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おしゃれプロに学ぶ、大人のジュエリー&時計の揃え方【佐藤佳菜子さん】

たぐいまれなるセンスと審美眼を持つスタイリストたちのジュエリー遍歴を総力取材。彼女たちの琴線にふれ集められたかけがえのないワードローブには、芯のある“自分らしさ”があふれていました。

さとかなさんのMyジュエリー&時計ヒストリー

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【21歳】大学時代のスタメンはホワイトゴールド中心 カルティエの時計とショパールのネックレスは、お母さまからプレゼントしてもらった大切なものだそう。「当時はコンサバな服に合わせていました。今はカジュアルなスタイルに」(佐藤さん、以下同)
【24歳】初めて自分でダイヤモンドを買う 身の丈に合ったものを、と初めて自分で買ったティファニーのダイヤモンド バイ ザ ヤード™。リングは仕事を始めたばかりのころスタージュエリーで。「今は単品でつけることはなく、ボリュームのあるものと重ねづけして楽しんでいます」
【28歳】28歳のときお母さまから“本物”を受け継ぐ 受け継いだジュエリーは、ピアジェの時計やブラックパールなど多彩。「似合う日まで大切にしまっておくつもりです」
【30歳】重ねるのが基本! ビッグバングルを熱愛 エルメス(左)やセシル・エ・ジャンヌ(右)の太バングル。つけこなし方にも佐藤さんらしさが。「当時から重ねづけしていました。細めのブレスと組み合わせるバランスがいいんです」
【35歳】首もとにもアクセントを求め大ぶりのネックレスを集める 購入は、セレクトショップや海外通販で。「なんでもないTシャツやニットなど、普段着にさらっとつけるのが定番です」

選び方:ジュエリーは特別なものではなく日常です。

「私にとってジュエリーは、なによりも好きなもの。母もジュエリーを愛する人でした。毎日欠かさず大胆にジュエリーをつけているのを見て育ったため、いつしか日常的な存在に。つけないで外出なんて裸より恥ずかしいかも(笑)。母の影響を受けてか、私もインパクトのあるジュエリーにばかり惹かれるんです。集めたものは、生まれもテイストもバラバラだけど堂々と重ねます。ジュエリーにおいて、“さりげなく”や“引き算”という概念はありません。つけ方でリズムをつければ“不ぞろいの美しさ”が生まれます。今は、それが楽しくて仕方がないんです」
ジュエリー選びで、“こうすべき”といった一般論はまったく気にならないという佐藤さん。「“なりたい自分”に近づけるものを選んでいます。私が憧れるのは、草笛光子さんや結城アンナさんのような好きなものを自由に楽しんでいる女性。だから私、今から“白髪待ち”なんです(笑)。真っ白な髪にネイビーやグレーのシックなネイル、そこにサファイアなどの色石リングをつけたい。そんなクリアなビジョンを持っているんです。“スタイルにはビジョンを伴う”。それが亡き母から受け継いだ精神です」
【スタイリスト 佐藤佳菜子さん】
ベーシックをベースに素材や色、小物のかけ合わせでスパイスをきかせたスタイリングに人気が集まる。イギリス人パートナーを持ち、ロンドンとのデュアルライフを送る。
撮影/魚地武大〈TENT〉(物) 取材/榎本洋子 ※BAILA2018年6月号掲載 ※掲載アイテムはすべて私物です

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