鳥飼さんが考える、女友達との心地いい距離感とは?
鳥飼さん「そもそも、主人公の3人は『女友達なんていなくてもいい』と思っていた共通点があるんです。けれど、ルームシェアをすることでお互いの気配を感じ始める。そこから得られる安心感が、かたくなだった彼女たちの心の結び目をほどくことになったんです。実は、私自身、友達づきあいが苦手で。3人以上で話すとキツいなって(笑)。私の場合、八方美人なところがあるから、そこからトラブルになるのが嫌で。とはいえ、新たな友達は欲しい。なので、壁はつくらず自分に興味を持ってくれる相手を待つんです。そして、相手に依存せず、たとえラインで既読スルーされても、気にならない関係性を意識しています。SNSや人の噂話もあえて耳に入れない。いい意味での自制が、長くつきあえる友達をつくってくれている気がします」