ファンはもちろん、スケーターからも愛されまくり! 日本人選手とも深いつながりがあるフィギュアスケートのコーチ、ステファン・ランビエールの交友関係をご紹介します。
Stéphane Lambiel ステファン・ランビエール
1985年スイス生まれ。2006年トリノオリンピック男子シングル銀メダリスト。2010年に競技から引退、プロスケーターに転向後は世界中のアイスショーで観客を魅了し、現在はコーチ、振付師としても活躍中。好きな昆虫はテントウムシ。社会現象を巻き起こしたフィギュアスケートアニメ「ユーリ!!! on ICE」では、本人役で出演。
写真:アフロスポーツ
まるで二次元!美しい師弟関係
スイス・シャンペリーののどかな大自然のもと練習に励む、ステファン率いるチーム・シャンペリー。今年から宇野選手が仲間入りし、さらに豪華に。二次元もびっくりの美しい師弟たちの動向からますます目が離せない!
宇野昌磨
写真:ロイター/アフロ
試合でミスが続き、4年連続表彰台を決めていたGPファイナルへの出場を逃した宇野選手。一時は今後の進退についても考えたという彼に、もう一度滑る楽しみを思い出させてくれたのがステファンだった。ステファンのもとで練習に励み、少しずつ自信を取り戻すと、昨年末の全日本選手権では見事4連覇を果たした。
デニス・ヴァシリエフス、島田高志郎
写真:ロイター/アフロ
(左)芸術的スピンに表現力、ステファンの遺伝子を受け継ぐラトビアの貴公子。モデルのようなイケメンツーショットはいつも注目の的で、同居生活を送る二人の料理タイムなど、オフショットに癒される人続出。技術の継承と、エナジーの共有を表現した師弟のコラボプログラムは世紀の名作とも評される。
(右)憧れだったステファンに師事するべく、15歳にして単身スイスに渡った島田選手。現在は父のように慕っている。英語が話せない宇野選手の通訳や、ステファンが尾崎豊さんの曲を披露した際には歌詞を翻訳するほど語学も堪能な島田選手だが、しゃべれなかったころはひたすら「I love you」とステファンに伝えていたという可愛らしいエピソードも。
深い絆で結ばれた戦友たち
現役時代をともに戦ってきた仲間たちとは、引退後もアイスショーで全国を訪れ、合間に観光や食事を楽しむなど交友が続いている。コーチ、解説者、現役スケーターなど、それぞれの立場から今もフィギュアスケート界を支えている。
髙橋大輔、織田信成
最高の親友で最強のライバル!
写真:ロイター/アフロ
現役時代に幾度もメダルの色を争った髙橋大輔さん&織田信成さんの二人には、振り付けを提供したことも。3人が夢の共演を果たした『源氏物語』をテーマにしたアイスショーでは、髙橋大輔演じる光源氏の兄・朱雀帝役で出演。平安装束を着こなす姿も話題に。
癒されるツーショット!
写真:築田純/アフロスポーツ
日本選手全員の兄的存在
日本選手の合宿で特別講師を務めていたこともあり、選手たちとは小さいころからよく見知った間柄。合宿では教え子のように手厚く指導。試合中では熱心に声援を送り、演技後には熱いハグで激励!
羽生結弦
フィギュアスケートの技術だけでなく、芸術性を非常に重視するスケーターでもある二人は、世代は違えど、リスペクトし合う仲。羽生選手にジャンプのアドバイスをすることもあれば、逆に試合練習中に自分の弟子のデニスのジャンプを見てほしいと頼んだことも。
神出鬼没ですっかりおなじみ♡
写真:築田純/アフロスポーツ
地域対抗戦でなぜか日本チームのキス&クライに座っていたり、暫定3位までの選手が待機する部屋で自撮りしていたりと、日本選手に混じり和気あいあいと過ごすおちゃめな一面も。
荒川静香
写真:アフロスポーツ
トリノオリンピックのメダリスト同士でもある二人。彼女がプロデュースするショーにも多数出演。海外のテレビ番組ではペアプログラムを披露し、仲のよさをうかがわせた。
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取材・原文/轟木愛美 通訳/ヒュース夕子 構成/斉藤壮一郎〈BAILA〉 ※BAILA2020年12月号掲載
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