これからの季節の着こなしをアップデートしたいなら、ユニクロの春に向けた新作ニットを要チェック！　肌触りのよさやシルエットの完成度はもちろん、カラーバリエーションも春らしく明るい色みが豊富で、着るだけで気分が上がるアイテムばかりです。今回は、これからの季節に向けて、デイリーコーデにぴったりな3種類のニットと、それに合わせたボトムスを、身長162cmのライターが試着レビューします。

まずトップスのミニケーブルクルーネックセーターですが、手に取った瞬間に糸起毛ならではのやわらかいタッチに気分がぐっと上がりました。ピンクの優しい色みが顔まわりを明るく見せてくれて、糸は光の加減によってほんのりキラッとするのが可愛い。Mサイズは体のラインを拾わないほどよいゆとりがありつつ、ほんのりシアーなこともあって着膨れしないのが本当に優秀です。インナーを重ねてももたつかず、トレンドの丈短めのシルエットは、デイリーに使える万能さがあります。

カラーはピンクのほかにオフホワイト、グレー、ブルー、ネイビーがあり、雰囲気がガラッと変わるラインナップで、色違いでそろえたくなる可愛さでした。

続いて、ボトムは引き続き人気のジャージーバレルレッグパンツ。脚を通した瞬間にわかる“ジャージー素材のなめらかさ”がとにかく気持ちよくて、見た目はきちんとデニムなのにストレスゼロのはき心地は、さすが「ジャージー」。24インチはウエストも腰まわりも締めつけ感がなく、丸みのあるバレルシルエットが脚のラインを拾わず、新色・ダークブラウンの深みのある色が大人っぽさを引き上げてくれます。よく見ると一般的に脚のサイドにある縫い目が、気持ち内側にあります。これにより視覚効果でワイドなシルエットに反して、着やせ効果が期待できそう......!　また、丈は少し長めですが、フラットシューズに合わせても引きずる感じではありませんでした。

カラバリはブラック、オフホワイト、ネイビーもあり、同じシルエットでも印象がガラッと変わるのが魅力でした。カジュアルな印象がありますが、よりキレイめで着たいならネイビーなど暗い色がおすすめ！

ピンクのトップスの甘さをブラウンのパンツがほどよく締めてくれて、フェミニンすぎずカジュアルすぎない“大人の余裕コーデ”が一瞬で完成。軽やかで抜け感はあるのにきちんと見えも叶うので、休日のお出かけにも、ジャケットを羽織れば抜け感がある通勤コーデにもなりそうです。

ミニケーブルクルーネックセーター（￥3990）・ジャージーバレルレッグパンツ（￥3990）／ユニクロ

続いてのコーデでトップスに選んだのは、前回発売するや否や爆発的人気となった、ユニクロ : シーのスムースコットンクルーネックセーターから、新色のレッド。手に取った瞬間、そのなめらかでしっとりしたコットンの手触りに「はい、間違いない」とテンションが上がりました。Mサイズを選ぶと、体に無理なく沿いながらも窮屈さがないからロンTのレイヤードも決まりやすく、肩まわりや袖のラインもストレスフリーです。クロップド丈なのもトレンドをおさえていて使いやすい！　少し肉厚なのでインナーにも影響せず、今の季節から重宝しそう。赤という色は顔まわりをぱっと明るく見せてくれて、一枚でコーデの主役になれる存在感です。

カラバリはこのレッドのほかにピンクやグリーン、ブルーの新色に加え、既存のベーシックカラーも健在。どれも使いやすそうで、色違いで欲しくなるラインナップでした。

次にボトムのブーツカットジーンズ。ストレッチが効いたデニムで、脚を通すと柔らかくフィットしてくれて「これ、ずっとはいていたい……」と思うほど楽ちん。ウエスト〜ヒップまわりはほどよくフィット、裾にかけてゆるやかに広がるブーツカットは今じわじわ人気が出てきているシルエットですが、脚のラインをキレイに見せつつ、下半身のボリュームバランスを整えてくれます。私の場合、24インチだと丈はやや長めで、ヒールブーツや厚底シューズと合わせてもよさそうと思いました。股上が比較的浅めのシルエットも新鮮！　

