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【最愛トレンチ、どう着る?】スタイリスト加藤かすみさんがアンサー! おすすめコーデ9選

タイムレスなものだからこそ、常に新鮮なときめきとともにつきあっていきたいトレンチコート。オーセンティックな魅力はそのままに、シルエット、着方、配色で一新する、「今」のトレンチスタイルを加藤かすみさんと考えました。

目次

  1. #1 「シルエット」を新しく!
  2. #2 「着方」を新しく!
  3. #3 「配色」を新しく!
教えてくれたのは
加藤かすみ

スタイリスト

加藤かすみ


BAILAをはじめ、数々のファッション誌や広告で活躍する人気スタイリスト。シルエット選びや配色、小物使いでトレンドをさりげなく盛り込み、「ベーシックな服こそ普通に見せない」テクニックは必見。

#1 「シルエット」を新しく!

「今の気分が如実に表れるのがシルエット。それを更新するだけで、新鮮に見違えます。今年は優雅なロング丈テントシルエットと軽やかなショート丈Aラインがイチ押し。カチッとしすぎないバランスが、リラクシーで女性らしく映えるんです」(加藤さん)

気張らない大人の余裕が漂うハリ感テントシルエット

桐谷美玲 コート¥83600/マルティニーク ルミネ 横浜(マルティニーク)

「まじめになりがちなトレンチも、しっかりハリがあってきれいに広がるテントシルエットなら、こんなにもこなれて見えます。ほどよくラフでハンサムなムードがあるので、甘めなスカートと相性がいいのもおすすめしたい理由のひとつ。メッシュニットや遊んだ配色の小物など、合わせるアイテムにもひとクセ加えると、去年とは違う“今”のトレンチスタイルに」(加藤さん)。コート¥83600/マルティニーク ルミネ 横浜(マルティニーク) カーディガン¥44000・スカート¥50600/マディソンブルー バッグ¥284900・靴¥123200/ジミーチュウ

軽快でほんのり甘いショート丈Aラインシルエット

桐谷美玲 コート¥33000/ウィムガゼット 玉川髙島屋S・C店(ザ ポーズ)

「トレンド感のある軽快なバランスで、今年の気分にどハマりしたのがショート丈のAライン。このトレンチは、ぽわんとした袖が華やかな進化系。エアリーなフレアブラウスを入れて軽やかさを引き立てることで、春らしくフェミニンな着こなしになります。鉄板のデニム合わせはもちろん、きれいめパンツを合わせればお仕事にも」(加藤さん)。コート¥33000/ウィムガゼット 玉川髙島屋S・C店(ザ ポーズ) ブラウス¥28600/カデュネ プレスルーム(カデュネ) パンツ¥39600/ロンハーマン(RH ヴィンテージ) バッグ¥39600/アルアバイル(ジョイ・グライソン) 

桐谷美玲 コート¥15990/オンワード樫山(アンフィーロ)

「トレンチ×ボーダーの定番フレンチスタイルも、トレンチの丈が短いだけで一気に新しく。ゆったりしたAラインやワーク調の袖口、ブラックボタンのモダンさもポイントです。実はボーダーがロゴ入りだったり、パンツもデニムじゃなくてリネンだったり、ちょっと変化球を効かせています。スタイルは王道でもアイテムの選び方を変えることで、ぐっと洗練されるんです」(加藤さん)。コート¥15990/オンワード樫山(アンフィーロ) カットソー¥27500/マディソンブルー パンツ¥49500/サードマガジン バッグ(4月入荷予定)¥56100(ナゲディ)・靴¥39600(ピッピシック)/アルアバイル  ピアス¥45100/エルディスト (バージュエリー)

#2 「着方」を新しく!

「様々なアレンジで自分なりの着方を磨いていけるのがトレンチの醍醐味。袖のあしらいやベルトのこなし方など、ちょっとしたひと手間で差がつきます」(加藤さん)

ゆるっと着るなら?オーバーサイズをバサッと着流す

桐谷美玲 コート¥83600/マルティニーク ルミネ 横浜(マルティニーク)
桐谷美玲 コート¥154000/オーラリー

「袖を無造作にたくし上げたり、ベルトを後ろで結んでドレープさせたり、生地のたっぷり感を強調することでサマになるのがオーバーサイズトレンチ。光沢を帯びたカーキベージュもムードたっぷり。ジレのセットアップにバサッと着流すだけでかっこいいけど色っぽい、そんな絶妙なバランスに仕上がります」(加藤さん)。コート¥154000/オーラリー ジレ¥19800・パンツ¥24200/カデュネ プレスルーム(カデュネ) Tシャツ¥16500/インターリブ(サクラ) バッグ¥44000/トゥモローランド(アヴァケーション) 靴¥104500/ピエール アルディ 東京(ピエール アルディ) 

結び方 HOW TO

結び方 HOW TO

左右のループにベルトを通し、後ろで交差。上側のベルト先を、ループに通した背中側のベルトの下をくぐらせてから片リボン結びすると美シルエットキープ。

カチッと着るなら?ウエストをギュッとしぼってドレスライクに

桐谷美玲 コート¥149600/ドゥロワー 二子玉川店(ドゥロワー)

