「リアルなシーン別おしゃれがわかる!」と好評の「連載 松村沙友理のお仕事服研究所」。第9回は出張ファッションをお届け!ビジネスシーンの好印象と移動中の快適さ、どちらも重視される出張ファッション。遠出ならではの靴やバッグ選びにも注目を!
【こんなときどうする?】出張に行くとき
他県の取引先へ担当交代の挨拶に。一人での出張、荷物も多いしとにかく疲れにくく動きやすい服を選びたい。とはいえ、あくまでも社の代表として
たくさんの方たちと顔を合わせるので、好感度やきちんと感も忘れたくない。どんな服装をしていけばいい?
【RESULTS】動きやすいパンツスタイルにジャケットをON。 防シワなどの機能派素材にもこだわって
ピンクベージュのセットアップは、マシンウォッシャブルで、さらにノーアイロンで着られる優秀アイテム。上下別で着回せるので、持参する服の数を減らしたい出張先でも大活躍します。好感ピンクの上からチャコールのジャケットをはおって引き締めると、着こなしに知的なムードが加わり、理想的なお仕事スタイルが完成。ブラウス¥18700・パンツ¥19800/ルーニィ ジャケット¥24970/アンクレイヴ(アンクレイヴ スタンダード) イヤリング¥4400/ココシュニック新宿タカシマヤ店(ジェイデンスター) ネックレス¥192500/マリハ 時計¥41800/ココシュニック バッグ¥16500/ピーチ(ヴィオラドーロ) スーツケース¥187000/トゥミ・カスタマーセンター(トゥミ) 靴¥16500/ダイアナ 銀座本店(クムウ_ダイアナ)
【JACKET】シワになりにくいジャケットできちんと感をしっかり確保!
快適さ重視でややカジュアルなインナーとボトムを選んでも、上からジャケットさえ羽織れば、きちんと度高めのお仕事スタイルに。移動中は脱いで荷物に入れることも多いので、防シワ素材がベター
【SHOES】締めつけないからむくまないやわらか素材のパンプスが優秀!
歩数が増えるとともに、立ちっぱなし、座りっぱなしの時間も長くなる出張では、靴選びが最重要課題。パンプスでもクッションインソールや伸縮アッパーを使ったものをチョイスすると、足の疲労度が違います
【MAKEUP】
移動が多い出張メイクで留意すべきは、「くずれにくさ」と「乾燥対策」。たっぷり保湿をしたあとに、ベースの仕上げはパウダーを使ってセミマットに仕上げると、ヨレにくく、お直しも簡単に。また、疲れて見えないよう、目もとや頰にピンク系の色をさすのもポイント。特にチークは“広めにふんわり”入れ、血色感を高めて
【SUIT CASE】ビジネス仕様の優秀キャリーでパッキングがラクに
出張が多いバイラ世代に役立つのが、中央にPCや書類をすっきり収納できるシステマチックなキャリー。着替えや重いものはこちらにまとめ、貴重品やすぐ使う資料を入れる小さめバッグを別に持参するのが鉄板!
【ADVICE】出張に行くときのコーデに、有識者からアドバイス!
花王株式会社 キュレルPR (名古屋から東京本社に勤務)
亘理美由貴さん
「動きやすい、洗える、防シワの3条件を優先!」
出張の移動中は動き回るか、座っているかの両極端。だからこそ動きやすく、着心地よく、汚れても洗えることが絶対条件。ただ“ラクさ”を重視しすぎると、自分のテンションも下がってしまう気が……。疲れないヒール靴や、軽いジャケットできれいめ感を補い、さらに血色リップや保湿スプレーなどで、お疲れ顔にならないよう気をつけています!
スーパーバイラーズ
清水麻衣さん(人材サービス)
「長距離移動の出張にはパンツ×フラット靴のコンビ一択」
移動が長かったり、イベントがある出張には、締めつけのないパンツにフラット靴で快適さ&機動力UP。帰りは荷物が増えるので、いつものリュックに加え、サブバッグを必ず持参します。
スーパーバイラーズ
泉ひとみさん (メーカー)
「防寒対策のためジャケットやカーデを必ず持参」
ブラウス×シワになりにくいユニクロのタックワイドパンツをベースに、ジャケットをプラスするのが基本。意外と寒い工場や夜間業務のために、防寒カーデも持ち歩くようにしています。
撮影/遠藤優貴(モデル)、草間智博〈TENT〉(物) ヘア&メイク/あきやまひとみ スタイリスト/松村純子 取材・原文/栗田瑞穂 撮影協力/株式会社ゆりかもめ ※BAILA2024年7月号掲載