ライターが「これは今、本気で使える!」と実感した優秀アイテムを紹介する連載【読む試着室】。
ただの紹介ではなく、実際に着て・動いて・試してわかった「リアルな使い心地」や「見た目の印象」まで徹底レビュー。サイズ感や素材感など、気になるポイントは編集部が独自に調査&細部の写真とともに、読者が“手に取るようにわかる”ようお届けします!
洗練デザインで着回し力抜群!洋服の青山の万能ジャケットをレビュー!
洋服の青山「4ボタンダブルジャケット」¥20790

洋服の青山は、スーツ専門店として長年親しまれてきたビジネスウェアの老舗ブランド。働く人の“きちんと見せ”を支える定番アイテムが豊富な一方で、近年はカジュアル要素を取り入れた女性向けアイテムにも注力。オフィスカジュアルはもちろん、休日コーデにも使えるデザインが増えていて、「きちんと+今っぽさ」を両立できるラインナップが魅力です。
そんな洋服の青山から今回ご紹介するのは、9月に発売予定の「4ボタンダブルジャケット」(¥20790)。ドライな素材で、今の季節からでも仕事やオフの日に使いやすいジャケットです。
「麻っぽい素材ってシワになりやすそう」「絶対汗で汚れるから、洗えるといいのだけど……」「ジャケットはたくさん買いたくないから、なるべく長いシーズン着られるのがいい」という声も聞こえそうですが、実際のところは? では早速見てみましょう。
4ボタンダブルジャケットの「細部」に注目!

今回レビューするのは、4ボタンダブルジャケットのブラウン、Lサイズ。近年トレンドのブラウンカラーが美しい、夏からさらっと羽織れるジャケットに注目。9月の発売を前に、一足お先に試着させてもらいました!
質感:ドライタッチで、汗ばむ季節も不快指数を和らげる

4ボタンダブルジャケットの魅力の一つは、着用感の快適さを生む“素材の質感”。さらりとしたドライタッチで肌離れがよく、写真のとおり透け感があって通気性もいいため、まだまだ暑い今の時季に着てもムレにくくストレスを感じにくいのがポイント。適度な厚みとハリを持ちつつも柔らかさもある生地感で、動きに合わせて自然に揺れる落ち感があり、着る人の所作を美しく見せてくれます。さらに、2WAYストレッチ素材を採用していることで、腕の上げ下げや前屈みの姿勢でも窮屈さを感じにくく、座り仕事や移動の多い日にも頼れる仕様。防シワ素材でもあるので、1日動き回ってもキレイなシルエットが続きます。
また、このジャケットはなんとウォッシャブル対応! 自宅で手軽にケアできるのは忙しい日々の味方ですね。高機能なのに着心地は軽やかで、見た目にも品のある生地は、まさに“今どききれいめジャケット”の理想形といえます。
色み:秋らしさを引き立てる、深みのある赤みブラウン

落ち着いた赤みを含んだブラウンは、ひと目で秋の気分を呼び込んでくれるような、温かみと奥行きを兼ね備えたカラー。定番のブラックやネイビーと違い、やわらかく女性らしい印象を与えてくれるのに、派手さや奇抜さがないのでオフィスでもきちんと映える絶妙なトーンです。
スタイリングもしやすく、ブルーやグレーなどの寒色系と合わせればシャープに、ベージュやアイボリーなどの淡色と組み合わせれば優しげなニュアンスになりそう。くすみ系のカラーアイテムとも相性がよく、トレンド感のあるスタイリングを簡単に作れます。さらに、今ならTシャツに羽織るだけでスタイルが決まるし、寒くなってきたら黒のタートルやニットパンツなど重めのアイテムと合わせても重くなりすぎず、ほどよい抜け感を演出します。1枚で“季節の変化”を楽しめる、計算された色みが魅力のジャケットです。

ゴールドなどデザイン性のあるボタンだと少し秋冬のイメージが強まるところ、このジャケットのボタンは生地と同系色なので今のシーズンからも取り入れやすいのもポイント。コーデを左右しないので、幅広いテイストにアレンジが効きます。
デザイン:クラシカルな中に抜け感が光る、今どきシルエット

4ボタンダブルジャケットは、王道のテーラードジャケットを今の気分にアップデートした絶妙なデザインバランスが魅力。ダブルブレストの前合わせや長めの丈感がクラシカルな印象を与えつつ、素材感やカラーも相まって、かっちりしすぎず適度な抜け感を演出してくれます。
ジャケットとしてはしっかりとしたつくりながら、ボタンを開けてラフに羽織るとぐっとこなれて見える設計で、オンオフ問わず活躍。肩は薄い肩パットが入っており、エッジの効いたキレイなラインをキープしてくれているのが、着るとわかります。

