BAILAのファッションページや表紙を明るく彩ってくれた中村アンが、2022年3月号で卒業します。BAILAの撮影現場でアンさんをよく知るスタッフが明かす印象深いエピソードと「好きな理由」をご紹介。本当にたくさんの人に愛されました♡
スタッフが証言“中村アンのここが好き”!
周りに気をつかわせない心地よく穏やかな空気を身にまとう女性(ライター 東原妙子さん)
仕事人としてのプロフェッショナルな姿勢も素敵ですが、強く印象に残っているのが“人として”の美しさ。とある1月の極寒ロケの日、なんとロケバスさんが暖房を忘れてしまい…それでも騒がず、文句も言わず、唇が紫色になるまで頑張ってくれたことも。アンちゃんは強さだけでなく優しさややわらかさも兼ね備えた人なんです。
女優の仕事が多忙でも、絶対に疲れた顔を見せない。台本を開いたりもしない(ヘア&メイク 笹本恭平さん)
ドラマや映画の撮影が始まるとハードスケジュールに。だからこそ「メイクルームでは台本を開いてもいいし、ウトウトしてもいいよ」と思うのですが、アンちゃんは絶対にそれをしない。目の前の仕事と全力で向き合う。撮影現場で不機嫌になったことは一度もない。どんな状況も臨機応変に乗り越えてくれる。裏表がなく誰に対しても平等でフランク。メイクルームの中も外も変わらない。アンちゃんはいつも本当にカッコイイ。
しなやかで、まっすぐで、自ら人生を選び取れる人(バイラ編集部 編集長 杉浦 歩)
インタビューでは質問に対し、やわらかな語り口ながらも、毎回芯をとらえた答えを繰り出すアンちゃん。いつもほれぼれしながら聞いていました。カバー撮影の際は「BAILAが目指す女性像」を確認しながら表情やポーズを一生懸命考えてくれたことが印象的。7年間、本当にありがとう、そして、これからもどうぞよろしくお願いします!
進化するやわらかさと変わらない強さをアンちゃんは持ってる(バイラ編集部 副編集長N)
アンちゃんの中に「これくらいでいいや」はなく、どんなときもよりよいページを作るために全力で撮影に臨む姿に励まされていました。女優としてのキャリアをぐんぐん積んでもアンちゃん自身は変わらない、それもすごいことだと思う。周りへの優しさを忘れず、いつも穏やかでフランク。進化しつつも大事なことは変わらないから彼女は愛されるんだと思います。
着替えが早い‼理解力に長けて勘がいい‼アンちゃんは必殺仕事人(スタイリスト 加藤かすみさん)
自分をどう見せたいかだけでなく、周りから何を求められているのか素早く理解。それをカメラの前でスッと表現する、アンちゃんはプロフェッショナルな仕事人。しかも、表現の引き出しを本当にたくさん持っていて……。私たちの知らないところで努力を重ねているんだと思う。実はアンちゃん、身長はそんなに高くないんです。でも、カメラの前に立つと大きく見える。それもまた、自分の見せ方をすごく研究しているから。手を抜かず追求し続けるその姿勢、尊敬しています。
人柄も表情も常に自然体。自分の魅力を生かす力に長けているプロ中のプロ(カメラマン 伊藤彰紀さん)
カメラの前では自然体に見えるけど、モニターで確認して、たとえばどちら側からどんなライトを打っているか、それに合わせて表情も変えていますし、考えているんですよね。また、彼女が表紙撮影で大事にしているのが、その号のテーマや内容をちゃんと理解してから撮るということ。「なんとなく」はやらない。そんな姿勢からはいつもプロ意識の高さを感じています。
笑顔がとびきり似合う私たちの憧れのミューズ!
ジャケット¥360800・シャツ¥141900・パンツ¥215600・バッグ¥71500・シューズ¥ 174900/ザ・ロウ・ジャパン(ザ・ロウ)
撮影/伊藤彰紀〈aosora〉 ヘア&メイク/笹本恭平〈ilumini.〉 スタイリスト/加藤かすみ 取材・原文/石井美輪 ※BAILA2022年3月号掲載