「モデルじゃない」おしゃれプロたちに学ぶ、着やせアイテム&テク。太ももとおなかまわりが気になるというスタイリスト吉村友希さんが愛用するジャケット、パンツ、オールインワンをご紹介。
スタイリスト 吉村友希さん 158㎝
上品で洗練されたフェミニンなスタイリングに定評。本誌でもたびたび組まれるおしゃれでバランス上手な私服の特集は毎回大反響。
【お悩み】《おなかまわり》《太ももの張り》
・学生時代、運動をやっていたので太ももが太い
・年齢とともにおなかが少したるんできた
【マイベスト1】CINOHの「ウエストマークジャケット」
「腰位置高めにベルトが設定されているので、脚長効果抜群! 気になるおなかと太ももを同時にカバーする着丈も◎。インナーには白を仕込んで、配色でも緩急をつけます」
JACKET : CINOH
KNIT : gicipi
PANTS : SONO
BAG : LOEWE
BOOTS : NEBULONI E.
【マイベスト2】コルピエロの「センタープレスパンツ」
「一見細身なパンツですが、腰まわりと太ももにほどよくゆとりのある優秀なシルエット。ニットはインにせずおなかをふんわりカモフラージュ」
PANTS : Col Pierrot
KNIT : UNITED ARROWS
BAG : FLYNN
SHOES : NEBULONI E.
【マイベスト3】ソーノの「ブラックオールインワン」
「細見えするようこだわり、コラボさせていただいたアイテムです。落ち感のある素材でラインを拾いすぎないんです。ポインテッドトゥの足もとでより印象を引き締め」
ALL-IN-ONE : SONO
BLOUSE : J&M DAVIDSON
BAG : BLEUET
SHOES : LAURENCE
ここが着やせポイント
【POINT 1】どこか一部に鋭角を取り入れる
服や靴など一カ所は着やせに即効力のあるシャープなラインを設けます。V字のラインで後ろ姿もすっきり
【POINT 2】チェーンバッグでポイントをつくる
華やかなチェーンバッグやジュエリー使いでポイントをつくり目線を散らしつつ、のっぺり見えを防止します
【POINT 3】女らしいヒールの足もとでメリハリ
細めのヒールやポインテッドトゥの女らしいパンプスで足もとをシュッとさせれば、着やせ効果は倍増!
締め色で全身のラインを補整し、太もものラインを隠すシルエットを選ぶ
“着やせ”を考えるときにまず選ぶのは、締め色アイテム。ネイビーやブラック、濃いブラウンを活用すれば、難しいテクニックなしで印象が引き締まります。見せたくない部分は、さりげなく隠してしまうのも手。私の場合は、張っている太もものラインを拾わないややゆとりのあるパンツを選んだり、スキニーパンツをはくなら太ももまでかかる着丈のアウターでカバー。近ごろ気になってきたおなかも、ダークトーンのふわっとしたニットで覆い隠し、スマートな印象に仕上げます。
撮影/目黒智子、魚地武大〈TENT〉(物) ヘア&メイク/KITA〈Nor.d 〉 スタイリスト/門馬ちひろ 取材・原文/道端舞子 構成/内海七恵〈BAILA〉 ※BAILA2020年2月号掲載