祝モデルデビュー20周年! 31歳になった松島 花の素顔をフォーカス。20年間、あらゆるジャンルを行き来しながら、センスを磨き、見る目を培った彼女のファッション論とは?
ジャケット¥434500・パンツ¥126500・Tシャツ¥47300・靴¥105600・バッグ¥242000(すべて予定価格)/セリーヌ ジャパン(セリーヌ バイ エディ・スリマン)
Q1.花さんの私服のスタンダードといえば?
A「私の定番は週4ではいているデニム。体型にいちばんしっくりくるのは、RE/DONE(リダン)のデニムで、後ろポケットの位置が絶妙でヒップを立体的に見せてくれるデザインがお気に入り。試着では、必ず“後ろ姿”をチェックします。セリーヌやサンローランのデニムもイチ押しです」
Q2.好きなファッションアイテムは?
A「白いTシャツかな。夏ならシンプルに一枚で、冬はニットの下に重ねてと一年中手放せません。ごく普通のクルーネックが好きで、普段使いはユニクロのUTを愛用しています。ほかには、ブランドのロゴ入りやピタッとしたプチバトーなど白Tもバリエ豊富です」
Q3.ワードローブの中で最も多いアイテムは?
A「ジャケットですね。カジュアルにもフォーマルにも対応できる包容力のあるアイテム。クローゼットには様々なタイプがそろってます。それこそ白Tとデニムに合わせてもいいし、ドレスの上にパッと肩かけしてもサマになる」
Q4.お気に入りのジュエリーを教えて!
A「シンプルなダイヤモンドのピアス。30歳になったときに自分への誕生日プレゼントで購入。服装がよりシンプルになるにつれて、ジュエリーが気になりだしました。ミキモトのパールも少しずつそろえていきたいですね」
ワンピース¥225500(予定価格)/セリーヌ ジャパン(セリーヌ バイ エディ・スリマン)
Q5.30代になった現在のファッション観は?
A「自分なりに厳選した上質なアイテムを長く大切にしていくスタイルに変化。好きと似合うが一致するわけではないと学んで、パッと見だけで購入することはなくなりました。買い物に行く前には、クローゼットを見回すというのもルール。数を所有するよりも、少なくても思い入れのあるアイテムに囲まれるほうが今の私には心地いいし、満たされます」
Q6.服を着こなすコツってなんでしょうか?
A「俯瞰の目線を持って全体像でとらえること。“着こなす”って調和だと思うので、ヘア&メイクも含めたトータルで考える。服を決めてからヘア&メイクという順番にすると、メイクで足し引きの最終調整ができて、雰囲気がチグハグしないのでおすすめです」
Q7.モデルとしてファッションポリシーは?
A「クールからフェミニン、カジュアルまで、普段から幅広いファッションに触れて、あらゆる女性像に染まれる自分でいること」
Q8.花ちゃんが考えるおしゃれな人ってどんな人?
A「どんな服を着ても“自分らしさ”が醸し出される人。何かひとつを選び取るときも、“流行っているから”を理由にしないで、自分のタイミングや考えを軸にしている人は素敵に映ります。たとえば、ご褒美で手に入れたハイブランドのアイテムがあったとして、すぐに身につけるのではなくて、しっくりくる瞬間まで寝かせてみる、とか。豊かな楽しみ方ができるのがおしゃれなのかな」
1989年8月5日生まれ。東京都出身。モデルとして数々のファッション誌や広告、CMなどで活躍するほか、女優としてドラマや映画にも出演。オフィシャルインスタグラム@hana̲matsushima̲official
撮影/YUJI TAKEUCHI 〈BALLPARK〉 ヘア&メイク/笹本恭平〈ilumini.〉 スタイリスト/佐藤佳菜子 取材・原文/長嶺葉月 構成/岩鼻早苗〈BAILA〉 ※BAILA2021年7月号掲載