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【佐藤晴美インタビュー】プライベートで大切にしている“体を動かして心も整える”こと【BAILA7月号カバースペシャル】

現場に颯爽と現れ、明るい笑顔で盛り上げつつ、まじめな性格も見え隠れする佐藤晴美さん♡ そんな彼女を形づくったこれまでの軌跡と現在地をキーワードで深掘り! 今回は、進化し続けるBODYとMINDについて伺いました。

体を動かして心も整える。そうやって進化し続けたい

佐藤晴美-1

進化する喜びを知ったのはダンスと出会えたから

躍動感のあるポージングとはじける笑顔がトレードマーク。「ヘルシー」という形容詞がこれほどしっくりくるモデルはほかにいない。晴美さんが日常的に取り入れている運動はピラティスとパーソナルトレーニング、そしてダンス。「この3軸が今の私にちょうどいい」というけれど、体を動かすのは物理的な“体の変化”だけが目的ではない。

「運動は自分を好きでいるためのひとつの手段。体を動かして『今日も自分に勝った!』って思えたら、自分を更新できているってこと。私は自分を信じていたいし、自信を持っていたいし、常に進化をしていたい。人によって方法は様々だと思うけど、私の場合は、運動でアップデートを味わうことが心のバランスにつながっています」

地元・山形で過ごした少女時代はヘルシーというより「超野生児(笑)」。鉄棒やブランコでアクロバティックに遊び、かけっこは常に1位。陸上競技会に出場すれば県で1位になってしまうほど、運動では負け知らずだった。

「お父さんは野球、お母さんはバレーボール、お姉ちゃんはバドミントンの実業団選手だったくらい佐藤家は運動神経抜群で。全国レベルのお姉ちゃんを相手に、家の庭で本気でバドミントンの打ち合いをしてました(笑)」

後にダンス&ボーカルグループのパフォーマーとしてデビューする晴美さんがダンスに出会ったのは小学2年生。お母さんに連れられて近所のスクールに通い始めたのだ。ところが周りはイケイケのへそ出し&ポニーテールのおしゃれな子たちばかり。肌を露出したくないナイキのロンT姿の晴美さんは、完全に気後れしてしまった。

「みんなダンスも上手だし、最初はマジで無理すぎて『行きたくない!』って駄々をこねていました」

火をつけたのは、お母さんの言葉。「『◯◯ちゃんはもう向かってるよ。あんた負けだよ』って(笑)。スポ根だから気合の入れ方がうまいんですよ。差をつけられることが嫌だったし、絶対に負けたくなかった。スクールに通ううちに徐々に踊れるようになっていったし、身近にライバルを見つけたり、常に目標を設定して練習していたら、いつの間にか力がついていきました」

体を動かすことで自分を表現し、結果を残すことで自分を塗り替えていく。ライバルを超えるために悔し涙を流すほど努力してきた晴美さんは、結局、自分と闘ってきたのだ。進化を求めるマインドはその頃に培ったもの。

「だからね、なんか無理なんです。体を動かさないと(笑)。ただ、たまたま出会ったのがダンスだっただけで、きっとバスケでもバドミントンでもトランポリンでも将棋でも、結果は一緒だったと思うんです。できなかったことができるようになる嬉しさは、どんなことでも味わえたと思うから」

佐藤晴美-2

“負けたくない。幼い頃はライバルに。今は自分に”

コンプレックスをチャームポイントにできた

約20年間ダンスに向き合ってきた経験は、もちろん、現在のモデルの仕事にもしっかりと生かされている。

「内面的なパッションをダイナミックな動きで表現することができるのは、きっとダンスをしてきたから。もともとはビビりだし緊張しいな性格だから、昔なら自由に動くことに躊躇してしまっていたと思います。でもダンスの現場って、急に『自由に踊ってみて』とか『自由に4つポーズ取ってみて』と言われることも多くて。そこで『それ変だよ』とか『もっと練習しな』って言われるめっちゃ恥ずかしい経験をたくさんしてきました(笑)。だからかな。とりあえず『これはどうかな?』ってチャレンジできる。場数を踏んできたからこそ、臆せずに動けるのかもしれません」

ほれぼれするほどのスタイルを誇る彼女のチャームポイントは、しっかりある肩幅。オフショルダーやキャミソールなどの洋服がきれいにキマる。

「もともとはコンプレックスだったんです。でも肩幅が大きく見えてしまっていた原因は巻き肩だったから。ピラティスやパーソナルトレーニングで肩甲骨を重点的にトレーニングしたら、ストンと肩が落ちてすごくきれいに見えるようになりました。最初はどう動かすのかさえ全然わからなくて、ジムからイライラしながら帰る日も(笑)。でも何回かチャレンジするうちに『あ!』と希望が見える瞬間があって。気づけるまでちゃんと続けられた自分偉いじゃんって思えたし、支えてくれたトレーナーさんがいてくれたことも『なんてありがたいんだ! 超最高!!』って思えた。コンプレックスを好きになれたことは、すごく自信になりました」

仕事で踊ることはなくなったものの、ダンスは今でも月イチペースで続けている。インスタグラムで見つけたダンスの先生にアポを取り、はじめましてでレッスンを受けることも。

「今はうまくなりたいと思って続けているわけじゃないんです。でもモデルの仕事がうまくいかないときとか、人とのコミュニケーションに失敗しちゃったときとか、気持ちを切り替える手段として絶対に必要で。ダンスとともに歩んできた人生だったから、踊っていないとダメ。原点だから切り離せないんです。言い換えるなら、人生においてすごく濃密な時間を過ごした元カレ的な存在(笑)。もう恋をすることはないけれど、一生大切な人って感じです」

ここまで聞いていると、マネのできないアスリート並みのストイックさを感じてしまうけれど、晴美さんだって「無理」なときはある。疲れて気分が乗らないときはジムを休んで3000円の足ツボに駆け込んだり、お気に入りのエステで体をほぐしたり、大好きな温泉につかったり。半年に一度はロサンゼルスやハワイへ旅行をして、自分を甘やかすことも忘れない。

「自分が求めていない方向には頑張れないから、いちいち『楽しんでる?』『ムリしてない?』『誰かの意見に左右されてない?』って、立ち止まって考えるんです。むやみやたらに前に進んでいては未来が閉ざされてしまいそうだし、心から楽しいと思えることで進化できないと私らしくない。この先も常に、ドキドキ、ワクワクできているか自分の心に問いかけていきたいです」

トップス¥6500・レギンス¥12800/ルルレモン ピアス¥18700/フラッパーズ(シンパシー オブ ソウル スタイル)

撮影/赤尾昌則〈whiteSTOUT〉 ヘア&メイク/笹本恭平〈ilumini.〉 スタイリスト/佐藤佳菜子  取材・原文/松山 梢 撮影協力/加藤やよい〈Pilates studio Secret〉 ※BAILA2023年7月号掲載

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