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【 #鈴木亮平 さんインタビュー】私たちの知らない鈴木亮平の情熱

役柄によってフィジカルをも変幻自在に改造し、本当にその人生を歩んできたかのような存在感で私たちの心にインパクトを残す俳優、鈴木亮平。謙虚な言葉の陰に隠れた、等身大の情熱に迫る。

どんなに過酷な撮影も乗り切ることができる日本一のチームワーク

鈴木亮平さん「どんなに過酷な撮影も乗り切ることができる日本一のチームワーク」

数々の映画やドラマで、私たちの記憶に残るキャラクターを演じ続けている俳優、鈴木亮平。TOKYO MER のチーフドクターである喜多見幸太役もまた、現代の新たなヒーローとして、その奮闘と活躍が今も色鮮やかに思い起こされる。緊急事態宣言下にあった2021年夏に放送された「TOKYO MER〜走る緊急救命室〜」。事故や災害の現場に、最新の医療機器とオペ室を搭載したERカーで駆けつける医療チームを描いたドラマは、コロナという見えない敵と戦っていた私たちに勇気と感動を与えてくれた。そのチームTOKYO MERが2年の時を経て、スクリーンに登場する。

「TOKYO MERのメンバーとは久しぶりの再会でしたが、ついこないだまで一緒に撮影していたような、そんな気分でしたね。最初のドラマの撮影がかなりハードだった分、チームの絆はすごく深まっていて。だからみんなに会えたときは、“さぁ、またやりますか!”って感じで、率直に嬉しかったです。劇場版の撮影は和歌山ロケからスタートだったのですが、そのときにみんなでアドベンチャーワールドにパンダを見に行ったんですよ。最初のドラマ撮影のときは緊急事態宣言中だったので、一緒にごはんを食べる機会もまったくなくて。パンダの耳をつけたり、写真を撮ったり、そんなことがすごく楽しかったですね。今回から新人研修医役としてSixTONESのジェシーくんが参加しているのですが、彼は輪に溶け込む天才。気づいたら昔からいた人みたいになじんでました。役柄的に彼は後輩にあたるので、僕はジェシーくんよりいい体でいなきゃと、撮影中もちょこちょこ肉体チェックしてました(笑)」

鈴木亮平さんの写真

命をつなぐという使命を胸に抱き、危険を恐れず情熱的に任務に向き合う喜多見。監督からは、若い人たちがこんな職場で働きたいと思うような、“理想のリーダー像”を意識してほしいと言われていたそうだが、主演を務める“座長”として、周囲とはどんなコミュニケーションを心がけていたのだろうか。

「僕は喜多見と違って全然引っぱっていくタイプではないんですよ。演技に対してはまじめに情熱を持って取り組んでいるんですが、普段は抜けてるし、おっちょこちょい。だから、できるリーダーと思わないでね、早くそれに気づいてねって思ってました(笑)。幸い周囲がすぐそこに気づいてくれたので、僕としては無理せず自然体でいられる、居心地のいい現場でしたね。特に妻役の仲里依紗さんには本当に助けられました。炎を使った極限状態に近い過酷な撮影現場でも、仲さんの素晴らしい演技に引っぱってもらって、なんとか乗り越えられました。お互いに長所をリスペクトしながら、それぞれの短所はほかの人の長所で補う。一人ひとりは完璧じゃなくても、チームとして完璧であればいい。そんなTOKYO MERが伝えたいテーマを、僕が現場でみんなに支えてもらって、実際に体験できた気がします」

Q 最も情熱を捧げているものは?

A 演技、ですかね。

いちばんの趣味である演じることを仕事にしちゃったので、それ以外ないんです。もっといろんなことをうまくやりたいんですけど……。40代は体力もあるし、 仕事もフルスロットルでいきつつ、自分の時間も充実させたいですね。

Q いつかかなえたいと情熱を抱いている大きな野望は?

A 中東を旅して古代遺跡を見る。

人類の歩みを体感して、自分の現在地を確認したいというか。世界のまだ見ぬ景色を見てみたい!

Q 身近でありながら情熱を傾けている小さな野望は?

A コンビニにあるアーモンドチョコ。

僕は特別なものより簡単に手に入る食べ物が好きなんです(笑)。みたらし団子、プリンも相変わらず好き。最近のヒットはコンビニの期間限定カレー!

劇場版『TOKYO MER~走る緊急救命室~』

©2023 劇場版『TOKYO MER』製作委員会

劇場版『TOKYO MER~走る緊急救命室~』
監督/松木 彩
出演/鈴木亮平、賀来賢人、仲里依紗、石田ゆり子ほか
公開/ 4月28日(金)より全国東宝系にて公開
横浜・ランドマークタワーで爆発事故が発生。数千人が逃げ惑う前代未聞の緊急事態にTOKYO MERが立ち向かう。果たして彼らは地上70階に取り残された193名の命を救えるのか……。

鈴木亮平

鈴木亮平


1983年3月29日、兵庫県西宮市出身。2006年に俳優デビュー。2014年NHK連続テレビ小説「花子とアン」で注目を浴びる。映画『エゴイスト』、ドラマ「エルピスー希望、あるいは災いー」など今年だけでも多数の作品に出演。今後もNetflix映画『シティーハンター』の冴羽 獠役など話題作が目白押し。

ジャケット¥880000・ポロシャツ¥134200・パンツ¥297000・靴(参考色)¥93500/ブリオーニ クライアントサービス(ブリオーニ) 時計¥6105000/A.ランゲ&ゾーネ

撮影/ISAC〈SIGNO〉 ヘア&メイク/Kaco スタイリスト/徳永貴士 取材・原文/前野さちこ 構成/渡辺敦子 ※BAILA2023年6月号掲載

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