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「宝塚は生きる理由になる。」平成元年生まれのオタク女子・劇団雌猫さんの沼トークが読まずにいられない!

BAILA世代にもファンが増殖中の宝塚歌劇団。宝塚を生きがいにしているという劇団雌猫のお二人がその魅力について熱弁します! 「衣装の着こなしにグッとくる」「ショーだけで価値がある」と、初心者さんでも大満足の楽しみ方を教えてくれました。

“偏愛女子”集団 劇団雌猫さん登場!「私が沼にハマったわけ」

かんさん

かんさん


宝塚市生まれで幼少期より観劇。最初にハマったのは二番手時代の貴城けいさん。宙組推し。

もぐもぐさん

もぐもぐさん


元月組娘役トップ愛希れいかさんを追い続ける。全組観るが、現役の推しは星組トップコンビ。

30代女子、すべての道は宝塚に通じています!

平成元年生まれのオタク女子4人組「劇団雌猫」。なかでも特に宝塚オタクを自称する二人が“宝塚沼”の奥深さを熱弁!

かん もぐもぐは元月組娘役トップの愛希れいかさんからハマったんだよね?

もぐもぐ 月組の『ベルサイユのばら』でロザリー役の愛希れいかさんを観たとき「この子の顔が好き♡」と。

かん 娘役好きのファンも多いよね。

もぐもぐ 私は女の子が女の子らしい服を着ているのを観るのが好きなんだよね。宝塚って、日常では見かけないきらびやかな衣装を着てくれるから観てて本当に幸せ♡ かんは男役に惹かれる派だよね?

娘役が可愛い♡

《娘役が可愛い♡》
「娘役のフリフリで豪華な衣装は、見ているだけで幸せになれる♡ 中世ヨーロッパ風ドレスも宝塚ならでは」(もぐもぐさん)

かん もともと漫画の『天は赤い河のほとり』の登場人物ラムセスの大ファン。宙組で舞台化されたとき、ラムセスを演じた男役二番手スターの芹香斗亜さんを観て心を撃ち抜かれたの♡ 二番手さんは娘役トップのヒロインと結ばれることがほぼないから、自分とのアナザーストーリーを想像しやすいのもいいんだよね(笑)。

もぐもぐ 二番手はおいしい役が多い!

かん 『オーシャンズ11』のスーツ姿もよかったなぁ。男役のスーツは本物の男性用とは仕立てから違って、着こなしにグッとくる♡ スーツものの作品、好き!

もぐもぐ 男役の黒燕尾姿にもめちゃくちゃ興奮するな。群舞もピシッとそろって素敵。流し目、ハットを持つしぐさ、キスシーンのギミック、裾さばき……細かい所作に意味があるのも奥深いよね。一つ一つ、全力でカッコよくあろうとしてくれる、ありがたみ!!(涙)

全力でキャーキャー言わせてくれる

《全力でキャーキャー言わせてくれる》
「カッコいい姿を全力で見せてくれるのがいい! 観る側も恥じらわずに『カッコいい♡』と夢中になれます」(もぐもぐさん)

かん わかる〜! あと、男役って組ごとに伝承される流儀、雰囲気みたいなものがあるよね。宙組は高身長、星組は体育会系、花組は華やか、みたいな。好みの男役がいる組を探すのも楽しい!

組ごとに男役の流儀がある

《組ごとに男役の流儀がある》
「男役には組ごとに上級生から受け継がれる男役の流儀が。好みの雰囲気の組を見つけると観劇がさらに楽しく♪」(かんさん)

もぐもぐ 組ごとのカラーにハマるファンも多いよね。アイドルだと好きな子がやめたら興味なくなっちゃうことも多いんだけど、宝塚ではひいきがやめても、また別の下級生を……と続いていく。同期推しもあるしね。愛着のある組、期をユルユルずっと応援していけるのがいい。

組推し、期推しで永遠に楽しめる!

《組推し、期推しで永遠に楽しめる!》
「ひいきが退団しても、その人が所属していた組や同期を見守り続け、また新たなひいきができ……とエンドレスです」(もぐもぐさん)

かん だからこそファン歴の長い人が多いんだけど、観たことがない人からは「興味はあるけどハードルが高そう」って声も。だからまず映像を貸してみたり……。

もぐもぐ 初心者にとっつきやすいのは漫画原作のある作品かな。花組で二度舞台化の『はいからさんが通る』もいいし、花組の名作『ポーの一族』もおすすめ。

かん 有名な原作ものは入りやすいね。ただ、オリジナルのお芝居で「私には少々難解だった……」ってときでも、大劇場ならフィナーレの大階段で必ず感動できる。初心者さんも安心してほしいな。

もぐもぐ 宝塚はショーが好きなファンも多いからね。音楽も堪能できるし。

ショーだけで価値がある!

《ショーだけで価値がある!》
「華やかなショーはまさに夢の世界! 普段も、気分を上げたいときはフィナーレの曲を一気に聴いて浸っています♡」(かんさん)

かん 過去作品なら花組『Santé!!』はぜひ観てほしい。藤井大介先生の演出、最高! 星組『Killer Rouge』も鉄板! 初めは映像からハマるのもいいけど、宝塚って一般的なミュージカルに比べると意外と安いし、劇場で観劇してみてほしいな。実際に観劇してハマるといろいろと効能もあるし。

もぐもぐ 宝塚の沼に落ちると、まずおしゃれしたい気持ちになってこない?

かん 観劇やひいきのお茶会でおよばれ服が着たくなったりね。あと、私は駅の階段を下りるのが好きになった(笑)。

もぐもぐ 大階段を思い出すね(笑)。

かん 私、生徒が使う“おかもち”をまねして、スキンケア入れをデコったりも。

もぐもぐ 日常の楽しみがアレコレ増えるんだよね。半年先の公演予定が決まるだけでも、生きていく理由になるし!

半年先の予定が埋まり、生きる理由になる

《半年先の予定が埋まり、生きる理由になる》
「半年先の公演が発表されると、とりあえず予定を入れ込み、楽しみに暮らせます。生きる理由になるんです!」(もぐもぐさん)

かん 精神面にもいい影響があるよね。宝塚観劇中って、約3時間、強制的にスマホの電源を切るから、仕事を忘れてリフレッシュできてる感覚があるの。

もぐもぐ 夢の世界でストレスを忘れられるんだよね。世の中、いろいろな楽しみがあるけど、すべての道は宝塚に通じてる気がする。だから、バイラ世代なら周囲に誰かしら宝塚ファンが見つかるはず。

かん 隠れファンもけっこういるしね。

もぐもぐ 頼ればファンは必ず手を差し伸べてくれるから、演目や生徒について手ほどきを受けながら楽しんでほしい!

イラスト/久保山知里 取材・原文/櫻木えみ 構成/斉藤壮一郎〈BAILA〉 ※BAILA2020年9月号掲載

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「宝塚は生きる理由になる。」平成元年生まれのオタク女子・劇団雌猫さんの沼トークが読まずにいられない!_7
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