カラバリにはブラック以外にもブルーやライトブルーなどもあり、色違いで雰囲気を変えて楽しめそうでした。

パキッとした色で合わせたこのコーデ。レッドの鮮やかさとブラックジーンズのシックさがちょうどよいコントラストを生んで、まさに「大人の抜け感カジュアル」な着こなしになりました。スムースコットンの軽やかさで上半身は柔らかく、ブーツカットのシルエットで下半身をすっきり見せるバランスが絶妙。休日のお出かけにも、ヒールとかっちりめのアウターを合わせたら、ちょっとしたディナーにも使える万能コーデでした！

スムースコットンクルーネックセーター（￥3990）／ユニクロ（UNIQLO : C）
ブーツカットジーンズ（￥4990）／ユニクロ

スムースコットンポロセーターは、ほどよい肉感のハイゲージ編みで、とにかく上品。イエローは明るいけれど派手すぎず、顔まわりがパッと華やぎます。ポロ襟がラフさをほどよく抑えてくれるので、カジュアルな日でもきちんと見えが叶うところが好印象。Mサイズは体のラインを拾わず、でも大きすぎない絶妙なシルエットで、オフィスでも休日でも出番が多くなりそうです。

カラーはベーシックからさし色まで幅広くそろっているので、雰囲気違いで何色かそろえたくなります。

JW ANDERSONコラボより、春の新作・バギージーンズは、65ブルーの爽やかさが抜群で、通年使える万能カラー。25インチはウエストまわりがすっきり見えるのに、脚には適度な余裕があるため、美脚効果をしっかり感じました。裾にむかって少しすぼまっているバギーシルエットは、足首に弛む生地がこなれ感を演出しながら、さらに裾が長くても引きずりにくい形をしているのもポイント。また、生地は硬すぎないデニムなので、はき心地もラクです。今季より一新したロゴも可愛い！　

ちなみに色展開はブルーが濃淡で2色とナチュラルの展開で、スタイルに合わせて選びやすい印象です。

鮮やかなイエロー×ブルーデニムの組み合わせが想像以上にバランスよく、気分まで明るくなる装いに。シンプルなのに洗練されて見える、王道だけど新鮮なカラーコーデに仕上がりました。

ちなみにこのポロセーター、品番違いでプレッピーなボーダー柄バージョンも展開されています。ライトブルー×ホワイト＆ブラウンの爽やかなボーダーは、無地とはまた違ったこなれ感と雰囲気を出せるので、デニムやチノパンと合わせてカジュアルに仕上げたいときにもおすすめ。ボーダーはネイビーベースの2色展開です。そしてボトムに選んだのは、これも先ほど着ていたバギージーンズの色違い・濃いめの67ブルー！

スムースコットンポロセーター（￥3990）／ユニクロ
バギージーンズ（￥4990）／UNIQLO and JW ANDERSON（ユニクロ）

今回試したユニクロの3種類の新作ニットは、どれも着た瞬間に気分が上がる名品ぞろいでした。ミニケーブルのふんわり感、スムースコットンの上品さ、そしてポロセーターのこなれ感。それぞれ質感もシルエットも優秀で、色展開の豊富さも魅力。カラバリ違いで雰囲気がガラッと変わるので、ワードローブに何枚か迎えたくなりました。

合わせた新作ボトムスは、形違いでそれぞれバランスよく、ニットの魅力をより引き立ててくれる存在。どの組み合わせもデイリーに取り入れやすく、忙しい朝でもパッと決まります。

ぜひ、お気に入りのニット＆ボトムスを見つけて、コーデを楽しんでください！