いよいよ日本にやってくる世界最高峰のラグビーの祭典。開幕前にこれを読めば、あなたとラグビーの距離はグッと近づくはず!?
元マネ・桐谷美玲×元日本代表・大畑大介 ラグビー対談
Mirei × RUGBY
1989年12月16日生まれ、千葉県出身。本誌カバーモデル。実は高校時代にラグビー部のマネージャーを務めた彼女。15あるポジションの名前を「呪文のように繰り返しながら覚えた」という経験や、選手たちのケガの手当てなどに奮闘しながら一緒に勝利を目指したことが今ではよき思い出とか。
Daisuke Ohata
1975年11月11日生まれ、大阪府出身。東海大仰星高校、京都産業大学を経て、’98年から2011年の現役引退まで神戸製鋼コベルコスティーラーズと日本代表のスピードスターとして圧倒的な存在感を発揮。国際テストマッチでの通算トライ数69は世界記録。現在は解説者、コメンテーターとして活躍。
大畑 桐谷さんは高校生のころラグビー部のマネージャーだったそうですが、日本で開催される今回のラグビーワールドカップ、どんなところが楽しみですか?
桐谷 やっぱり、4年前の南アフリカ戦(前回のイングランド大会で日本が優勝候補の南アフリカに勝利)のような感動的なストーリーが見たいです。
大畑 あの試合は僕たちから見ても本当にすごい試合でしたし、選手たちは世界に日本のラグビーの力を示してくれましたね。
桐谷 時差の関係で試合は深夜でしたけれど、リアルタイムでテレビ観戦しましたし、勝った瞬間はうわぁー! って叫んじゃいました(笑)。高校時代のラグビー部のグループLINEも大盛り上がりでしたよ〜。
大畑 あの熱戦が、今回は日本で観られるんですよ。
桐谷 本当にワクワクします!
大畑 女性たちの声援が選手たちにより力を与えると思いますので(笑)、桐谷さんにはぜひその先頭に立っていただいて。
桐谷 もちろんです! バイラ読者の皆さん、私と一緒に、ラグビー日本代表の熱い戦いを応援しましょう!
“ここを見るだけでラグビーの面白さを感じられますよ!”
ルールを詳しく知らなくてもラグビーには楽しみどころがいっぱい。“にわかファン”への道は今からでも遅くない!
桐谷 私は選手たちがタックルなどで激しくぶつかり合う姿を見ると「やっぱりラグビーってカッコイイなぁ」と思うのですが、大畑さんが初めてラグビーを見る女子に楽しみ方を伝えるとしたらどんなところですか?
大畑 いちばんは「推しメン」を見つけること。ラグビーは小柄でスピードのある選手からスタイルのいい司令塔タイプ、見えないところで体を張る縁の下の力持ちまで、ひとつのチームにいろんな役割、体型の選手たちがいますので、そこに好みを投影していただければ。
桐谷 大畑さんイチ押しの日本代表選手は??
大畑 10番の田村(優)選手は前回大会の五郎丸選手のような華がありますし、前線で強靱な体を張りながらボールも運べる姫野(和樹)選手はルックス的にも“年下だけど包容力のある”タイプ。またトライゲッターの福岡(堅樹)選手も将来医者を目指すインテリラガーマンで今いちばんホットな選手ですので注目してください!
桐谷 日本代表の選手の皆さんには、前回大会の南アフリカ戦を超える熱い戦いを見せてほしいです!
大畑 目標に掲げているベスト8の壁をぜひとも突破してほしいですし、実際それだけの力があると信じています。選手たち自身も4年前の大会よりいい準備ができていると手ごたえを感じているのではないでしょうか。
桐谷 ワールドカップ、本当に楽しみになってきました。
大畑 世界各国のラグビーファンが日本に押し寄せる熱気を存分に味わってもらいたいですし、他国の代表にもたくましいイケメンがたくさんいますので楽しみにしていただければ。またニュージーランドやフィジー、トンガ代表が試合前に行う「ハカ」という儀式もラグビーの醍醐味。その迫力を体感してほしいですね。
桐谷 大畑さんとは、一緒に『楕円球LOVE!』というサイトでラグビーにまつわるいろんなことをやさし〜くひもといていますので、ぜひこちらも参考にしてほしいですね!
Q ラグビーの見どころは?
大畑さんが語るように15のポジションごとにさまざまな体格や資質を持った選手がプレーし、また彼らが激しくぶつかり合いながらも試合終了後は必ず健闘を称え合う「ノーサイドの精神」も見どころ。
Q 注目すべき選手は?
187cm・108kgの体軀にスピードやリーダーシップも備えた姫野選手は日本代表の将来を担う存在。また福岡選手がトライに向かって爆発的なスピードで疾走するシーンは最もスタジアムが沸く。
Q 日本代表ってどのくらい強いの?
日本代表は現在、歴代最高タイの世界ランキング9位。8月に行われたテストマッチでもフィジー、トンガという強豪国に連勝するなど目標に掲げるベスト8入りに向けて視界は良好。
Q ラグビーワールドカップってどんな大会?
4年に一度行われるラグビーワールドカップはサッカーワールドカップ、夏季五輪と並ぶ世界3大スポーツイベント。1カ月以上にわたり、日本各地で屈強な男たちの情熱的なプレーが観られる!
ウェブマガジン『楕円球LOVE!』で「にわかファン」になろう!
集英社による、にわかファン限定ラグビー応援ウェブサイト。動画連載「桐谷美玲のやさしすぎるラグビー講座」を公開中。
http://daenkyu-love.jp
撮影/山本雄生ヘア&メイク/沼田真実〈ilumini.〉(桐谷さん)、高橋将氣(大畑さん)スタイリスト/宮澤敬子(桐谷さん)取材・文/徳原海構成/倉田明恵〈BAILA〉 ※BAILA2019年10月号掲載