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【アンガールズ・田中卓志さんのお悩み相談】“インスタグラム疲れ”を解決するスルースキルとは?【隣の部署の田中先輩】

働く30代が抱える日々のもやもやを、一見冴えない(!?)アンガールズの田中卓志先輩にぶつける連載【隣の部署の田中先輩】第6回! 今回は「インスタグラムを楽しく使えません」というお悩み相談。友達の映え写真を見ても心が荒まずに済むという田中さん流の使い方を教えてくれました。

《今月のお悩み》インスタグラムを楽しく使えません(32歳・人材派遣)

インスタグラムを楽しく使えません

インスタグラムが日々の充実感の見せ合いのようで、疲れています。見るのをやめたらいいとよく言われますが、気になって気になって見てしまうんです。友達の近況が知れたり、コミュニケーションがとれるのは楽しいので続けたいのですが、どうしたらいいでしょうか。

田中先輩の答え…インスタグラムは“悪”ではない。悪いのはその使い方

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映え写真の裏側にある映えない現実を想像して

そもそも、インスタグラムって「いかに自分が充実しているか」を写真にして載せる場所だと思うんですよ。そのほうが閲覧数も伸びるし、いいね!も増えるし。だからこそ、あえていいところだけを抜粋する。その証拠に、買ったばかりの高級バッグの写真を投稿する人はいても、それを買うためにした借金の督促状の写真を投稿する人はいないわけで。

僕だって「この番組でスベりまくりました」なんて、わざわざインスタで報告したりしない。どんなに落ち込んでいる日もまるで何事もなかったように「スパゲティを食べました」って普通に投稿しますからね。

あの四角い枠で囲まれた世界だけがすべてではなく、その裏側には必ずといっていいほど“映えない”リアルな生活が存在する。どんなに写真が“映え”ていてもそれが真実とは限らないってことを、まずは理解したほうがいいよね。

僕もインスタグラムを始めたばかりの頃は、趣味の紅茶の動画を頑張って載せたりしていたけれど。そんなのは続かないし疲れちゃう。今はもう「これでいいや」と、そこらへんに落ちているものを撮ったり、テーブルにある食べかけのおせんべいを撮ったり、“映え”など一切気にしておりません。

他人の投稿に関しても、僕ね、うらやましいと思ったことがないんですよ。たとえば、平成ノブシコブシの吉村が四千万円超えの高級車を買ったという投稿を見たところで「吉村がやりそうなことだな」くらいしか思わないし。小嶋陽菜ちゃんのオシャレな写真や動画を見たところで「悔しい‼ オレも‼」とはなりませんからね(笑)。

どうしても他人の投稿が気になる人はフォロー相手を変えるのもひとつの手。僕ね、動物系のアカウントをいくつもフォローしているんですけど。こないだ、「アドベンチャーワールド」でマレーバクの赤ちゃんが生まれて。これがメチャクチャ可愛くて。草を一生懸命に食べているんだけど、その頭の上には、お母さんの食べた草の食べかけがパラパラとふりかけみたいにかかっていて……。あまりの可愛さに何度も見返しちゃってねぇ。

そういう、癒されるアカウント、増やしたほうがいいと思うんですよ。そうすれば、インスタを開いた瞬間、動物→動物→友達→動物って友達の印象が薄まるから。動物の赤ちゃんを見たり、パンダの咀嚼音を聞いて、すさんだ気持ちが癒されたあとなら、友達の映え写真を見ても「よかったね」と優しい目線で見れるはずだから。

最近、ロッチのコカドがミシンにハマっていて。インスタに自分で作った服を投稿しているんですけど。コメント欄では同じミシン好きが集まって交流。いつの間にかそっちをメインに見ている人が増えていて「芸人さんだったんですね!!」と驚かれてしまうこともあるそうだ。

今では自己顕示の場と化してしまったSNSだけど、そもそも最初はコカドみたいに趣味を通して知らない人とつながったり情報交換をしたり、僕が動物の動画を見て楽しむように、好きな写真や動画を探して楽しむ場所だったと思うんです。

つまりはきっと、SNSが悪なのではなく多くの人が使い方を間違っているだけで。だったら、正しい使い方を選び楽しめる自分でありたいよね。ということで、今日も僕は仕事の合間にスマホを開き、マレーバクの赤ちゃんの動画に癒されるのです(笑)。

田中

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田中卓志

田中卓志


たなか たくし●1976年生まれ、広島県出身。大学時代の友人、山根良顕とお笑いコンビ「アンガールズ」を結成。「呼び出し先生タナカ」(フジテレビ系)など多数のバラエティで活躍中。

撮影/黒沼 諭〈aosora〉 ヘア&メイク/高橋将氣 スタイリスト/高山良昭  イラスト/ますこえり 取材・原文/石井美輪 撮影協力/アワビーズ ※BAILA2023年1月号掲載

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