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松村沙友理が語る「カルティエの時計」とともに刻むこれからの大人時間【新連載 松村沙友理の大人学】

松村沙友理が語る「カルティエの時計」とともに刻むこれからの大人時間【新連載 松村沙友理の大人学】_1

新しくBAILAレギュラーモデルに加入した松村沙友理による新連載がスタート。彼女の“現在”を切り取り、彼女らしい大人像を描く“勉強時間”が始まります。いつだって、今この瞬間から、きっともっと素敵な大人になっていけるはず。松村沙友理の新しい「時間」を追いかけて。一人で歩き出したこのタイミングで、大人の相棒として選んだのが「カルティエ」の時計。彼女はこれからどんな時を刻んでいくのか?

前回の記事はこちら

これからの未来は私だけの時間を刻んでいきたい

松村沙友理さんのアップ写真

松村沙友理さんの新しい時間を刻むのは、カルティエから今年登場した「タンク マスト」。やや丸みをもたせた長方形のケースが、凜とした存在感を放つ。時代を超える時計で、大人の品格を手もとに。時計「タンク マスト」¥310200/カルティエ カスタマー サービスセンター(カルティエ)

“自分にできること”をずっと探し続けてきた

幼い頃、夢中になったのはアニメや漫画。学生時代は教室で本を読むような女の子だった。自分がアイドルになるなんて想像すらしたことがなかった、松村沙友理さんが芸能界に飛び込んだのは19歳の頃。

「高校時代に一度、クラスメイトのすすめでオーディションを受けたことがあったんです。一次審査は通過したものの、私は結局、会場に行かなくて。大学浪人時代にふと、そのことを思い出したんですよね。あのとき挑戦していたらどうなっていたのかなって。そこで、目にした乃木坂46のオーディションに“なんとなく”の思いつきで、深く考えずに応募したのがすべての始まりだったんです」

第一期生としてグループの中心で活躍。しかし、彼女は「アイドルとしての自分にずっと自信を持つことができなかった」と言葉を続ける。

「その理由は、やっぱりほかのメンバーがすごすぎたからなんだと思います。優秀な才能を間近で目にすると、自分が凡人であることを思い知るというか。才能の塊に囲まれながら“自分には何ができるのか”を必死に探し続けた、それが乃木坂46で過ごした私の10年間だった気がします」

飛び出したのは「実は、この世界で頑張ろうと私が本気で決意したのは、卒業が決まってからなんです」という驚きの言葉だった。

「グループの看板を外したらきっと私には何も残らない。存在意義がなくなる。ずっとそう思っていただけに、一人で勝負する自信がなくて……。一度は芸能界を引退することも考えたんです。でも、卒業発表後にもドラマをはじめ新しいお仕事のオファーをいただいて。グループから出た私のことも求めてくださる方がいることを初めて実感して、それが私の大きな力になったんです。こんな自分にもできることがあるのかもしれないなって。実は、バイラのモデルに決定したことも、私の背中を強く押してくれたんですよ」

松村沙友理さん、笑顔の写真

自分の足で、意思を持って前を向いて歩いていきたい

子どもの頃からずっと“将来の夢”が特になかった。周りから求められてこの世界に飛び込み、今もまた求められて続けることを決意。周りが求めるものにこたえることで、自分の才能や居場所を見つけてきた松村さん。しかし、一人で歩き出してからはそこにも小さな変化が。

「アイドル時代は与えてもらった仕事に全力を注いで進んできたけれど、これからはもっと自分の意思が必要だなと思うようになりました。何がしたくてどうなりたいのか、自分の中でちゃんと考えて実現させていかなきゃいけないのかなって」

新しいスタート地点に立った心境を「7割不安、3割ワクワク(笑)」と語る。自分の足で歩き始めた彼女が今“大人の第一歩”として憧れるアイテムが「カルティエ」の腕時計。

「スマホにも、街中の電光掲示板にも、時間は表示されている。どこからでも情報を得られるのに、あえて腕時計をつける。その手間をかける丁寧さに“大人”を感じます。いつか私も似合う女性になりたい!」 今まで「自分の腕時計を持ったことがない」と言う彼女が初めて身につけた“大人”の腕時計。その時計とともに、これからどんな時間を刻んでいくのだろう?

「周りにいる同世代の女性と比べると、今の私は“足りないもの”がたくさんあると思うんです。でも、無理に背伸びをしたり、自分にプレッシャーをかけたり、そういうことはしなくていいのかなって。乃木坂46で私が学んだのは“ありのままの自分”でしか生きることができないということ。才能の塊に囲まれて、焦ったり、落ち込んだり、悩んだり、うらやましいと憧れる気持ちもずっとあったけれど。私は“ほかの誰か”になることはできないんですよね。あの子みたいになれなくても、自分にできることはきっとある。私は私。足りないなりに自分らしく、これから歩いていけたらいいなと思っています‼」
 

BAILA初撮影は誕生日当日でした!
8月27日、29歳のバースデー当日から、BAILAレギュラーモデルとしてのお仕事が始動。「憧れの時計は、想像していたよりも重く感じなかった! つけてみたら意外としっくりきました♡」と語った沙友理さん。本誌未掲載カットや撮影中の様子をとらえたメイキング&メッセージムービーも必見です!

ニット¥16500・パンツ¥17600/アンクレイヴ

撮影/YUJI TAKEUCHI〈BALLPARK〉 ヘア&メイク/美舟〈SIGNO〉 スタイリスト/佐藤佳菜子 モデル/松村沙友理 取材・原文/石井美輪 ※BAILA2021年11月号掲載

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