カジュアル上手な川口春奈さんとデニムがトレードマークのスタイリスト百々千晴さんの共演が実現。ハイセンスな2人のデニム対談をお届けします。
CONTENTS
今、どんなデニムはきたい?
大胆な肌見せでかなえる半歩先のデニムスタイル

体の曲線が際立つミニマルなバックコンシャストップスに水色デニムをさらりと合わせてスタイリッシュに。デニムを軸にしたワンツーは、シンプルでも無限の可能性を秘めている。ヒップポケットにFendi Stamp 1925のパッチが入ったラグジュアリーな一本ならなおさら、伸び伸びと自信をもって謳歌できる。手首にゴールドのカフを携え、さりげなくリッチなオーラをまとわせて。
パンツ¥168300・バングル(太)¥107800・(細)¥82500・リング¥52800/フェンディ ジャパン(フェンディ) トップス/スタイリスト私物
川口春奈さん✕スタイリスト百々千晴さん デニム対談
「究極の理想は、白Tとデニムが似合う人」(川口春奈)
「ヘルシーな春奈ちゃんと最高の相性だと思うな」(百々千晴)
「ずっとデニム好き」な二人が理想とするスタイルって?

H=春奈
D=百々
D 今日は撮影ありがとうございます。どのデニムも春奈ちゃんに似合っていて素敵でした!
H こちらこそ、百々さんのデニムスタイルを堪能できて嬉しかったです。私、姉のおさがりの破れたジーンズをはいて外を走り回っていた子ども時代から、ずっとデニムが好きなんです。
D おてんばさんだったんだね(笑)。普段はどんなデニムをはいてるの?
H 細身もメンズっぽいシルエットもはきます。百々さんの雑誌でのスタイリングやインスタを見て真似することもあるんですよ。
D え、ほんとに!?
H 百々さんが提案する、力が抜けているけど、締めるところは締めたおしゃれが好きで。今日のスタイリングも気分にぴったりでした。
D 嬉しいです。今日の撮影は、春奈ちゃんだからちょうどいい力の抜け具合を表現できたと思いました。肌も体も心もヘルシーで、理想の服の着せ方ができる人だなってあらためて感じたんです。ちなみに、春奈ちゃんはどんなデニムスタイルが理想なの?
H 究極の理想は、なんでもないTシャツにクタクタのデニム、リッチなアクセで締めるメリハリのあるスタイル。ジェーン・バーキンみたいな。あ、百々さんがまさにそうですね!
D 褒めすぎ! 私もうお金払いますね(笑)。似合うかどうかは別にして、白Tとデニムは私もいちばん好きなスタイルです。
H 似合ってるじゃないですか! シンプルなスタイルこそ着る人の生き方やパーソナリティが映し出されると思うんです。それが似合うって、すごくかっこいいなって。私も理想に近づけるように自分磨きしていきたいです。
どんどんはいて、気軽に洗う。育てることで“いいデニム”になる
H ところで、最近これはいい! って思ったデニムはありますか?
D え〜、なんだろう。これっていうより、日本のデニム文化はリスペクトしてるかな。自分のブランドでもデニムを作っていて、その過程で職人さんの熱量をひしひしと感じる瞬間があって。そうして仕上がった一本を手にしたときは、やっぱり“いいデニムだなぁ”って思いますね。
H 素敵な話。伝統や携わった方の思いを知ると、愛着も深まりますよね。今日は私服で今百々さんがはいているのと同じデニムできたんですけど、もっとバックボーンを知りたくなりました。
D 着てくれてるんだ! ありがとう。
H ゆるめシルエットが洒落てて大のお気に入りです。ピンクのステッチとか、さすがだなって思いました。素朴な疑問なんですけど、これって洗濯機で洗って大丈夫ですか? タイ料理の汁を飛ばしちゃって(笑)。自宅で洗うと質、色、着心地が変わっちゃうんじゃないか心配で。
D 全然OK。天然の素材だから、むしろどんどん着てどんどん洗って経年変化を楽しんでほしいな。
H 勇気を出して洗濯機に放り込んでみます(笑)。
D ぜひそうして(笑)。デニムなら色落ちも破れもウェルカム。むしろそのピンクのステッチも、デニムが色落ちすることでくっきり目立ち始めて、それもまた可愛いんだから。
H その考え方がおしゃれ泥棒! 勉強になります。

バイラミューズ
川口春奈
かわぐち はるな●1995年2月10日生まれ、長崎県出身。ドラマ「silent」「ハヤブサ消防団」「アンサンブル」など話題作に多数出演。オフィシャルYouTube「はーちゃんねる」も大人気。

スタイリスト
百々千晴
どど ちはる●1980年生まれ、徳島県出身。着る人の個性を引き出すシンプルでキレのあるスタイリングが魅力の人気スタイリスト。自らのブランド「SHISHIKUI」も手がける。
撮影/伊藤彰紀〈aosora〉 ヘア&メイク/笹本恭平〈ilumini.〉 スタイリスト/百々千晴 モデル/川口春奈 取材・原文/榎本洋子〈TENT〉 撮影協力/アワビーズ、プロップスナウ ※BAILA2025年6月号掲載
























Baila Channel



