袖口はフルレングスで、ロールアップしてももたつかず自然にたゆませることができ、季節の変わり目にもぴったり。前から見ても後ろから見てもシルエットが美しく、着るだけでサマになる洗練された一着です。
ちなみにポケットは前身ごろ左右の腰と、内ポケットが1カ所あります。

裏地・縫製:通気性をキープしながら、劣化しやすいところには補強あり

ジャケットを裏返してみました。見てわかるとおり、擦れたりヨレたりしやすい腕やわき、首の後ろあたりには裏地が。これによりシルエットがキレイにキープされるほか、着用時のすべりをよくし、着心地のよさがあります。
4ボタンダブルジャケットの「サイズ」をメジャーで実寸!
店頭で着ずとも手持ちのアイテムと比較できるよう、気になるサイズをメジャーで測ってみました! この後コーディネートでも提案時に着ているLサイズの数値なので、着用写真と合わせてチェックしてみてくださいね。
※サイズは編集部調べ。洋服の青山が提示している公式な数値ではありません。また、物によってサイズには若干の差があるので、あくまで参考として、見てくださいね!
着丈:(前)約72cm、(後ろ)67cm

前身ごろが少し長めに作られています。また、写真を見てわかるとおり、前身ごろの裾は少しカーブがかかっていますね。
身幅:(いちばん細い部分)約48.5cm、(裾)約54cm

ウエストのいちばん細く見せたい部分は微妙に細めの作り。裾に向かってまっすぐ広がるシルエットなので、くびれをより美しく見せてくれます。
襟の開き:約28cm

けっこう開きがあるので、胸元にボリュームのあるシャツなどを中に着てもキレイにコーデできそうです。
肩幅(襟〜切り替え部分):約13cm

数値的には少し華奢ですが、肩パット部分や襟に実際はもう少し余裕があるので、一般的なサイズ感と言えそうです。
袖:約58cm

普段Mサイズを着る筆者には少し長めでした。ゆったり着たい人や重ね着をよくする人は1サイズアップしてもいいかもしれません。着るとこんな感じ。

袖幅:約12cm

スーツをメインに扱うブランドとあって、ゆったりというよりは体のラインをスッキリ見せてくれるシルエットのジャケット。袖幅も最近のトレンドのものと比べると少し細めなので、腕を細く見せてくれます。
アイテムのスペックがわかったということで、続いてはこのアイテムをどうコーデに取り入れるか? パンツのテイスト違いのコーデを2組考えてみました。
4ボタンダブルジャケットのLサイズで「コーデ」!
シンプルだけどカラーなどの細部に洗練された印象のあるこのジャケット。ということで、キレイな印象のまま、パンツで雰囲気を変えた2つのコーデを考えてみました。
普段から服は基本的にMサイズ(時々Sサイズ)を着ている162cmのライターが、Lサイズを着用。コーデに取り入れたときのサイズ感も参考にしてみてくださいね。
サンダルに肩かけスタイルでオフの日コーデ

着用者:身長162㎝
ジャケット/4ボタンダブルジャケット(¥20790)
パンツ/デニム調ワイドパンツ(¥12100)
インナー、サンダル/私物
私物以外洋服の青山
Tシャツとサンダルで、カジュアルに振ってみました。ラフになりすぎないよう、パンツはデニム調な質感がありつつもキレイさがしっかりあるワイドパンツを合わせて。肩がしっかりした作りなので、肩にかけてもずれ落ちにくいのは発見でした! ラフに着ることが多いなら、今回選んだように、普段より1サイズアップがおすすめ。肩周りにゆとりがしっかり出るので、力の抜けた着方ができてトレンドにもマッチしますよ。
同素材のパンツとセットアップでオフィスコーデ

着用者:身長162㎝
ジャケット/4ボタンダブルジャケット(¥20790)
パンツ/ドローコード ワイドパンツ(¥11000)
ブラウス/長袖 ボリュームリボンタイブラウス(¥5489)※9月上旬発売予定
パンプス/サンプル
洋服の青山
働く女性なら一つは持っていたいセットアップ。ブラウンという柔らかさもあるカラーで、さらにパンツはウエストがひも仕様になっているものなら、かっちりしすぎず小洒落た演出が叶います。キレイなカラーのブラウスとの合わせも、このとおりおしゃれ! もたつかず、ピリッと直線的な肩のラインは、ビジネスシーンでも”できる女性”を演出します。
ちなみにセットアップでいうと、同素材で登場するジレもおすすめです!

【結論】働く女性の「ほしい」を詰め込んだ、理想の一着

デザイン、色、素材、機能性——すべてにおいて「今ほしい」を詰め込んだ4ボタンダブルジャケットは、働く女性のリアルな日常にしっかり寄り添ってくれる一枚。今年らしいカラーと今っぽいシルエットで、いつものジャケットスタイルに新鮮さを添えてくれるこのジャケットは、9月中旬発売予定。気になる方は忘れずにチェックを!

























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