「トレンチの利点は、ベルトでメリハリをつけると途端にレディな印象になること。すっきり大人っぽい理想のXラインをかなえるには、このコートみたいに適度にハリ感のあるミニマルなデザインを選ぶのが正解です。裾からチュールをのぞかせ、足もとにはミュールを。ときには“トレンチでドレスアップ”するのも最高に素敵だと思うんです」(加藤さん)。コート¥149600/ドゥロワー 二子玉川店(ドゥロワー) ニット¥28600/ ebure GINZA SIX店(ebure) スカート¥37400/ウィム ガゼット ルミネ新 宿店(ウィム ガゼット) ピアス¥28600/エルディスト(バー ジュエリー)  バッグ¥68200/八木通商(ザンケッティ) 靴¥61600/アマン(ペリーコ)

結び方 HOW TO

結び方 HOW TO

ウエスト高め、中央から少しずらした位置で片リボン結び。輪の形を整えたら完成。

#3 「配色」を新しく!

「定番トレンチに楽しげで旬なムードをもたらすのが、トレンドカラー。ベージュは合わせる色を選ばないから、自分の気分が最も上がる組み合わせで楽しんで」(加藤さん)

×PALE PINK

桐谷美玲 コート¥110000/コラム 伊勢丹新宿店(コラム)

ハンサムトレンチに甘いピンク。真逆だからこそモダンさ際立つ
「サッと着て絵になるハンサムなロング丈トレンチ。透けてつやめくセンシュアルなピンクとの対比で、旬度の高い大人の甘さが引き立ちます。スイートになりがちな淡いピンクはワントーンでまとめるとスッとなじんで上品。」(加藤さん)。コート¥110000/コラム 伊勢丹新宿店(コラム) トップス¥11000/オーラリー スカート¥86900/マディソンブルー ピアス¥37400/エルディスト(バージュエリー) バッグ¥52800/ショールーム セッション(MIUUR) 靴¥145200/セルジオ ロッシ カスタマーサービス(セルジオ ロッシ) 

×LEMON YELLOW

桐谷美玲 コート¥199100(マッキン トッシュ 別注)/トゥモローランド

陽気なイエローを効かせてきれいめコーデに高揚感を
「着るほどになじむ上質トレンチは、エポレットやガンパッチがついた正統派デザイン。そのきちんと感を和ませ、ヘルシーな可愛さを盛り上げるのがイエローです。足もとがのぞくラップスカートなら、きれいで力の抜けたいいバランスに」(加藤さん)。コート¥199100(マッキン トッシュ 別注)・バッグ¥34100(オルセット)/トゥモローランド シャツ¥28600/スリーテン(ビソウン) スカート¥56100/ebure GINZA SIX店(ebure) ピアス¥106700/エスケーパーズオンライン(ソフィー ブハイ) 靴¥139700/ジミー チュウ

×SKY BLUE

桐谷美玲 コート¥36300/マイストラーダ プレスルーム(マイストラーダ)

最旬ブルーは“濃いめ”を意識。リッチ感のあるマリンルックに
「ブルーが大ブームの今季、少し濃いめのトーンを選ぶと更新感アップ。知的で爽やかにマリンコーデを楽しめます。ディテールは本格派でありながら驚くほどしなやかな素材が使われたトレンチなので、こんなクールな配色のときも女性らしく着映えて優秀」(加藤さん)。コート¥36300/マイストラーダ プレスルーム(マイストラーダ) トップス¥20900・肩にかけたカーディガン¥23100・パンツ¥19800/トゥモローランド(マカフィー) バッグ¥38500/スーパーエー マーケット 青山(アエタ 別注) 靴¥39600/ベイジュ(ピッピシック)

×PURE WHITE

桐谷美玲 コート¥110000/ボウルズ(ハイク)

濃色ベージュにクリアな白が映えてシンプルなのに印象的
「ベージュトレンチと白のノーブルな組み合わせは、今もこの先も頼れる定番配色の代表格。30代で楽しむなら、パキッとクリアなホワイトが断然フレッシュ。白とベージュのみの潔い配色もポイントです。クロップトニットや切りっぱなしのデニム、メッシュバッグと、旬要素をちりばめれば、今あらためてワクワクできるベーシックコーデの完成。ちなみにハイクの名品トレンチは、“レギュラーフィット”のいちばん大きなサイズ5を。ゆったり羽織ることで大人らしい優雅なニュアンスがプラスされます」。コート¥110000・ニット¥30800/ボウルズ(ハイク) パンツ¥47300/マディソンブルー バッグ¥31900/アルアバイル(オルセット)  靴¥115500/ジミーチュウ

撮影/東 京祐 ヘア&メイク/中山友恵 スタイリスト/加藤かすみ モデル/桐谷美玲 取材・原文/榎本洋子〈TENT〉※BAILA2024年4月号掲載

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