占星術において、海王星とはどんな星?2025年上半期鏡リュウジの海王星占いをチェックして変革の時代に、私たちがやっていくべきことを学びましょう!
占星術における海王星とはどんな星?今、注目が集まる理由を解説!

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夢や理想を描き出す「ヴィジョンの星」海王星
海王星は「溶解の星」と呼ばれ、自他の境界線を越えた共感などを表します。
この星が動くとき、多くの人が描くヴィジョンが無意識のうちに共有され、ひとつの大きな夢となって、本来の意味でのスピリチュアリティ(霊性/精神性)が注目されやすくなります。
医療や看護、介護といった分野のニュースが話題になったり、素晴らしい芸術がさまざまな垣根を越えて、多くの人の心をとらえたりしやすいときです。
人々の描く夢や理想が、無意識の中で境界を越えて分かち合い、時代の空気を形成していくといえるでしょう。

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しかも今回、海王星が3月30日に移動する先は、牡羊座。
12星座の始まりの星座であり、新たな一歩、スタートの機運を象徴します。
そのため、海王星の動きが新たな時代の起点となって、これまでにない何かが生み出され、人々の意識や世界のスタンダードを大きく変えていく可能性があるでしょう。
昨日とは違う価値観がスタンダードになっていく
その一方、試練や制限の星と呼ばれる土星も5月下旬から9月頭まで牡羊座に入り、海王星と重なります。
実は、これが少々、話を複雑にするのです。
海王星と土星がつかさどるのは「夢」と「試練」。
夢を叶えたいと思っても現実の壁に阻まれやすく、時代をけん引するリーダーが現れたかと思えばスキャンダルで失脚するなど、期待がふくらむ分、失望も大きくなりがちです。

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しかし、こんな人が脚光を浴びるのかとがっかりする反面、そうした人の出現によって時代は動き、これまでにない価値観が注目を集めることに。
新たな考え、判断がスタンダードとなり、十数年前には誰も想像していなかったようなことが常識として定着していくでしょう。
ふたつの星が重なるのは、厳密にいえば2026年に入ってからになりますが、同じ星座にいるこの初夏から秋までの期間に、世の中が大きく変わる、その潮目の変化を目の当たりにする可能性が高いでしょう。
変化と向き合い、あなた自身も大きな夢を描いて
この先、「何かが変わる」という期待と「このままで大丈夫か」という不安、その両方を抱えるときがあるかもしれません。

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しかし、こんなにも大きく時代が動くときに生まれたこと、それはもしかしたらとても幸せなことだともいえるのではないでしょうか。
なぜなら、古い常識や過去のセオリーにとらわれず、常に新しい意識で世の中と向き合い、まっさらな夢を描く。
そんなチャンスに恵まれているのですから。
2025年は、ぜひあなたも今までにない夢を描き、精力的に動いてみてくださいね。