタイリストの佐藤佳菜子さんが考える「スキありコンサバ」は、バイラ世代にとっていいことずくめのファッション。スカートをはくなら、ハンサム＆媚びずにやわらかな雰囲気をまとえるこのコーデで！

スタイリスト佐藤佳菜子のアイディア

「頼りなさを感じる、ふわふわの花柄は大人には不つりあい。フェミニン派のスタンダードである花柄スカートもハリ感のあるジャカード生地とシュッとしたIラインで、ハンサムに振り切ったほうが、がぜん印象的に見えます。足もとは端正なローファーでほんのり辛口に」。

スタイリスト佐藤佳菜子のアイディア
「人目を引くような色を着ていないし肌を1㎜も出していないのに、一歩引いて見たときにやわらかさやスキを感じる。そんなたたずまいが理想。人って全体像でイメージが決まるから、客観的な“引き”の目線って実はすごく重要なんです。ふんわり起毛したシャギー素材やかすかに揺れるエアリーな質感、ミルクティーを思わせるまろやかなトーンなど、色や素材の力を借りて社会性のある着こなしを“やわらかな女”と印象づけて」。

昔ながらのイメージのせいか「コンサバ」って型にはまっているとか、無難でつまらないとかネガティブにとらえられることが多いけれど、大人に必要な知性や社会性を基盤にしていてどんな人にも受け入れてもらえる安心感があります。そこにちょっとした可愛げや遊びで“スキ”をつくって「印象的な無難」「無難の最上級」を目指すのが私が考える「スキありコンサバ」。普通の服がベースだからやりすぎにならないし逆に新鮮な洒落感が生まれて好感度が上がるバイラ世代にとっていいことずくめのファッション。誰かと会う日が、もっと楽しいものになるはずです。

撮影／大塚三鈴　 ヘア＆メイク／中山友恵　スタイリスト／佐藤佳菜子　 モデル／土屋巴瑞季　取材・原文／野崎久実子　※BAILA2024年1月号掲載