「下町ロケット」以来、1年ぶりにドラマに出演する竹内涼真さんは、なんだか男前度が増していた。「多分、自分の時間がちょっとできたからだと思います」。そう語る、穏やかな口ぶりと余裕。“若手のイケメン”から、“大人の俳優”へと変化しようとしている、過渡期の今に迫った。
オトナとコドモ
撮影中に垣間見せるあざと可愛い少年性は健在ながら、グッと大人の色気も増した竹内さん。心境の変化が?
「昔は年上の方の輪に入れていただく機会が多かったけど、今は小さい子や年下の子と会うのが楽しいという気持ちが出てきました。従兄弟とか兄弟をお気に入りのお店に連れていって、『うまい、うまい』って言ってくれる姿を見るのが楽しくて。会うときはプレゼントにポケモンのカードを持っていったりも。たまに忘れると『今日はないの?』みたいな顔をされることもあるけど、それもいいんですよ。『可愛いー♡』って思っちゃう。だからわざわざ買いに戻ったりしますもん。子どもからしたら僕、チョロいですよ(笑)」
傑作ミステリー漫画のドラマ化で日曜劇場初主演
これまでにも多くの名作を生み出してきた日曜劇場。伝統ある枠に対するプレッシャーもあるのだろうか。
「日曜日の夜って、家族との楽しみが詰まっている時間じゃないですか。そこで放送されるドラマって、新しい週に向けて頑張ろうっていうモチベーションにつながると思うんです。実際に僕自身もそうでしたしね。『ノーサイド・ゲーム』だって『グランメゾン東京』だって、見たら元気をもらえたじゃないですか。自分が俳優としてやりたいこともまさにそれ。絶対面白い作品にしたいと思います」
演じるのは、平成元年にタイムスリップし、父が逮捕された殺人事件の謎を追うことになる田村心。「殺人犯の息子ってかわいそうなイメージかもしれないけど、彼自身は必死に幸せを見つけようとしている人物。壮絶な運命に立ち向かう姿を応援してもらえたらうれしいですね。僕自身も楽しみにしているので、ぜひ注目してください!」
グッと大人の色気が増した竹内涼真さんのインタビューの全貌は、1月11日(土)発売のBAILA2020年2月号をチェックして!
竹内涼真さん主演! 日曜劇場「テセウスの船」1月19日(日)21時スタート(TBS系)
平成元年に起きた謎の連続殺人事件。父親が犯人として逮捕された田村心(竹内涼真)はある日、事件直前にタイムスリップ。父の無実を信じる心は、想像を超える衝撃の真実に直面する。
たけうち りょうま●1993年4月26日生まれ、東京都出身。2013年に雑誌のオーディションを機にデビュー。2014年に「仮面ライダードライブ」の主演に抜擢される。TBS系の日曜劇場にはこれまで4作に出演。今後は、映画『太陽は動かない』(2020年5月公開予定)が待機。同作品の連続ドラマ版もWOWOWで放送予定。2020年版カレンダー(壁掛け・卓上)がハゴロモより好評発売中。