プロバスケットボールプレイヤー 渡邊雄太さんとの結婚を機にニューヨークで暮らし始めた久慈暁子さんが綴る新生活日記。
春を迎えたニューヨークで久慈さんが訪れたのは、マンハッタンの最南端に位置するロウアーマンハッタン。1日1万歩が目標というお散歩を楽しみながら、ニューヨークならではの景色が広がる街の様子をレポート!
お散歩に最適な季節、向かったのはロウアーマンハッタン
Let’s walk around!
日本は春真っ盛り。色とりどりの花の季節を迎えている頃でしょう。
東京に住んでいた時は仕事をしていたこともあり、気づくと1日1万歩以上歩いていることもよくありました。たくさん歩くと身体が軽くなるような気がします。そこでNYでも『毎日1万歩歩こう』という目標を持って散歩を楽しむことにしています。
NYも春! 散歩にも格別な季節を迎えています。今日はマンハッタンの最南端、「ウォール街」があることでも知られるロウアーマンハッタンを歩き回った1日についてお話ししようと思います。
マンハッタンとスタテン島を結ぶフェリー、24時間営業でなんと無料なんです
お天気が良かったのでスタテンアイランドフェリー乗り場にやって来ました。このフェリーはマンハッタンとスタテン島間の約8.4kmを25分かけて結んでいます。船は30分間隔で出ていて、24時間営業です。そしてなんと無料。このフェリーはいつも観光客でいっぱいです。というのは贅沢なことに『自由の女神』の目の前を通っていくフェリーだからなのです。
フェリー乗り場の待合室の中にはファーストフード店やコンビニがあったりと空港の待合室のような雰囲気ですが、聞こえてくるウミネコの鳴き声で港にいるのだと実感させられます。ギターの弾き語りをする人のメロディーに耳を傾けて楽しんでいる人もいてとてもゆったりとした時間が流れています。マンハッタンの喧騒からそんなに離れていないのに空気感が違うことに驚きました。
さて、いよいよ出港。フェリーは3階建てで中にはたくさん席がありますが、みんなが好きなのはデッキ。往路では右側に自由の女神が見えるということで右側に待機し、ゆっくりと船が進みます。デッキに出て、日の光を受けてキラキラ光る海面を見ながら、潮の香りのする海風を受けていると、時折ウミネコが追いかけてきます。ウォール街が小さくなってくると、いよいよ自由の女神が登場してきます。
遠ざかるウォール街を背に進むフェリー、いよいよ自由の女神が・・・!
友達からは「自由の女神まで結構距離があるよ」と聞いていましたが、想像より近かったです。自由の女神のディテールまでしっかり見る事ができました。
スタテン島のアウトレットへ!
25分でスタテン島に到着。ターミナルから出るとすぐ近くに『Empire Outlet』があったので行ってみることに。
店舗数は少なめでハイブランドはありませんが、アメリカ発祥のブランドが多く、日本より格安で売られています。
アメリカの大型百貨店NORDSTROMのアウトレットのNORDSTROM RACKも発見。
帰りは夕陽を見ながら船の左側に待機。夕暮れ時の自由の女神が期待以上に美しく楽しめました。
フェリーを楽しんだ後は、おしゃれなお店が並ぶフードホールへ
下船後、てくてく歩いて向かったのは『Tin Building by Jean-Georges』。
世界的に有名なシェフが手がけた2階建てのフードホールで、ヨーロッパの雰囲気が漂うおしゃれな空間です。入ってすぐ目に飛び込んできたのはお花屋さん。
奥にはとっても可愛いお菓子屋さんも発見。
フルーツや野菜などの生鮮食品、レストラン・カフェなど35を超えるお店が入っています。
内装が華やかで上品、そしてとても可愛いので、見て歩くだけでも楽しいひとときでした!
1994年7月13日生まれ。岩手県出身。
ノンノモデル、フジテレビアナウンサーとして活躍後、フリーアナウンサーに。2022年プロバスケットボールプレイヤー 渡邊雄太さんと結婚。現在は夫が所属するチームの本拠地ニューヨークで生活。趣味は映画・DVD鑑賞。特技は水泳。
写真提供/久慈暁子
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