プロバスケットボールプレイヤー 渡邊雄太さんとの結婚を機にニューヨークで暮らし始めた久慈暁子さんが綴る新生活日記。
今回久慈さんが訪れたのは、ブロードウェイさながらのショーを楽しめる人気レストラン。パワーたっぷりのショーと美味しい食事を満喫!
ブロードウェイミュージカルをカジュアルに楽しめるお店
ニューヨークといえばブロードウェイ。『ライオンキング』や『アラジン』などブロードウェイミュージカルの迫力を生で観てみたいと思いますよね。
でもいざ観るとなると2時間半全編英語、公演の種類が多すぎて何を観たらいいかよくわからない、予約の仕方がいまいちわからないという不安な方も多いのではないでしょうか。
そこで今回はブロードウェイさながらのショータイム、そしてお食事を楽しめるお店をご紹介します。その名は『Ellen’s Stardust Diner』。ブロードウェイのすぐ近くにあるカジュアルなレストランです。
朝早い時間にもかかわらず長蛇の列が!
朝9時に母とブランチで行ってみようと思い、お店に到着してびっくり。早朝から長蛇の列ができていて、すでに70人くらいが並んでいました。
諦めようかと思いましたが、せっかくだからと意を決して並んでみることに。
隣にはニューヨークのお土産ショップがあり、タイムズスクエアが徒歩4分ほどの距離にあるため、私が並び、母には色んな所を見て歩いてもらいました。
ダイナーのような店内はすでに満席
そんなこんなしているうちに、「2名の人いませんか!」とお客さんを探す店員さんが現れて、列を追い越して中に入れてもらうことができました。ラッキー!!
店内は、Netflixの大好きなドラマ『ストレンジャー・シングス 未知の世界(原題:Stranger Things)』に登場するようなザ・アメリカのダイナーといった雰囲気で、どの席も満席。
たくさんあるメニューの中からココアとベーグルを頼むことに。
突然の美声! その声の主は…
突然とてつもなくうまい生歌が聞こえてきました。でもどこにも歌手がいないのでみんなあたりをキョロキョロ。すると厨房から女性の店員さんが大声で歌いながら私たちのココアを運んできてくれました!!
実はこのお店、ブロードウェイに出演することを夢見る俳優や女優の卵たちが働いているダイナーなのです。
あっという間にレストランがコンサート会場に
客席の中央のステージに立って、次々に店員さんが歌い出します。そのうまさといったら、さすが世界中のパフォーマーがブロードウェイを目指してやってくるだけあるなぁと感動の連続です。お客さんたちもさすが、アメリカ人。みんなノリノリでレストラン全体がコンサート会場の雰囲気に。
ベーグルも美味しくいただきました♡
運ばれてきたベーグルを見てびっくり、なんと鮮やかなカラフルベーグル。
かなり甘そう!と思いきや見た目に反して甘くなく、中はふんわりの柔らかいベーグルに、とろっとした卵焼きが挟んであります。お皿のサイドにはハッシュドポテトがついていて、こちらもサックサクでたまりません。
食べながらショーを見ているとサビの部分で上から紙吹雪が降ってきました。私は感動して動画を撮っていたのですが、紙吹雪が食べ物につかないよう手で必死にガードしている母の姿を見て思わず笑ってしまいました。
ミュージカル激戦区の「ブロードウェイで成功する」という大きな夢に向かってレストランで働きながら歌を歌う店員さんたちからパワーを貰うことができました。もう一度訪れてみたいです。未来のマドンナやレディー・ガガに会えるかもしれないから……。
1994年7月13日生まれ。岩手県出身。
ノンノモデル、フジテレビアナウンサーとして活躍後、フリーアナウンサーに。2022年プロバスケットボールプレイヤー 渡邊雄太さんと結婚。現在は夫が所属するチームの本拠地ニューヨークで生活。趣味は映画・DVD鑑賞。特技は水泳。
写真提供/久慈暁子
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