おうちで過ごす時間が増えた今、スタイリスト加藤かすみさん&エディター伊藤真知さんが注目しているのが「カットソーワンピ」。動きやすさや女らしさにもひと役買ってくれる「ロング丈&フレア」の形はまさに在宅勤務の部屋着にぴったり!
スタイリスト 加藤かすみさん
あまたの表紙や特集を手がける人気スタイリスト。センスと理論を備えた着こなし術にはファンも多く、「かすみさんのコーデは売れる!」は定説。
エディター 伊藤真知さん
「気分のアガるきれい色やスラリと見えるデザインが大好き」
本誌をはじめ数々の女性誌で活躍。等身大のコーデやまねしたくなる着こなしセオリーで私服スタイルも大人気。昨年、初のスタイル本を刊行。
THIRD MAGAZINEのロングワンピース
「ほどよく地厚な素材で、パジャマ感を一掃。凹凸感のあるワッフルは下着のラインも拾いにくく、肌当たりもさらっと快適!」(加藤さん)
「家時間が増えた今だからこそ、日常にもアガる色を取り入れて上手にリフレッシュを。旬のラベンダーは癒し効果も」(伊藤さん)
笑顔になれるきれい色!カラダも喜ぶ快適素材でおうち時間をノンストレスに
「バイラ世代のきれい色は、パステルよりもちょっとくすんだトーンのほうが、品よく見えて着やすいはず。色そのものに可愛さがあるので、デザインはノースリーブなどでシュッとシンプルなほうが、今っぽくてオシャレ」(加藤さん)。ひざまでは細身のIライン、ひざ下から裾はゆるやかに広がるマーメイドのようなシルエット。厚手のワッフル地で不必要に伸びないので、ヨレやたるみといった劣化がしにくいのも優秀。ワンピース¥24000/サードマガジン ピアス¥18000・リング¥23000/サザビーリーグ(アルティーダ ウード)
R JUBILEEのロングワンピース
「重ね着風のデザインとからしのようなニュアンスのあるベージュはシンプルながらも洒落感があり、まさに“一枚でサマ”に。裾に左右差をつけ、歩くたびにひらひらと揺れるのも女性らしくて素敵」(伊藤さん)
“抜けてる”くらいがちょうどいい。まずはビーサンで
「やさしい色に甘口な小物は、今年はちょっと違和感アリ。いきなり全部を変えようとせず、たとえばバッグが大好きなかごなら、靴だけビーサンやスポサンで“抜く”。それだけでもこなれ感は変わります」(加藤さん)。ワンピース¥18000(アール ジュビリー)・ブレスレット¥36000(マリハ)/ショールーム セッション ピアス¥5400/フレイ アイディー ルミネ新宿2店(フレイ アイディー) バッグ¥18000/デミルクス ビームス新宿(マルシェ) 靴¥10000/RHC ロンハーマン(ティキーズ)
ATONのロングワンピース
「究極にミニマルなデザインですが、ピンクという色の可愛さもあって、家着っぽさとは無縁。扱いやすく出番も多いコットン素材、長く楽しむことを考えれば、ほどほどの“投資”もときには必要です」(加藤さん)
たとえばATON。信頼ブランドの名品をチョイス!
「¥2000~¥3000でも豊富にそろうカットソーワンピ。¥10000超えはなかなか勇気がいりますが、やはりその“よさ”は圧倒的。上質なカットソーに定評のあるエイトンはオシャレのプロにもファンが多く、ワンピにおいてもその実力はお墨つき。お値段は張りますが、試してみる価値は大です」(伊藤さん)。ワンピース¥19000/エイトン青山(エイトン) ハット¥35000/ビームス 二子玉川(クライド) バッグ¥64000/アマン(ア ヴァケーション) 靴¥65000/エスケーパーズオンライン(クレジュリー)
撮影/曽根将樹〈PEACE MONKEY〉 ヘア&メイク/桑野泰成〈ilumini.〉 スタイリスト/加藤かすみ モデル/松島 花 取材・原文/伊藤真知 構成/内海七恵〈BAILA〉 ※BAILA2020年8月号掲載
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