テック服とは?
「テック服」とは、撥水、UVカット、接触冷感など、高い機能性と実用性を備えた服のこと。年々暑く過酷になる夏に備えて、快適でおしゃれなテック服の取り入れ方を、BAILAきってのおしゃべり“名&迷コンビ”・エディター東原妙子&スタイリスト池田 敬が指南!
テック服の取り入れ方を東原妙子&池田 敬がトーク!

エディター
東原妙子
ひがしはら たえこ●敏腕ながら本誌YouTubeでもおなじみの「ずぼらエディター」。ディレクターとしてもひっぱりだこで、数々のブランドで服作りを手がける。

スタイリスト
池田 敬
いけだ たかし●数々の女性誌で大活躍の人気スタイリスト。メンズ目線ならではのコンサバに少しのエッジを効かせたスタイリングと、軽妙な関西弁トークが魅力。
いつもどおり、でも実は高機能。気負わず楽しむのが今っぽい
東原 日本の夏が過酷すぎて! 毎日心地よく着られる服って、働く私たちにとって死活問題よ。でも一方で、高機能なのはわかるけど、おしゃれじゃないと気分が上がらないという声も多くて。
池田 わかる。でも僕、最初に言っておくと、もともとテック服そんなに好きちゃうかったんですよ。
東原 出た、悪口から入るやつ(笑)。
池田 いや、ほんまに! だって上質感が出にくいし、下手すると一気にアウトドアになるし、スタイリングも難しい。
東原 メンズは“この機能性スゴイ”とか“この素材新しい”とか、見た目以外のウンチク的なことにも惹かれるけど、女性はまずルックスから入るからね。「こんなに高機能なんです」といわれても、それだけじゃなかなか響かない。
池田 だから僕も最初はピンと来てなかった。でも色々なブランドで話を聞くと「今、みんな高機能服を探してます」って。そんだけ需要があるんやなと。
東原 そりゃね。暑いし、洗いたいし、焼けたくないし、ラクしたい。
池田 それで今回僕の提案は“いかにもテックに見えない服”。見た目は普通におしゃれなのに、実はちゃんと機能的。まずはそこから入るのがいいのかなと。
東原 そうだね。私、自分で服を作るときも、デザインと同じくらい意識するのが着心地。その点で、生地選びって本当に大事だと思っていて。今のテック素材って昔みたいに“いかにも化繊”って感じじゃなく進化してる。触ってこれいいな、って思う生地がたまたま高機能だったりするから、ラッキー!くらいの感覚で選べるようになってきてるよね。
池田 しかも、夏はそのラッキー!がめちゃくちゃ効いてくる。
東原 ほんと、毎日忙しいのに服にそんな手間もストレスもかけてらんないよ。たとえば、今日私が着ているシャツ&ワンピース。ロートレアモンとコラボで作った服ですが、通勤もOKなきちんと上質感のある生地で、裾にレースがついているのに、そのまま洗濯機で洗えちゃう。おまけに、速乾・UVカット・接触冷感機能つき! セットアップでそろえれば、コーディネートにも迷わず時短!
池田 最高やないですか! さすが、ずぼら代表が作る服(笑)。
東原 そやねん! ちなみに少し話がずれるのだけど、私、アウトドア系の本気テック服を普段街で着るのも好きなの。でも確かに着慣れていないと、お店でハンガーにかかっているのを見ただけじゃイメージが湧かないよね。
池田 そうそう。特にきれいめフェミニン派は迷うと思う。だからポイントは、“何を選ぶか”と“どう着るか”の二つ。まずは、きれいめで普段の着こなしにそのまま取り入れられるデザインを選ぶこと。そこから一歩進んで、あえて少しテックっぽさを楽しむなら、コーディネートでバランスをとる。
東原 本気のテック服って、間違えるとラクなだけの手抜き服になっちゃう。
池田 たとえば、甘めワンピにアウターとして羽織るとか、バッグや靴はレディなものにするとか。テックと真逆の都会っぽさやフェミニンさを足していく感じ。
東原 逆に考えると、いつもの着こなしをベースに一点だけ“ハズシ”として効かせるイメージがわかりやすいかも。日常の服に飽きてきたときに、メンズっぽいとかスポーティとかのニュアンスが入るだけで新鮮に見える。便利さだけじゃなく、おしゃれの更新感もあると思う。
池田 テック服を買うぞ!って気負わなくていいし、テック服に引っ張られて自分らしくない服装をしなくていい。いつもどおりおしゃれしてるだけやのに、実は高機能。そこがいちばんお得感ある。
東原 “おしゃれは我慢”とかいう人もいたけど、今は我慢しなくていい時代ってことだね。ありがとう、技術!
池田 どこに感謝してんの(笑)。まぁ今回の企画で“テック服=難しそう”じゃなく、ハードルが下がるとええよね。
東原 池ちゃんすっかりテック服好きになってるじゃん。
池田 ほんまや(笑)。テック服っていいことしかないやんな!
この日着用していたのも東原さんコラボのテック服!

【機能】マシンウォッシャブル/速乾/UVカット/接触冷感
セットで着るとより洗練。ともに裾レースは取り外し可。シャツ¥23100・ワンピース¥34100/ジャヴァコーポレーション(ロートレアモン)
この夏、テック服は「セットアップ」から取り入れるのが簡単!
「Theory(セオリー)」のセットアップ
【機能】撥水加工/接触冷感/通湿性/通気性

きちんと見えするディテールでオンもオフも頼りっぱなし
ブラウスは襟つき&裾ギャザーでデザイン性があり、パンツはセンタープレス入り。そんな王道通勤服が、撥水、接触冷感、通湿性、通気性と4つの機能性を装備。セットアップなら上下の素材感の相性に悩むこともなし。ブラウス¥26400・パンツ¥31900/リンク・セオリー・ジャパン(セオリー) 手に持ったジャケット¥61600/HER. イヤリング¥17600・ネックレス¥19800/アビステ 時計¥7700/カシオ計算機 お客様相談室(カシオ クラシック) バッグ¥77000/アニエスベー 靴¥15400/ダイアナ 銀座本店(ダイアナ)

東原妙子
セットアップって最初から上下で完璧なバランスで作られてるからね。小物を変えるだけで幅広いシーンに対応できて便利

池田 敬
上下別々に着られるっていうのもお得感!

東原妙子
お得が好きだね〜(笑)
撮影/三瓶康友(人)、魚地武大〈TENT〉(物) ヘア&メイク/菊地美香子〈TRON〉 スタイリスト/池田 敬 モデル/佐藤晴美 取材・原文/東原妙子 ※BAILA2026年7月号掲載

BAILA編集部
30代の働く女性のためのメディア「BAILA」。ファッションを中心にメイク、ライフスタイルなど素敵な情報をWEBサイトで日々発信。プリント版は毎月28日頃発売。














































池田 敬
これなんて見た目のテック感ゼロ! セットアップなら合わせに迷わへんからトライしやすいはず