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【市川染五郎さんインタビュー】僕と夏とサイダーと

2年前の襲名以来、歌舞伎界の超新星として大注目の市川染五郎さん。まだ幼さが残っていた以前と比べると、顔立ちもぐっと精悍で大人びた印象に。見た目は無口でクールながら、心には熱いものを秘めているよう。そんな15歳の染五郎さんの今にフォーカスします!!

人見知りで無口なチェリーは、ちょっと自分に似ています

【市川染五郎さんインタビュー】僕と夏とサイダーと_1

「声のお仕事は、歌舞伎とは全然違って、とても難しかったです」。幼いころから舞台に立ち、この春高校生になった染五郎さんがそう語るのは、近日公開予定のアニメーション映画『サイダーのように言葉が湧き上がる』で初挑戦した声優のこと。演じたのは、俳句が趣味という文系高校生チェリー。人見知りで無口な彼が、笑顔の可愛いスマイルに恋したことで、自分の殻を破っていく――そんなひと夏をみずみずしく描いた青春ラブストーリーだ。


「アフレコは、ちょっとした息づかいがすごく大事なんですよね。舞台だと自分で動いているから、自然に息が荒くなったりしますけど、アニメではそれを意識的にやらなくちゃいけないので大変でした。でも、チェリーを演じるのは楽しかったです。自分の気持ちを口にするのは得意じゃないけれど、趣味の俳句のことは熱く語る。そういうところは、自分と似てるなと思いました」

実は今回のアフレコが実現したのは、イシグロキョウヘイ監督からの熱烈オファーがあったからだった。


「去年、僕が出演した三谷かぶき(『月光露針路日本風雲児たち』三谷幸喜脚本・演出)を監督さんがご覧になって、『チェリーの声をずっと探していて、やっと見つけた』とお手紙をくださったんです。熱い思いがこめられていて、すごくうれしかったです」


監督の狙いどおり、染五郎さんの穏やかな声はチェリーによくマッチして、心地よく耳になじむ。さらにクライマックスでは、心に響く渾身の演技に思わずジーン。「アニメのチェリーは思い切り叫んでいるのに、僕が大きな声を出しても心が叫んでいない感じがして。どうしたら思いが届くんだろうって、いろいろ悩みながらやりました」


チェリーとともに染五郎さんもひとまわり成長したよう。「ただの青春ドラマではなくて、素敵な俳句がたくさん出てきて、日本語の美しさも感じられる作品です。ぜひ観に来てください」

15歳の彼に今、聞きたい10の質問などインタビューの全貌は、5月12日(火)発売のBAILA2020年6・7月合併号をチェックして!

【市川染五郎さんインタビュー】僕と夏とサイダーと_2

©2020 フライングドッグ/サイダーのように⾔葉が湧き上がる製作委員会

『サイダーのように言葉が湧き上がる』

監督/イシグロキョウヘイ 出演/市川染五郎、杉咲花、⼭寺宏⼀ 公開/近日公開予定

口に出せない気持ちを俳句に綴るチェリー(市川染五郎)。矯正中の前歯を隠すため、マスクが手放せないスマイル(杉咲花)。SNSを通して出会った二人がやがて心を通わせていく。17歳の夏を描いた青春アニメ。

市川染五郎 Ichikawa Somegoro

市川染五郎 Ichikawa Somegoro


2005年東京都生まれ。2009年6月、四代目松本金太郎を名乗り初舞台。2018年1月、八代目市川染五郎を襲名。昨年も『月光露針路日本』『東海道中膝栗毛』『連獅子』などの舞台に挑戦し、幅広い可能性を見せてくれた歌舞伎界期待の新星。

ジャケット¥45000/キーロ(スタジオ ニコルソン)Tシャツ¥16000/ラファーボラ パンツ¥23000/エディション 表参道ヒルズ店 靴¥9000/ラ マヌアル アルパルガテラ

撮影/矢吹健巳〈W〉 ヘア&メイク/AKANE スタイリスト/井田正明 取材・原文/佐藤裕美 構成/中川友紀〈BAILA〉 ※BAILA2020年6・7月合併号掲載

【BAILA 6・7月合併号はこちらから】

【市川染五郎さんインタビュー】僕と夏とサイダーと_3
【市川染五郎さんインタビュー】僕と夏とサイダーと_4

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