アナウンサーの既成概念にとらわれず、“自分らしさ”を大切にしながらその魅力で唯一無二のポジションを確立してきた弘中綾香。今回はそんな彼女の恋愛観や理想の女性像に迫ります。そこにも、ありのままの自分を愛するポジティブな考え方が!
弘中綾香の友人関係&恋愛観
Q.弘中さんが仲よくなる“女友達”ってどんな人?
A.ハッキリしている、行動力がある、自立心が強い、それが私の女友達の共通点。学生時代から続いている友達が多いのですが、今はみんな様々なジャンルで働いて、
見事に全員、独身(笑)。
30歳前後はライフステージが大きく変化する時期だけに友情のカタチも変わってくるってよく聞くんですけど。お互いのライフステージが変化しないので、学生時代から変わらぬ友情が続いています(笑)。
Q.友情を築く上で大切にしていることは?
A.特に意識していることはないのですが。会わないと友達にもなれないし、友情は始まらないし深まらないので。食事に行こうとか、飲みに行こうとか自分から誘うようにはしています。
Q.親友は何人いますか?
A.2〜3人。会う頻度も違えば、話す内容も違う。隠しごとがないくらいお互いのことを知り尽くしている友達が私にとっての“親友”なんだと思います。
Q.結婚願望はありますか?
A.一度はしてみたいですよね。
何事も経験してみないとわからないので(笑)。
Q.弘中さんの“恋愛セオリー”を教えてください!
A.ひと目ぼれをするタイプではないのですが、「恋愛対象になるかどうか」はすぐにわかります。好みがハッキリしているので。惹かれるのはどちらかといえば三枚目な明るい男性。一緒にいて楽しい人、明るさをもらえる人が好きですね。私の恋は劇的に「落ちた!」と始まるのではなく「好きになるかも」と始まることがほとんど。恋愛においても自分の感覚をあまり信じていないので(笑)。
つきあってみなくちゃわからない
ダメだったらやめればいい
それが私のスタンダードな恋愛スタイルなんです(笑)。
Q.弘中さんが思う“理想の恋愛”って?
A.お互いに自分らしくいられるのが理想。ありのままの私を受け入れてほしいなって思うしありのままの相手を受け入れたいなって思います。お互いに努力は必要だとは思いますが、ガマンとか、無駄な緊張感はいらないのかなって思います。
Q.“美しい”と思う女性って?
A.自信を持っている女性。「私なんておばさんだから」と下を向くのではなく
「年を重ねた私、小娘にはかなわないわよ」
と胸を張れる女性。私が憧れ、「美しい」と思うのはそんな年上の先輩たち。
Q.30歳、どんな時期にいると感じていますか?
A.ひと区切りついたかなっていう感じはありますね。仕事にも慣れて、自分のやり方が見えてきましたし、それこそ「一人前になれたかなぁ」という実感も。心も年齢に追いついてきて、よりブレなくなっているのを感じています。これからはより自分に合ったものを見つけて追い求めていくんだろうなって。始まったばかりの30代、楽しみです!
Q.恋愛のプライオリティは高い? 低い?
A.人にも、物事にも、仕事にも、執着しない私ですが恋愛もまた同じ。特に恋愛は変わりやすい心でつながるもの。そこに寄りかかるような危ういことはしません。また、私は“自分大好き”なんで(笑)。自分が不幸せになるような恋愛は絶対にしないし、ボロボロになったり、振り回されるような人は絶対にイヤ!!
Q.今の自分は好きですか?
A.もちろん、好きです。「嫌い」と言ったところで何も始まらないので。だって、死ぬまで私じゃないですか。誰かが乗り移ったりすることもないし、生まれてきたこの体と能力で頑張るしかないので。好きになってちゃんと乗りこなしていかないと!
「腹決めようぜ!」って感じです(笑)。
弘中綾香
ひろなか あやか●1991年神奈川県生まれ。’13年、テレビ朝日に入社。アナウンサーとして活躍するかたわら雑誌で3本のエッセイ連載を持つなど、自分自身の“表現”も大切に。今年は『弘中綾香の純度100%』と『ひろなかのなか』の2冊の本を出版。注目が集まっている。
ジャケット¥39600・パンツ¥26400/シップス 渋谷店(ジェイシーエム) ネックレス(上)¥33880・(下)¥10890・バングル¥62920・リング¥19360(すべてニナ・エ・ジュール)・クリアリング¥16940(ナタリー・シュレッケンベルグ)/ショールーム 233 イヤカフ¥14300/UTS PR(ルフェール)
撮影/今城 純 ヘア&メイク/河嶋 希〈io〉 スタイリスト/辻村真理 取材・原文/石井美輪 構成/渡辺敦子〈BAILA〉 ※BAILA2021年9月号掲載