“運のいい人”ってどんな人? 心がけ次第でなれるもの? 人気ファッション&占いエディターの青木良文さんに幸運を引き寄せる人の“暮らしぶりの共通点”について、伺いました。2020年は実践あるのみ!
ファッション界で大人気! 青木良文さん
女性誌でファッションや占いの特集を担当。占いや風水に詳しく、イベントなどで披露する占いトークも大評判。ファッション界にもファンの多い、カリスマ的存在のエディター。
地の時代から軽やかな風の時代へシフト。心の重荷を下ろして
各分野の開運行動を学ぶ前に、知っておきたいのが今年の運気的な特徴。「西洋占星術では、約200年続いた地の時代が終わり、風の時代にシフトする年。世の中の仕組みや価値観がガラッと変わる大転換期といわれています。風の時代のキーワードのひとつは、身軽さ。これまで努力と根性で頑張ってきた人も、心の重荷を下ろしていい時代。新しい価値観に出会ったときに、かたくなになるのではなく、順応して受け入れる姿勢が大事になってきます。加えて、風水では七赤金星、“金”の年。こちらは“豊かさ”や“充実”がキーワード。昨年、何かしらの変化があった人は、それが一見マイナスなことであっても、よい流れをもたらしてくれそうです。どんなときにも楽しむという姿勢で過ごしてください」新しい時代、幸運をつかむために、具体的に何を心がけたらいいの?「風水では金の年はオーラルケアが大事といわれていますが、この“口”が幸運のカギになりそう。口から発する言葉には気をつけましょう。また、正しい生活を送ることも大切なこと。器にこだわって、きちんと食事をとるなど、これまでの暮らしを見直すべきとき」
「運を呼ぶ人」の共通点1 新しいことや変化を“楽しめる”
「世の中の価値観が変わっていくなかで、大切なのは新しいことや楽しそうなことに飛びつける軽やかさ! その人が醸し出す楽しそうな雰囲気に、運も人も寄ってくるもの。『今まではこうだったから』『イヤでも我慢して努力しなくちゃ』など、古い価値観にしばられていては、新しい時代の波に乗れなくなってしまいます。新しい考え方に寛容でいる心の準備をしておいて」
「運を呼ぶ人」の共通点2 “美しい言葉”と“心地よい話し方”
「話す言葉は人の印象に大きく影響します。ネガティブな言葉を使う人は周りもイヤな気分になるし、キレイな言葉を使う人には人のよい気も集まるもの。否定が必要なビジネスシーンなどではいい面も合わせて伝えるなど工夫を。話し方も大切。“いい声”の人は、幸運に恵まれる傾向があるようです」
「運を呼ぶ人」の共通点3 所有より“共有”たくさんの居場所を持っている
「何かを所有するより、シェアすることに価値を感じる時代。中途半端なものを買うよりも、仲間と思い出を共有できる経験にお金をかける人が輝きます。仕事も同じで、本業のほかに、副業を持つ人がますます増えそうです。迷ったら趣味や人間関係で副業を見つけると◎。知識を増やす勉強にも楽しんで取り組んで」
「運を呼ぶ人」の共通点4 “目に見えないところ”にこそ気をつかっている
「印象は“目に見えないもの”がつくるといわれます。特に肌に常に触れている“下着”は重要。どうでもいい下着だとどうでもいい存在に、安っぽい下着では、安っぽい存在に……と、印象に直結。高級、ということではなく、“気が入る”お気に入りを身につけて。また、黒は体を冷やすのでできるだけ避けましょう」
「運を呼ぶ人」の共通点5 NOT適当。“正しい食事”を心がけている
「元気な人、幸せな人はやはり“食”が充実しています。健康的に食べることもそうですが、たとえばコンビニ惣菜も器にあける、ペットボトルのままではなくグラスに移す、などきちんとした食事を心がけている人が多いものです。また、器=自身の器の大きさを表すので、サイズに余裕があり質のよいものをぜひ選んで」
「運を呼ぶ人」の共通点6 “占い”を上手に 楽しんでいる
「運を呼ぶ人は、“占い”に対する姿勢が柔軟。得た知識をスピーディに取り入れる人が多いようです。運のいい人=行動力があると感じますね。占いに関心があると、職場やプライベートでも『あの人、占い的にはこんな性格なんだ!』と楽しむことができ、自分以外の人の内面に興味を持つきっかけにも」
「運を呼ぶ人」の共通点7 髪・肌・唇に“潤い”がある
「風水では、女性は髪、肌、唇の3つが常に水の気で満たされた状態であることが大事とされています。乾燥していると、体とともに心も潤いをなくし、運気はダウン。ビューティでは、スキンケアやヘアケアに力を入れることが幸運へのカギとなりそうです」
「運を呼ぶ人」の共通点8 靴とバッグを重視。ケアも怠らない
「運をつかむ女性たちが大切にしているアイテムは、なんといっても“靴とバッグ”。風水では、靴はいい場所に連れていってくれるもの、バッグは運をためて持ち帰るものだそう。人の印象にも直結しやすいものなので、ステイタスや質が高いものを選ぶのがポイントです。またバッグを床に置くと陰の気を取り込むので、高い位置に収納するのも大事なこと」
青木さんがやっている!毎日の開運行動
●床をキレイにキープ
●香りを絶やさない
●出かける前に“鈴”を鳴らす
幸運になるためのさまざまなアクションに精通している青木さん。日々の暮らしの中で、実際に行っている習慣は?「悪い気は床にたまっていくものなので、塩をひとつまみ入れた水でしぼった雑巾で水ぶきを。朝は部屋にいい香りをまき、運気をアップ。いい音色は良縁を運ぶので、出がけにウィンドチャイムを鳴らしてから外出しています」
イラスト/村澤綾香 取材・原文/櫻木えみ 構成/斉藤壮一郎〈BAILA〉 ※BAILA2019年3月号掲載